今こそ! オンライン三者面談のススメ

こんにちは! だいごです。

さて、今日は外に出られないこのご時世だからこそ、経験したことを共有したいなと思って、この記事をつらつらと書こうかなと思っています。


さて何を隠そう、私は一応教員なのですが、〇ロナの影響で、学校は休業になり、生徒とも会えず。いろいろなフラストレーションを抱えたまま、毎日の業務をおこなっています。

でも、

生徒と関わらない教員なんて教員じゃね-!

と思い、今年度担任している生徒とその保護者を対象にオンライン三者面談なるものを早速企画してみました。


何年か前に、物理的に学校から遠い保護者に対して、オンラインで三者面談ができないか? と思い、同じ学校の先輩の先生に話を持ちかけたところ、

「オンラインでの三者面談は、保護者からあんまり良い印象を持たれないのでは?」

とばっさり。。。

そのとき心に深い傷を負った僕は、それからというもの、せっせとリアルでの三者面談をおこなってきたのですが、
オンラインでの三者面談はやっぱりできないのか? と心の片隅には置いていて。。。


そして、それが今、まさに、このタイミングで途端に爆発!!

そりゃあ。もう。ダイナマイト40トン分くらいの、大爆発で…(想像つかん!)


4月14日を皮切りに、これまで11家族。今日(4月18日)は4家族とオンライン三者面談をおこなっています。

最初は、

「1家族15分~20分くらいで!」

と、生徒にも言っていました。

やっぱり、保護者の方もオンラインでの三者面談は初めてだろうし、そんな最初から上手くいかないだろうとそう思っての時間の見積もりだったんだけど、

なんのなんの、そりゃぁ盛り上がるわ。

富士山並みに盛り上がる!!



1家族あたり大体60分が基本。(つまり、今日は4時間しゃべりっぱなし(^o^))

20分って言ったのは詐欺か!!

と思うくらい。



コロ〇の影響で、人と人とのつながりが希薄になるんじゃないかと、ちょっと思っていたけど、オンラインでつながってみると、逆にそのつながりが強調されて。

これはリアルな三者面談よりも、話がはずんでいるのでは?と思うほど。


まさに、この世は オンライン戦国時代!!

で、そんな私がオンライン三者面談で何をしているかというと…

① 教員と生徒・保護者を通話でつなぐ。希望に応じてビデオ通話も。
② 通話の場合は、生徒・保護者のほうはスピーカーをオンの状態(スマホを想定)にしてもらう。
③ あとは、事前に決めたお品書きにしたがって、話を進めていく。

以上!


お品書きは、私の場合
1 自己紹介
2 24時間以内にあった嬉しいこと
3 今回の休業措置についての説明
4 生徒・保護者の不安に思っていることや、サポートしてほしいことについて
5 家庭での学習について(学習の記録を見ながら)
6 生徒の、今後やりたいことについて
7 その他、質問(余裕があれば進学希望の分野・学校について)
って感じ。


そう、普通の三者面談と何も内容は変わりないのです。

ただ、オンライン三者面談にあたり、ものすごく気をつけていることは(ここ注目!!)
① 面談の最初に今日のお品書き(アウトライン)を示す
② アイスブレイクを欠かさない
③ 顔が見えないからこそ、反応を3割増しで
という3点。



これまでやってきて②は超重要だということに気づきました。


今回のお品書きでは2番目の「24時間以内にあった嬉しいこと」をみんなで共有する時間がそれにあたるんだけど、

もちろん、保護者の方にも話してもらうわけで。


最初は、保護者の方がそういうの話してくれるかなぁと内心不安だったのだけど、そんな不安は杞憂に終わり、

ほぼすべての保護者の方が、楽しそうに嬉しかったことを共有してくれています!

犬が好きなんだとか
これからお酒が飲めるのが楽しみとか
子どもが家にいてくれて嬉しいとか

普通に面談していては出てこない話題がいっぱい出てきて。

もちろん、生徒からも好きなこととか趣味とか、意外な一面が知れてとてもいいのだけど、それ以上に保護者の方の嬉しかったことを聞くのがとても面白い!!

(これは横にいる生徒も、保護者の方の意外な一面が知れて面白いのでは?)

結果として、オンライン三者面談してよかったな~!と思いました。


たぶん、このコ〇ナの騒動が収まっても、オンラインが便利って知ってしまった人たちは、オンラインを利用していくのではないか? と予測が立つのだけど、

このオンライン三者面談はとっても良い!

今日も生徒の保護者から
「この(オンライン)三者面談のあとに、リアルで三者面談をするのが楽しみになりました!」
というお言葉をいただいて。(いやぁ、うちのクラスの保護者はええ人ばかりや)


オンラインとオフラインの絶妙なグラデーションが、今後の教育界にも根付いていくのではないか。


いや、根付いてほしい。


そう思った今日この頃です。


そして最後に、こういう三者面談ができるようになったのも、私にファシリテーションの基礎を教えてくださった多くの方々のおかげです。
一年前の僕に、24時間以内に嬉しかったことを共有する、文化はなかった。

まだまだ未熟ですが、これからも教員ファシリテーターとして頑張っていきます!

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