公爵日記#6「息子が一歳になりました」
息子が一歳になりました。
もう一年経つのか、と驚きつつ。
一年でこんなに育つのかと驚いています。
この一年環境が変わり戸惑い、試行錯誤の繰り返しでした。
あまりの忙しさにもう作家は廃業するかなと何度も思いましたが、しぶとく続けています。
表に出せない脚本業もそこそこの量になったので、成長した息子に「これが父さんの関わったヤツだよ」と見せる日が楽しみです。
さて、育児をしていて何度も思ったのですが……この日本という国は、もう子育てをさせる気がありませんね。
私も本業と作家業でそこそこ収入はある方なのですが、それでも辛い。
加えて公立の保育園は落ちまくるので、夫婦での創作仕事がほとんどできません。
ニュースを見てると育児関連で激怒するものもあり、市役所か首相官邸にダンプで突撃してやろうかと思うこともありました。割と本気で。
さらには周囲が本を出しまくるので焦る焦る。
作家仕事はしてるんですが、やはり小説家が始まりなので本が出したいのです。
でも焦ったところで仕方がない。
空回りしまくりでどうにもならない。
ストレスが溜まりまくり、悪循環に陥る。
なので逆に考えることにしました。
こういう逆境で作家として本を出せたらかっこいいじゃないか。
息子にそういう姿を見せられたら尚良し。
そう考えたらすごく気持ちが楽になりました。
今は脇目を振らずに努力していこうかなと思うところです。
腕がある限りは文字を書くのを続けていきますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。
あと、私が原作の作品『パワー・アントワネット』と『カンスト村のご隠居デーモンさん』のコミカライズ第2巻が今月出ます。
どちらの漫画家さんも自分の原作の魅力を何倍にも高めて描いてくれた素晴らしい漫画になっています。
もしよろしければお手に取っていただけると嬉しいです。
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