【ダブルアクション】パイロット TIMELINE【変態技術】
いや、そうはならんやろ。
手にして第一声がソレだった変態機構搭載油性ボールペン、パイロット製「TIMELINE<ETERNAL>(タイムライン<エターナル>)」をご紹介。
これ考えた人ちょっと頭おかしい。
でも好(ちゅ)き❤️
■TIMELINE(へんたいぼーるぺん)とは
TIMELINEとはパイロットから発売されている油性ボールペンです。
冒頭の画像をよく見て頂くとわかりますがペン先がグリップ部に格納されています。
一回グリップ部をひねるとここまで出て……
もう一回クリっと出すとアクロインキのペン先が出てきます。
いや何でこんなの考えた。
変態ですかね。
しかし見ての通り上質な作り。
軸さやはアルミのアルマイト加工でマットな黒が触り心地抜群。
グリップ部などはエターナルシリーズの場合ウレタン樹脂。
綺麗な模様も合わさって、これでもかと豪華な作りです。
エターナルについてのグリップ(軸)のカラーバリエーションは画像のエターナルレッドをはじめ、エターナルブルー、オレンジ、グリーン、ブラックとあります。
またこのTIMELINEはいろんなシリーズがありますのでそちらはググって頂ければと思います。
個人的にはこの赤か、翡翠のようなグリーンがオススメです。
■この機構にはどんな意味が?
この革新的かつ変態的格納機構、利点はコンパクトに収まる事です。
全長は121ミリ。公式より1ミリ長いのは誤差?
太さは13.5ミリ。ちょうどいい太さです。
ノック式ではないのでペンケースに入れるとものすごいコンパクトに収まります。
胸元に入れておくとその小ささに驚くかもしれません。
■アクロインキが素晴らしい
このペンに搭載されているのはパイロットが誇るアクロインキです。
油性ボールペンながら水性ボールペン並みに滑らかな書き味。
前のセルサスには劣りますが、それでも脚本一本書き上げて不具合など感じませんでした。
油性は書き始めにジャっと掠れるのが嫌なんですが、これはそれがない。素晴らしいですね。
■回転軸故の弱点はある
オリジナリティがあふれ、リフィルも水性ボールペン並み、しかもコンパクトに収まる。
……欠点あるの?
と、思われるかもですがもちろんあります。
私だけかもしれませんが、手で弄んでいたりするといつの間にかペン先が納まっていたりすること。
書いている内に何度か納まっていてムキーっとなった事があります。
プロットを書いているとこの中断がかなり痛い。
思考の阻害は復帰にかなり時間がかかるので辛いですね。
多分私の書き方に問題があるのだと思いますけれど……
あと高い。税込5,500円。
それだけ高い品質なのは納得なのですが、ちょっと使いにくいと感じると心に大きなダメージを負ってしまいます。
■評価:★★★⭐︎(B+)
5段階評価で各項目を評価していくとこんな感じ。
(★=1、⭐︎=0.5、D〜S評価)
書き味:★★★★⭐︎(A+)
・流石のアクロインキ書き味が違う
・水性ボールペンには勝てない
使いやすさ:★★★(B)
・筆先視界◎、握りやすさ◎
・使ってるとペン先が納まる時がある
機能性:★★★⭐︎(B+)
・納まった時のサイズが絶妙
・不用意にペン先が出ないので汚れない
・変態!変態!変態!!
見た目:★★★★⭐︎(A+)
・エターナル系の樹脂軸が超綺麗
・他所に出しても恥ずかしくない上質な作り
価格:★★★(B)
・5,500円は勇気がいる
■総評:へんたいよくできました
書いている途中でペン先納まってしまう、という多分私しか出ない不具合を除けばいいペン。
ダブルアクションはかなりコンパクトに納まりますし、筆先が胸元やペンケースの中を汚すことはありません。
またアクロインキもかなり書きやすく、水性ボールペンに匹敵する書き味です。
あと実際に手に取ってもらうとわかりますが、かなり高級感があります。
フォーマルな場所に持って行って恥ずかしくない上に話のタネにもなるので、そう言う意味でもいいボールペンですね。
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