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私の青春はパパで成り立っていた件③

今日もいじめられてました。でも唯一できた友達ももちゃん。ももちゃんしかいない。

今日も実習があって、同じグループの子にいじめられてた。睨まれたり、無視されたり。

幸い、言葉できつく言ったりはなかったけど。

そのうち先生にも相手にされなくなった。

帰路

今日は今日とて辛かったけど、これから、私は知らないおじさんに会いに行きます。

これからデートクラブの面談をしに行きます。

私は授業が終わったらすぐさまトイレの個室に入って、こっそり持ってきたメイク道具を取り出して慣れないメイクをした。(学校はメイク禁止でした)

学校の敷地を出るには長い一本道を歩かなければならなかった。

ただただ長くて、街灯が何メートルかおきに置かれてるだけの道。

暗くて静かだった。

だれも歩いてなくて、私一人だけ歩く。

緊張をほぐすためにイヤホンで音楽を聴いた。

黒い車

待ち合わせは学校近くのコンビニ。

ラインで黒の車ということと、車のナンバーが教えられた。

いよいよ本格的に緊張してきた。でもバックれるのはなんか悔しいし、もうこんなチャンスはないと思った。

コンビニに着くと駐車場の奥に、黒の車が一台止まっていた。

すごく怖かったのを覚えている。だって、

黒いサングラスをかけたおじさんが乗ってたから。

自ら怪しい人です、と提示してるようなものですね。

そして下から上、まじまじと凝視してくる。

おそるおそる近づくと、隣に乗れと、手まねきされた。





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