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煙突掃除夫って知ってる?アニメ『ロミオの青い空』より

はじめに

あけましておめでとうございます!Nannyです。
皆さんどのような年明けをお過ごしですか?
大晦日に『ロミオの青い空』を観たのでそれに関してのお話と、私個人の思いを語りたいと思います。

アニメ『ロミオの青い空』

『ロミオの青い空』は煙突掃除をする子供たちをモデルにしたアニメです。貧困な家庭の子供たちが人身売買された挙句、過酷な環境下での労働を強いられます。
※あらすじは今回省略させてもらいます。

実際に存在した煙突掃除夫

煙突のあるヨーロッパ地方では実際に煙突掃除の仕事が存在しました。ロンドンの大火災により街が破滅したことが発端です。これを教訓に、火災を防ぐためにも煤を取り払う必要がありました。

しかし煙突の幅は大人にとっては大変狭く、成長が進んでいない小柄の男子が煤取り労働に最適とされていました。

そんな煙突掃除は劣悪な環境で行われるものでした。長い長い煙突を命綱無しで登りながら、煤を吸い込み続けながら、そして真冬の極寒の中、作業を強いられていたのです。

煤で真っ黒になった少年

少年たちが大きくなって煙突に入れなくなると仕事ができなくなるため、食事は生きていける最低限の量でした。
過酷な肉体労働をするにも関わらず食事量が少ないため、慢性的な栄養失調状態だったでしょうね…

多くの事故

上記で述べたような過酷な労働環境下では、もちろん多くの事故が起こりました。

・煤を吸い込んだことによる肺がんなどの呼吸系疾患
・煙突からの落下死
・ヨーロッパの冬の寒さによる凍死
・栄養失調 

人間として扱われるのではなく、「壊れたら捨て、代えで埋める」そんな感覚だったのでしょうか…

さいごに

人権という概念すら薄かった時代なので、当時の人々はこの環境すら当たり前だったのかもしれません。
しかし時代が進んだ現代では同じ過ちを繰り返してはいけませんよね…?

今回このアニメを観たことで、「世界中どこの地域でも、子供たちが尊重され、人間らしい営みができる世界になるように」と願う気持ちが強くなりました。

これらの問題を一気に解決できる答えはありませんが、
この一年で更に多くを学び、いつか少しでも貢献できる人間になりたいと思いました!

最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さんの一年が幸せで溢れますように!!

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