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百器徒然袋ー雨を読み返しています

 先日、岡山県にある吉備津神社へ行きました。そこで目にした「鳴釜神事」の文字。これは、あの京極堂が言っていたやつ!ということで読み返しています、「鳴釜」副題は「薔薇十字探偵の憂鬱」(笑)
 出来事は結構ひどいんですけど、なんだか楽しいシリーズですよね。百鬼夜行シリーズファンにとっては、番外編のお楽しみです!何度も読んでいるけど、久しぶりに読み返すと、主人公に探偵(榎木津礼二郎)を説明する

ー「あの、天眼鏡持ってパイプ咥えているアレですか?」
ー「そうそう。正にそう云う名探偵です。」

ー「それでは名探偵の名探偵たる所以とは何なのです」
ー「自覚ですよ、自覚」

っていう会話だけで「いや、比喩じゃなくて、本当にそれだから」と思って笑ってしまいます‥。
 このシリーズは、榎木津礼二郎がかっこいいのはもちろん(?!)なんですけど、京極堂もいつもよりノリノリじゃないですか?ぜひ、百鬼夜行シリーズをいくつか読んだ後に、このライトなわちゃわちゃ感を楽しんでほしいです!
 今、2話目「瓶長」に突入。榎木津礼二郎が最中をがんばって半分食べているエピソードだけで胸キュンです。これは完全に、不良が雨の日に子犬を拾うのを目撃するのと同じ効果ですね(笑)そうこうするうちに、木場の旦那も登場。これは波乱の予感‥。という訳で、今から続き読みま~す。

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