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好きだったことを思い出す

最近ずっと手帳のワクワクリストにこの言葉を書いている。
「好きだったことを思い出す」

子供が産まれてから、子育てに仕事に、その他もろもろに一生懸命に一応やってきた。上の子は、今年12歳。下の子も7歳になる。

ようやく「一体私は、何が好きだったんだっけ?」と考える心の余白ができてきた。ちなみに、時間の余白はまだない。

最近、久しぶりに再び出会った「好きだったこと」の1位は「村上春樹」さん。(以下敬称略。愛着と尊敬を込めて)

実家から、昔の文庫本をいくつか持ってきて、お風呂に入る時に少しずつ読んでいる。

両方とも旅行記。古い旅行記だから、今とは大分情報が違うかもしれないけれど、どこを読んでもちゃんと村上春樹を感じられるのが圧巻。一日の終わりに、お風呂の中で全然今の生活に役立たないことを摂取できる喜びよ。大事な自分時間として、楽しんでいます。

たぶん、10年以上は村上春樹の本を読むことから遠ざかっていた。

何でだろう。

関心ごとが、子育てや自分の働き方にかなり向いてしまっていたということもある。ずっと情報としての本は読んでいたけれど、嗜好品としての本を読むことから遠ざかっていた。

理由は、自分の性質として「集中」しすぎてしまうこと。
物語を読み始めてしまうと、集中しちゃう。集中して本を読みたい気持ちがある。なので、細切れにしか読めない今の環境で、読むことに積極的になれないのかも。

ちなみに、まだ村上春樹の小説は読めていない。今ならもう読めるだろうか。まだ自信はない。

「好きだったことを思い出す」旅は、まだ途上。
でも、少しずつ取り戻していきたいし、何なら新しく出会いたい。

今日はこのへんで。




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