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クリエイター最初の「落とし穴」に落ちない為に

皆さんこんにちは、荒井典雄です。
デザイナー、クリエイター歴17年の僕が、「田舎暮らしのクリエイター」向けに、大切だと思う情報などを不定期に発信します。
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今回はクリエイターという仕事を始めたばかりの方が悩むであろう「価格決め」の話をしようと思います。
僕ももれなく「ずぼー!っと落ちた」落とし穴の話なので、この話を聞いてぜひ失敗の確率を下げてください(笑)

今回に関しては、マーケティング的な部分よりも、メンタル的な部分のお話になります。

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価格を安くつけ過ぎていませんか?
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まず前提として「自分の商品」や「自分のクリエイション」に、最初につける価格は基本的にみんな安くつけ過ぎてしまう傾向があると思います。
(もし最初から適正価格を設定できていたら、ここから先の話は読まないで笑)

ここで言う「安い」は「競合、市場と比較して」と思ってください。

僕も約17年前、初めて自分の商品に価格を付ける際、安くつけ過ぎてしまい商売としては厳しく、そこから価格設定の軌道修正をしたのですが半年くらい時間がかかりました。これ結構大変でした〜(汗)

というのも一度価格をつけると、価格を下げるのは簡単ですが、上げるのは難しいと言われており、本当にそうだなと感じます。
ある意味、この時は早く判断してすぐに軌道修正したので、ダメージは少なかったと思うのですが、もし当初の価格帯で長く続けていたらかなり疲弊したと思います。

※ちなみに「経験を積む為」「宣伝になるから」などの意味合いで、あえて安くお仕事をすることもあると思いますので、それは今回は別の話としますね。

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なんで無闇に安くしてしまうのか?
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客観的に考えると中小規模の方は安価で戦ってはダメなのは、なんとなくわかる気がしますが、なんで安い価格設定にしてしまうのでしょうか?

それはやっぱり最初なので「自分の提供した商品や技術に満足して頂けなかったらどうしよう」などの心理的な不安が沢山あり、そういうものが価格決めの際に影響し、判断を鈍らせているように思います。

上記の通り、最初は安くして徐々に値段を上げて行くというのは結構難しいので、理想は最初からしっかり適正価格を設定できると良いですよね。

一応、ここでは「安いことが悪い」という話をしている訳ではなく、むしろ「安い」というのは素晴らしい価値だと思います。
ただしそれが成り立つ多くの場合は、大手企業がすさまじい企業努力でシステムを作り上げて、安価でも成り立つようにしていることがほとんどです。

なので安価なもので利益を出すことは簡単なことではないので、心理的な不安から安価につけた場合、多くはその価格でちゃんと利益を出し続けるのは難しいと思われます。

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まとめ
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価格の決め方に絶対はないですが、今回伝えたかったのは

・最初の頃に付ける価格は「心理的な不安から安価にしている可能性が高い」ので気をつけた方が良いよ。
・一度付けてしまった値段を上げるのは大変なので、慎重に価格を決めましょう。

ということでした。

一応、一般的には下記の3つが価格設定の参考になると思います。

①原価から考えて商品の値段を決める
②利益率から考えて商品の値段を決める
③競合、市場と比較して商品の値段を決める

今回の問題点は心理的な不安からくるものなので、なかなか客観的になれないと思いますが、①〜③をよく熟考した上で価格を設定したら、後はその価格を正解にする為のクオリティーや付加価値を上げることに時間を使う方が建設的だと僕は思います。

参考になれば嬉しいです。
ではまた!!

#田舎暮らしのクリエイター #クリエイター #デザイナー #価格設定 #価格設定の注意点

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