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約束

わたしは昨年11月、しれっと、7ヶ月交際した人と書面を交えた口約束をした。

世間で言う結婚という話なんですが、結婚には誓約書なんてないですよね。書面は本籍、姓、この人と夫婦関係を結ぶ、ということ、証人、親類にあたる者の名前を記載。

結婚誓約書、いらない派ですが、式は挙げないと決めた私たち。夫はどう考えているのか、わからないけど、私は正直実感が湧かないというか。式で誓う言葉も聞かず、ぼーっと過ごしてきました。

好きなアーティストが歌っていました。
「健やかなる時も、病める時でさえも、寄り添い、支え合って。」

大切すぎた友人が式の時に使ってから全然聞けてなかったけど、ようやく聞けた。仲良くしてくれる友人と歌って、泣いてしまった。

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ただ、きみがしあわせなら
そうさ、それだけでいいのさ。

右手に愛情を、左手には誓いを。
繋いだ両手には、絆を。


喜びの時も、悲しみの時も、
寄り添い、支え合って。


この人を愛し、この人を敬い、
慰め、助け合って。

君の手は、僕のを。僕の手は、君の手を。
繋いだ両手には、温もりが。

手をとり、進んでいく。
ふたりのその先に、祝福をそそいであげよう。


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一部抜粋にはなりますが、また泣いています。手を繋ぐことなんて誰だってできるし誰だってやっているのに、こんなに特別なことで、あたたかい存在で。

別の曲を流れで歌った友人、仕組まれていたのか、また泣いてしまった。

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手と手を繋いでどこまでも行こう
どんなにつらいことがあっても。

忘れないで、忘れないで、思い合う心。

相手の歩幅に、合わせて、歩いて。
相手の、温もりに、互いに、寄り添おう。

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えーん!こんなに泣いちゃうなんて聞いてないよ!と怒りながら笑っていました。


そんな中、私はつい夫を傷つけてしまうことがたまに顔を出してきてしまっている。世にいう毒親の家庭で育ち、過去の交際相手にはモラルハラスメントを受け。

そんなことは理由にならない。
絶対にしてはいけない。

夫は無条件の愛情で包んでくれて、抱きしめてくれて、夜な夜な思い出して泣いてしまう日も、話を聞いてくれて。明るく、たくさん笑わせてくれる。
薬を飲まなきゃ眠れなかった私が、今は薬、飲んでいません。一生薬でしか眠れないと、諦めもあった中で、自然な眠り方を忘れていたのに、本当にできなかったのに、数ヶ月一緒に眠り、優しく接して、気づけば、眠りに落ちていて。

こんなにもらって、わたしは何か返せている?
考えてもキリがないので、できることをやる。


わたしも、ただ、きみがしあわせなら、それでいいのさ。
だからわたしがしあわせを奪うことも、傷つけることも、あってはいけないよ。

なんでも「いっしょに」と言ってくれる。

「一緒に、幸せになろうね」
「一緒に、おいしいごはんを食べよう」

それが本当に嬉しくて、大切にしよう、と決めたのに。


口約束なんか、わたしとしちゃ、だめだよ。
でもその脆い口約束を、いっしょに信じて、生きていきたいよ。

いっしょに生きていこうね。
愛しています。だいじにしてくれて、ありがとう。

これからもいっしょの道を歩いて、
いっぱい半分こしあって、
倍楽しもう。

わたしもいっぱいだいじにする!
自覚が足りなかったのが自分だけで恥ずかしくて。
ごめんね、これからも、ずーっと好きです。

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Kra「Marry」
  「日曜日」

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