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対談集 妖怪大談義を読みました

 京極夏彦と14人の著名人が妖怪や民俗学について語った対談集。へーっと思う話から難しくて半分も理解できない話まで、色々な角度から妖怪話が楽しめます!京極堂シリーズのファンなら、妖怪とは事象を説明するための装置だという話は何度も聞かされていることですが、庚申信仰からシンデレラの話になったり、八犬伝や帝都物語まで、本当にいろんなことを考えてるなと半ばあきれる思いで読みました。それと、柳田邦男ってもちろん名前くらい知っているけど、嫌な奴だったんだ‥という感想です(笑)
 妖怪図鑑の話で盛り上がる回は、「この人たちは馬鹿だ‥」と思いながらニヤニヤが止まりません。そういえば私も昔、妖怪辞典みたいな本を読んで「この妖怪を見たら、病気が重くなるか死ぬ」と書いてあるのを見て、おびえたな~と思い出していたら、
「最後に一言余計なことを書いて怖がらせる。その辺はウソなんだけど(笑)」
って書いてあって、嘘なんかーい!と心の中で突っ込みました。
 最後の特別収録も、短いけど何かすごい(笑)ちなみに三次のピラミッド(庄原だけど)が出てきて、私も知ってる~と思ってちょっとうれしかった。
 妖怪について話すというよりは、妖怪たちが話しているという感じですね!

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