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留年

タイトルの通りいま私は留年の危機にある。もしかしたら留年ではなく限りなく留年である。
わたしの学部は必修科目さえパスすれば簡単に4回生になれるのでのらりくらりやっていたのだが、さあ卒論を仕上げるぞという段階になり1単位足りないことが発覚。細かく言えば単位自体は足りているのだが、履修の仕方が間違っているらしく卒業認定されないそうだ。その1単位はちゃんとやっていれば取れる簡単なものにもかかわらず忙しさにかまけて全く手を付けられなかった。
10月から後期の授業が始まり、10月終わりには大学祭、11月初めにははじめて自分と友人たちだけでオーガナイズしたデイイベントを行った。はじめて大学祭に出店し、はじめて学外でイベントを行ったため段取りも予算も来てくれる層も全く分からず今までの人生の中で一番強いプレッシャーを継続的に感じた期間だった。すこし落ち着いてきた今だから書けるが、イベント準備中は家の玄関に着いた途端気分が悪くなり過呼吸、顔が痺れてきたり悲しくもないのに涙が出てきたりと自分の意志とは裏腹に身体が反応する。
オーガナイズしているメンバーそれぞれが忙しく、みんなプレッシャーを感じている中でわたしが率先して物事を決めたり、大人たちと話をしていたのでわたしがここで倒れたら絶対に駄目だと余計に自分に重圧をかけていた。そんな訳でわたしのことは二の次三の次、絶対になんとかイベントを完遂させるぞと動き続けてこころからやってよかったと思えるイベントをすることができた。


大学祭の様子
大学祭 DJ体験付き 左の縞々頭がわたし
大学祭 夜の様子
わたしのクルーが作ったZINEなど
11月はじめのイベントの様子
what's happening? というイベント名で様々なアーティストに出店してもらった
めちゃくちゃナイスなZINE
友人の作品と大量に置かれたTATTOO BURST
先輩の彫刻作品
ネイル出店あり
タトゥーポップアップもある


施術前の様子 イケイケなふたりだった
広島にある文化が混淆していく場所になってほしいと思い開催した
友人にDJもお願いした
最高なドローイングをする先輩の出店コーナーの下にまたもTATTOO BURST


そして冒頭の留年危機に戻る。正直、あのイベントをやり遂げられたのなら留年してもいいと思うほど後悔はない。留年になれば再来年の春卒業ということになるのだが、半期分の学費をバイトで貯めさえすれば、今考えている卒論のテーマをゆっくり検討する時間もできるし祖母や従妹が住んでいるメキシコに里帰りする時間もできるだろうし悲観的には捉えていない。ちょっと情けないだけ。まあでもわたしってこんなもんだよなと思う。
明日、学部長と面談して卒業できるかどうか相談に行く。学部長、どんな人なんだろう 卒業できるならしたいんだけどな。なんとかなるようにみんな祈っててください。それじゃあおやすみ。


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