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【日東駒専大学生】TOEIC500台~935点までの勉強内容まとめ

まえがき

こんにちは。Nと申します。令和7年度編入志望の大学生です。現在はTMARCHで有名な東洋大学に在学中です。
2022年4月からTOEICの受験を始め、2024年7月13日(第358回)の試験で935点を取ることができたので、その勉強内容などを自分なりに書き残していこうと思います。
自分用のメモ的な側面が強いので、話半分に読んでいただけると嬉しいです。(全文無料)


経歴(飛ばしてOK)

2021年
 ・神奈川県内の高校卒業(みん高偏差値55)
 ・大学一般受験
   ・慶應義塾大学経済学部×
   ・東京理科大学経営学部×
   ・明治大学総合数理学部×
   ・青山学院大学経済学部×
   ・法政大学デザイン工学部〇
   ・明治学院大学経済学部〇
   ・日本大学経済学部〇
 ・慶應に合格した同期の存在、赤と青で有名な某youtubeチャンネル、受サロが原因で学歴コンプ発症、浪人へ
2022年
 ・上記大学を蹴り宅浪
   ・慶應SFC×
   ・横浜国立大学経済学部×
   ・明治大学政治経済学部×
→全落ち確定後、慌てて申し込んだ東洋大学文学部後期共テ利用に出願
2022年4月
 ・東洋大学文学部入学
2023年
 ・令和6年度編入試験を志したものの、22年春秋学期にサボりまくった為  
  単位数が足りず受験できないことが発覚
2024年
 ・令和7年度編入試験を受験予定

点数の推移

本編に入る前に、それぞれの点数を取った時期について軽く触れておきます。

TOEICの合計点の推移を示したグラフ
リスニングとリーディングの得点の推移を示したグラフ

 リーディングに関しては大学受験の積み重ねのおかげで、最初から300点以上取れていました。その一方で、リスニングは225スタートで最終480となっています。
リーディング編では大学受験時から引き続き使っている参考書にも触れつつ、LRそれぞれの学習法について話していきたいと思います。

【得点別】使用した参考書・問題集など

タイトルのままです。具体的な使用方法に関しては次項で触れていきます。

540~655点

 【単語・熟語】
 金フレと、大学受験で使っていたターゲット1900、ターゲット1000を使用していました。これから勉強する方は金フレと金の熟語だけで十分だと思います。

【文法】
私がTOEICに初受験するにあたって、大学受験で使っていた文法の解説書を読みなおすところから始めました。

その次に大学受験用の問題集を解いていきました。
でる1000や文法特急のようなpart5対策本は、part5によく出る文法事項を重点的に取り扱っている傾向があります。
しかし、part7を解けるようになるためには一通りの文法事項がバランス良くまとまっている大学受験向けの問題集をまず最初に解いたほうがいいような気がしますが、どうなんでしょうか。プロTOEICerのアドバイスに従うことをおすすめします。

ここまでやってやっとTOEIC向けの問題集に取り組みました。私の場合はいきなりでる1000を使いましたが、挫折しかけたのでこれから勉強する方は文法特急や初心者特急を使ったほうがいいかもしれません。

【英文解釈】
 part6、part7の問題を読めるようになるためには、英文解釈の練習が必須だと思っています。
そもそも英文解釈とは何かについてですが、初歩的な文では
 "He sent a mail to the manager."
このような文があったときに、「主語、動詞、目的語はどれか」と理解したり、もう少し発展させた場合では
 "He said that he sent a mail which is addressed to the manager."
において、thatの役割は何か、which以降は何を説明しているのかといった、文の構造を把握することを指します。
慣れてくると、
 "I think that that that that that boy wrote is wrong."
のような一見訳の分からないような文(TOEICには出てきませんが)の意味も分かるようになります。
私が使用したのは、西きょうじさんの「英文読解入門 基本はここだ」でした。かなり薄い書籍なので読み通しやすいですし、文字通り"基本"から解説しているので、ぜひ目を通してみてください。

私はこの書籍の続きとして「ポレポレ 英文読解プロセス50」をやりましたが、こちらに関しては私の趣味の範囲なのでおすすめしませんが一応紹介だけしておきます。同じく西きょうじさんの著書です。
また、こちらはご本人自らyoutubeで解説動画を投稿してくださっています。


【長文】
私はこの点数の時点ではpart7対策の参考書などは使用しておらず、公式問題集を繰り返し解いていました。ただ、上記の英単語と英文読解の土台ができていれば、少なくとも700点までは対応できる印象です。
2024年7月19日、最新版が発売されたようです。

【リスニング】
リスニングに関しては、540点から935取るまで、問題演習以外ではスタディサプリしか使っていませんでした。(有料のサブスクリプションに加入する必要があります)
リーディングや単語に関しては使っていないので分かりませんが、リスニングに関しては例題→解説動画→演習→音読→ディクテーションの流れが整っており、これを何周もするだけで基礎が出来上がっていきます。

問題演習に関しては、公式問題集の他にabceedを活用していました。
こちらも有料のサブスクリプションに加入する必要がありますが、
・関連書籍数十冊が読み放題

サブスクで読めるようになる書籍一覧(一部)


・独自の無料模試が受け放題

模試は50問のミニ模試から200問のフルサイズまで選択可能


・各part、語彙力の分析

模試の受験結果シート


といったサービスが受けられます。価格以上の価値は間違いなくありますので、こちらも加入をおすすめしておきます。

655~830点

この点数までは上記の書籍を引き続き使用していました。
ただ、語彙力の不足を感じたので金フレに追加する形で黒フレをやるようになりました。

830~935点

800点前後まではpart1~2、part5~6に穴があったので、その対策をすることで点数を伸ばすことができましたが、ここまでくると今度はpart7のミスが目立つようになりました。アビメ(アビリティーズ メジャード)から弱点を分析して、以下の書籍に取り組みました。

また、この時点で文法は9割取れていましたが、残りの1割を埋めるためにpart5&6に特化した書籍も使いました。

具体的な勉強内容と学習法

リスニング編

225点から480点を取れるようになるまで、基本的には同じ勉強をしていました。
ひたすらスタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースの中から、パーフェクト講義のみを繰り返し解いていました。
出てきた分からない単語を暗記するのはもちろん、解説動画内で言及された各part特有のテクニック(part1の場合はよく扱われる単語や表現を覚える、part2では文頭に集中する、part3~4では先読みなど)は紙に書き出して整理していました。
全ての問題で一語一句聞き逃さなくなったころには、実際に問題を解いたり音読をしたりといったことは省き、ディクテーションのみを繰り返していました。
パーフェクト講義内のディクテーションパートでは読み上げられた英文を実際に入力するのですが、その際パソコンで入力するのが楽でした。
タイピング力も鍛えられて一石二鳥です。

そうして土台となるリスニング力が出来上がった後は、abceedで模試とランダム出題をひたすら解いていました。abceedでは模試でもランダム出題でも各partの正答率を出す機能があるので、自分の弱点が可視化されます。
その機能を元に、part1からpart4まで徐々に仕上げていきました。

リーディング編:英単語

使用した書籍に関しては【得点別】使用した参考書・問題集などを参照してください。
英単語は基本的に

①覚え始めるのは受験3週間前
②全ページに目を通し、知っている単語と知らない単語に分類する
③1日100個ペースで覚える
④覚え終わった後は1日300個ペースで復習していく

といったサイクルを繰り返していました。

「1日に100個はどう考えても無理」と思われるかもしれません。もちろん、私が大学生の中でもかなり暇な部類であることもこれを可能とした1つの要因ですが、実際に1日の単語学習に必要な時間は1時間から1時間半程度で、手こずった場合でも2時間で終えていました。
具体的なやり方は以下の通りです。

①覚え始めるのは受験3週間前
 
例えば金フレの場合、1日100個覚えれば10日で暗記が完了し、残りの10日を暗記内容のメンテナンスに使えることになります。
 実際には繰り返しの受験で完全に定着する単語が多くなってくるので、所要時間は徐々に短くなっていきます。

②全ページに目を通し、知っている単語と知らない単語に分類する
 
紙の書籍の場合では赤シートで隠してテストします。分からない単語はすべて紙に書き出します。(最近のTOEICでは語彙の難度が上昇しているので目標の点数に関わらずすべて目を通すことをおすすめします)
ふるい分けが終わったら、オリジナルの単語帳が作れるアプリ「WordHolic」に英単語と訳、気になった補足事項などを入力していきます。
・無料
・覚えた単語とまだ覚えてない単語を分けて表示できる

単語カードの表示設定画面


・音声付き

実際のカードを表示した画面


・フォルダ分け機能あり

起動直後のフォルダ表示画面


・PCにテンプレートを出力し、外部で編集が可能

PCでカードを作成する際の説明画面


これらを備えた優れたアプリで、私は大学受験の頃から使用しています。


③1日100個ペースで覚える
ここまで終わったら、いよいよ暗記していきます。
まとめて100個覚えるのは難しいので、以下の手順で暗記していきます。

1. 100個の単語を10個のグループに分ける(100個の単語→10個の単語×10)
2. 10個の単語を暗記
3. 30秒程度置いてから、10個の単語の小テストを行う
4. 問題がなければ次の手順に進む。暗記できていない単語があれば手順2と3を再び行う
5. 次のグループを暗記する
6. 30秒ほど置いて、手順5で覚えたグループの小テストを行う
7. 暗記できていない単語があれば手順5からやり直す。問題がなければ手順8へ
8. ここまでで暗記したグループの総テストをする。暗記できていないグループがあればそこからやり直し。暗記でき次第再度テストを行う。問題なければ手順9へ
9. 手順5~8を繰り返す

文字で説明したら分かりづらくなってしまいましたが、要するに「10個ずつ暗記するゲームで、テストに合格したら次のステージへ!1つでもミスしたら最初からやり直し!」という感じです。

④覚え終わった後は1日300個ペースで復習していく
あとは忘れないように毎日復習するだけです。
私の場合は300個のペースでしたが、ここは個人の好みで大丈夫だと思います。

リーディング編:英文法

文法の場合は単純で、
通しで解く→間違えた問題に印をつける→解き直し&必要に応じて表現の暗記
このフローを繰り返すだけです。
ある程度煮詰まってきたら、間違えた問題を単元別に分類して、自分がどの分野が苦手なのかを分析するということをしていました。

でる1000の1000本ノックを解いた際の分析シート(Excelで作成)

また、繰り返し問題を解いていく中で、紙に問題番号や選択した英数字を記入するのが億劫になってきたので、四択のあらゆる問題集に対応できるマークシート作成し、これを印刷して解いていました。

ファイルを添付しておきますので、使いたい方がいましたらこちらからダウンロードしてください。変更・再配布については特に制限しません。

使い方:左上の問題番号、マーク番号を変更するだけです。それに応じて残りのセルが自動で変更されます。


マークシート

リーディング編:長文

長文に関しては公式問題集や模試を解いて、間違えた問題を
「なぜ間違えたのか、今後間違えないためにはどのような知識や対策が必要なのか」
という意識を持って復習しました。
必要に応じて文法事項を確認しなおしたり、単語を暗記したりしていきました。
TOEICに限らず、何を勉強するにおいても必要なマインドだと思います。

TOEICに限った話では、500点台から600点台の間は精読を行っていました。
主語、動詞、目的語や補語にSVO(C)を振っていったり、thatがあればそれが関係代名詞なのか接続詞なのか考えたりしました。
個人的にはリーディングにおいて音読や全訳するといったことは必要ないように感じます。単語の意味が分かって、精読ができるなら文全体の意味が理解できるからです。

700点以降は、間違えた問題をタイプ別に分類し、弱点の特定と改善を行っていきました。
例として、not mention問題や言い換え問題、imply問題、文挿入といったように分類しました。

あとがき

初めてTOEICを受験し、540点だった時、900点は乗り越えようのない高い壁に感じていました。
言語学習は正しく勉強すれば誰でも良い結果を出せるものだと思うので、みなさんが目標を達成できるよう願っています。
今後は編入試験の専門科目の勉強に集中するため一時的に英語学習から離れますが、編入後にTOEFLを受験する予定なので、また高得点を取れたらnoteを書こうと思います。







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