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「お兄さん」と「おじさん」の狭間で

2024年度が始まりました。新社会人の皆様、ご入学された皆様、本当におめでとうございます。

春と言えば、新生活の季節であると同時に、健康診断の季節でもあるイメージです。個人的な話で恐縮ですが、僕は今年から健康診断でバリウム検査を受ける年齢になるようです。初めてで勝手が分からないので、来るべき健康診断に向けて今から戦々恐々としております。

さて、そんな年頃ではありますが、会社では周囲の年齢層が高いこともあってか、まだまだ若手な感覚でいます。いまだにチームで最年少だったりするわけです。なんならまだまだ学生の延長みたいな感覚があったりなかったり(さすがにそれはオーバーとしても)。

で、会社ではそんな感じなのですが、会社を離れてネットの世界を見てみると、年齢層がとても若く感じます。自分よりうんと若い人が、すごいソフトを(だいたいは趣味で)開発している有名なプログラマーだったりします。また、ネットを漂っていると、自分と同世代の人が(時にはかなり年下の人までも)自分のことを「おじさん」「おばさん」と表現しているのを目にすることがあります。

それを見て、実は陰でこっそりショックを受けているのがこの僕です。なぜなら、自分のことを「おじさん」だと言われているように感じるからです。本人は自分のことをどう呼ぼうが勝手だろうと思うかもしれないけれど、流れ弾食らってますので何卒…。

確かに世の中でいえば子供がいたり、甥っ子姪っ子がいて続柄でいえば「おじさん」になるような年齢かもしれない。新社会人の世代とは価値観が合わないことがあるかもしれない。けれども、体力的にはランニングをやってむしろ向上していると思うし、まだまだそんな呼ばれ方するのは早いと感じているのです。

時々、駅前などに立っているセールスの人から「お兄さん」なんて声を掛けられることがあります。性を男女の二元論で語り、性を見た目で判断するような物言いはどうなんだ…?というモヤモヤを感じます。このnoteの読者の方だと、割とそういう方も多いのではないでしょうか。しかしその一方で、まだ「お兄さん」だよな、という自信をもらえることも事実だったりします。もっとも、通りすがりの人を見た目で「お兄さん」呼びするような人は、他の人にどんな呼び方をしているのか…などと思うと、やっぱりモヤモヤしておくのが正解のような気もします。

10年前に、年上の従姉から「お前もアラサーやな(仲間やなというニュアンスで)」と言われたのを妙に根に持っている自分が、今度のお正月に会ったらなんと言われるのであろうかとこれまた戦々恐々とする、そんな年度初めです。