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闘う人を見て歴史を感じた日(2023年7月23日、DDTを観戦して思ったこと)

 段取りと手回しの優れたお祭りを心ゆくまで楽しんだ。
 というのが、この日の端的な感想だ。
 DDTは初観戦だったけれど、動画配信で過去の試合映像をそれなりに見て歴史を知ったので、私にとっては「本物に会える!」というワクワクがあった。

 現役高校生選手やデビュー1年以内の若手選手や、老獪なベテラン選手も個性的という言葉に収まりきらないくらい強烈な選手もいて、他団体からの参戦選手も豪華。
 物販は混雑しているものの、列の誘導人員がちゃんと確保されている。試合前と試合後に行うサイン会のタイムテーブルもしっかり組まれている上に、それを印刷したビラを入場者全員に配るという手回しの良さもありがたい。文化祭の会場を巡っているような気分になった。

 試合で印象的だったことを書き並べてみると、こんな感じになる。
 須見選手の少年感は応援したくなる。
 夢虹選手のふわっと飛ぶ姿が美しい。
 スクラムみたいにもなったけど、やはり平田一喜選手は絶好調。
 フェロモンズ……討伐はありえるのだろうか?
 アンドレザ・ジャイアントパンダ選手も苦労しているんだなぁ。
 沙希様、場外へも飛んだー!
 TAKAみちのく選手のシングルを見られて感激。 絞め技えぐかったー。
 納谷幸男復帰戦タッグはバチバチの試合だったなぁ。
 竹下幸之助選手のコーナー串刺し式ブレーンバスターというすごい力業を見た!
 DDTユニバーサル選手権、挑戦者マット・カルドナwithステフ・デ・ランダーの試合巧者ぶりは痛快ですらある。
 テキーラ1年分をかけて戦ったのは佐々木大輔選手と、数少ない友人のエル・デスペラード選手。見応えもかっこよさも大盛りすぎるくらいの試合。
 KO-D無差別級選手権は、超重量級の
王者・火野裕士選手と、高身長のクリス・ブルックス選手の対決。クリス選手が新たに習得した蹴りも見事だった。

 プロレス脳が満腹になった試合後の物販に、マット・カルドナ選手が登場。ステフさんも隣にいて、2人の体格の良さを間近に見られて驚いた。
 この日の記念にと、ステフさんのポートレートを購入した際、代金を選手自らボディバッグに仕舞っていた(隣のカルドナ選手はウェストポーチだった)。
 これ……映画「レスラー」で見たのと同じだ! と、実は密かに感動していた。

 ああ、プロレスって面白い。

 さて、次はどんな試合を観られるかな。

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