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#43 ネタについて

自分の性格を端的に表すなら、ある種において僕はとてもネタ的である。

このネタとは色んな捉え方があるかもしれない。

あいつ、ネタ的だなぁーといった、ちょっとした汚れ役的なニュアンス。

うまく、伝わるだろうか。
面白いことを買ってでるといったものだ。しかし僕はそういうわけではない。僕が言っているネタ的とはもっと日常的なことだ。

例えば、喋る時には頭の中で事前にこれを喋ろうと思って話すことが多い。
明日、誰々に会ったらこのことを喋ろうと思い、その話の順序を頭の中に想定する。こういう話の切り出し方をすると、相手はきっとあんな返しをするだろうから僕はこう返事するというやつだ。

瞬時にポンポンと言葉が出てくればいいのだが、それがなかなかできない。
口から思いついたことを言えればいいのだが、不用意な言葉で傷つけてしまわないだろうかと思ってしまう。だから、ライブ的な生の声を言おうとするものなら無難な言葉で切り抜けてしまう癖がある。それを聞いて、優しいと言われることもあるのだがそれはお門違いというやつだ。本当は波風を立たすのが怖いだけだ。かといってそこらじゅうで本音をぶちまければ僕は生活できなくなるような気がするからこれがちょうどいいバランスなのかもしれない。

そんなこんなで僕はそういう意味においてネタ的な人間だ。

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