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『…and Rescue Me』Rainy。(初めて聴いたアーティストシリーズ)

AZUKI七さんが帰ってきた!
ということで、今回はGARNET CROWで活躍していたAZUKI七さんが10年ぶりに作詞を行った楽曲、Rainy。の『…and Rescue Me』を今更ながら聴いてみました。

一聴した印象は往年のGIZA、ビーイングサウンドといった印象で、コナンのテーマ曲にこういうテイストの曲多いよねという感じ。
目新しさはないものの、変わらない安心感みたいなものを感じます。

Rainy。さんのボーカルはどこかボカロっぽいっというか、若干の無機質さ、機械感があるように感じました。
この楽曲はコナンのキャラ灰原哀をモチーフに制作されているようなので、そのキャラクター性を意識した歌い方に寄せたのでしょうか。
もしそうだとしたら凄い表現力です。

そしてAZUKI七さんの歌詞について。
正直、そこまで強く印象に残るような箇所はありませんでした。

ただ、

やさしい歌じゃ心が晴れない 無限の闇がある

https://www.uta-net.com/song/339707/

あたりの急にどん底に落ちるような表現が登場するところや、

’幸福’みたいな曖昧な定義(もの)を追いかけてここにいる

https://www.uta-net.com/song/339707/

このようによく使われるキャッチーな言葉を別解釈しようとするようなところは”らしいな”と。
定義を「もの」と読んでしまうのもらしさが感じられます。

通して読んでみると、作中における灰原哀の難しい立ち位置のようなものも表現されていて、名探偵コナンファンにも刺さる内容の歌詞になっているのではないかと思います。

やはりAZUKI七さんが作詞をしたという事実だけで「歌詞を読み込みたい!」と思ってしまうのは変わっておらず、10年のブランクを経てもその影響力は健在だなと感じることができました。

今後も継続的に活動してくれるのか。

現段階ではわかりませんが、またコナンのOP、ED辺りで作詞曲がひょっこり登場することを気長に待っていこうと思います。


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