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英国iFi社製 真空管アンプRetro Stereo 50とLS3.5スピーカー

真空管アンプとスピーカーのセットを買ってしまいました。英国のiFi社製のRetro Stereo 50というプリメインアンプで、高性能DACも搭載し、ハイレゾ音源にも対応してます。純粋な真空管アンプで、A級動作により、うっとりするほどの音質とリアルなサウンドを奏でてくれます。

真空管アンプは写真のようにアンプの中から見える真空管のほのかな灯火が大変良い感じですね!

Retro Stereo 50は、オールインワンの真空管ステレオシステムで、Bluetoothによるaptx(携帯電話やタブレット)からハイレゾのデジタル(コンピューター)に至るまで、さらにはLPレコード(ターンテーブル)に至るまで、すべての音源を再生できます。

コンピューターによるオーディオ再生は猛烈な速さで進歩しており、Stereo 50は、見かけはクラシックなレトロスタイルがにじみ出ていますが、中身は超最先端で、有名なバーブラウン社製DAC(PCM1792)を搭載し、あらゆるデシタルフォーマットを最高レベルで再生することができます。16bit/44kHzから32bit/768kHzに至るまでのPCM、Octa-DSD512 (22.6/24.6MHz)に至るまでのDSD、2x から768kHZまでのDXDと、超最先端のフォーマットとサンプリングレートのみならず、使用されているフィルターも、最高にアナログ的でリアルな再生を確実なものにしています。PCM用のミニマム・フェーズ・フィルターと、DXD/DSD用のビットパーフェクト・フィルターによって、最高の音質を楽しむことができるようになっています。これらのフィルターによって、標準的なデジタル再生に見られる「金属的なきつさ」が取り除かれ、真空管アンプと相まって大変なめらかで原音に極めて近い自然な音が生まれます。

アナログレコードのターンテーブルに対応したフォノイコライザーも細かくセッティングでき、ゲインは、38~62dBという超広範囲で調節可能で、トーンコントロールシステムは、異なる6つのイコラーゼーション・カーブを正確なトーンコントロール経由で備えているので、あらゆるステレオ・レコードに対応できます。工場出荷時に初期設定されているRIAAからEMIやDeccaに至るまで、適切なイコライゼーション・カーブに設定すると、どのレコードも命を吹き込まれたかのような生き生きとしたサウンドを聴かせてくれるそうです。

つまりはだれもが自分の持っている音楽をStereo 50に接続し、まったく驚異的な音質でそれを再生することができる訳で、このようなコンセプトの製品はありそうですが、実は他に見当たりません。

iFiのRetro Stereo 50で使用されているEL84X真空管は民生用で主にギターアンプ等で使われているEL84真空管とほぼ同じなのですが、現在製造されているEL84真空管と比較すると、大分音質が良いらしいです。Retro Stereo 50は、EL84・EL84X、どちらの真空管を使ってもよいように設計されています。EL84X真空管は軍事用の真空管なので、オーディオ用に宣伝されることはなく、またオーディオ専用ともされていないそうです。

様々なハイレゾ音源を入手してiFi Retro Stereo 50で演奏していますが、コンパクトボディかつ小さなスピーカーにもかかわらずクリアーで解像度が高い上に小さなスピーカーのおかげで定位もピタリと決まりますし、低音も豊かで息切れするようなことは全くなくて、かつ低音の締まりもよく、中音域も豊かでまるで目の前でアーティストが生演奏して歌ってくれているような艶やかな再生をしてくれます。まさに至高のオーディオとはこのことです。デジタルオーディオとアナログ真空管の力を最新の回路技術と音響技術で全て出し切ったような感じがします。低音が豊かと言っても、コンパクトオーディオにしては、と言う意味で、決して腹に響くようなズンズンドコドコって感じのスゲー低音という訳ではありませんので、念のため(笑)。というか、たかだか直径11.5cmのフルレンジスピーカーにそんな重低音を期待してはいけません^^;

オーディオを始めて買うなら、また、初めてハイレゾに手を出すなら、セットで30万しますが、最新のハイレゾオーディオに対応してますし、DAC内蔵の真空管アンプとスピーカーのセットが30万は、はっきり言って安いです。ちなみに、DACだけの製品でも、まともなのは5万〜10万くらいはします。黙ってStereo 50 + LS3.5のアンプとスピーカー買った方が断然いいと思います!
変にケチってアンプだけとか買うと、スピーカーの組み合わせで悩んでお金を余計に使ってしまうので、何も考えずにStereo 50 + LS3.5のアンプとスピーカーのセットを買っとけ、という感じです(笑)

stereo50というアンプとLS3.5というコンパクトスピーカーは別々でも買えますが、両方セットで買った方がお安いです。なおLS3.5はstereo50に最適化して設計された、いわばstereo50専用スピーカーみたいなものです。

手持ちのCDプレイヤーを接続して(必ずデジタル同軸接続か、光ファイバー接続です。間違ってもRCAアナログ接続はしてはいけません。めちゃくちゃ音が貧弱になります^^;)、従来CDも十分素晴らしいサウンドを聴かせてはくれますが、お勧めはパソコン(パソコンは安価なもので大丈夫です)とハイグレードタイプのUSBケーブルで接続して(今使っているのは、ortofonのDGI-K2Silverという、純銀線と純銀メッキ無酸素銅線を採用したUSBケーブルです)ハイレゾ音源を再生させるのが最良の再生方法です。フリーソフトのfoobar2000などの優れたハイレゾ音源再生ソフトがありますので、音源はソニーのmoperaなどのサイトで買わないといけませんが、お金を出して買う価値は十分にあります。ハイレゾ音源と従来のCD音源を聞き比べると従来のCD音源は音の透明感や解像感がやや低下する印象です。

仕様

iFI Retro Stereo 50 (真空管プリメインアンプ)

■ワイヤレス・インプット
Bluetooth (aptX)×1

■デジタル・インプット
USB (DSD512/768kHz/2xDXD)×1
Coaxial (192kHz)×1
Optical (192kHz)×1

■アナログ・インプット
Phono(MM/MC Low/MC High/Line 3)×1
Line 1×1
Line 2×1
3.5mm(share with Line 2)×1

■アウトプット
Loudspeaker Output×1
3.5mm Headphone Output×1
6.3mm Headphone Output×1
出力 (Music)>25×25w (majority Class A)

■デジタル・セクション
PCM : 768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/48/44.1
DSD : 512/256/128/64 24.6/22.6/12.4/11.2/6.2/5.6/3.1/2.8
DXD : 768/705.6/384/352.8kHz

■電源
AC 100V-240V

■サイズ
300×153×226mm(W×H×D)

■重量
5.8kg

iFI Retro LS3.5 (ブックシェルフ型スピーカーセット)

■能率
90dB/2.83V/1m

■周波数特性
60Hz – 20KHz

■ドライバー
4.5インチ (115mm) ペーパーコーン・ワイドバンド/ 1.1インチ (28mm) シルクドーム・ツイーター

■クロスオーバー
0kHz アコースティック・クロスオーバー, ワイドバンドドライバーと高速反応ツイーター使用によりエレクトリックドライバー未使用

■エンクロージャー
ソリッドバンブーエンクロージャー+トランスミッション・ライン・ポート

■サイズ
146×268×226mm(W×H×D)

http://ifi-audio.jp/stereo50.html

#オーディオ #AUDIO

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