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祝80歳 ポール・マッカートニーの裏名曲5選

6/18はポール・マッカートニーの80歳の誕生日でした。現在ポールは元気にツアー中。ただただ凄い。
私が一番好きなアーティストでもあるポールの隠れた名曲を今回はご紹介。

Seems Like Old Times (1980-1982)

1980年にピアノとヴォーカルのみのデモが作られ、"Tug of War"でバンド・ヴァージョンが残された曲(動画はバンド・ヴァージョン)。哀愁味のあるメロディーがいかにもポールらしいんですが、たぶんピッチがやや高いようなので、"Tug of War"のリマスター時にハイクォリティ版が出ることを期待したんですが、残念ながら発表されず。

Return to Pepperland (1986-87)

1986年にポールはビリー・ジョエルやポール・サイモンのプロデューサーとして知られるフィル・ラモーンと組んで、ビートルズ時代のオマージュ(サージェント・ペパーズ20周年に合わせて)アルバムを作ろうとしましたが、喧嘩別れし、実際に発表されたのはシングル"Once Upon a Long Ago"とそのB面でエルヴィス・コステロとの共作"Back on My Feet"、アルバム"Flowers in The Dirt"のボーナストラックとなった"The Lovelist Thing"、"P.S. Love Me Do"の4曲のみ。再録音されたものとしては"This One"、"Beautiful Night"の2曲。今回紹介するのはそのアルバムの核となったであろうと言われる曲。

Waterspout (1977) 

未発表曲を収録したアルバム"Cold Cuts"(未発表)でもよく知られる曲。アルバム"London Town"のときに録音され、後に映画の挿入歌として使用された"Did We Meet Somewhere Before"(これも名曲)と共にお蔵入りになったもの。音楽的には確かに"London Town"よりも次の"Back to The Egg"や"McCartney II"の方が似合いそうなシンセ主体の曲です。リマスター化の際に収録されると思われます。

Kicked Around No More (1993)

93年のアルバム"Off The Ground"で録音され、シングル"Hope of Deliverance"のB面に収録されたポール流AORの名曲として隠れた人気のある曲。この時期には珍しく打ち込み主体のため、86年のアルバム"Press to Play"の頃の音像に近いとよく言われます。

Hell to Play (2013)

2013年のアルバム"New"は本当に会心作でした。"Memory Almost Full" から"Kiss on The Bottom"と落ち着いたアルバムが続き、これはロッド・スチュワートやバリー・マニロウのようにスタンダード路線にひた走るかと思われた中、これほど若々しいアルバムをまだ作れるのか!と感動したものです。この曲は当初"New”には収録されず、来日後のコレクターズ・エディションのボーナス・ディスクに収録されたおそらくは新曲でした。これも弾けるようなポップ・ロック。

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