改めてロッチが好きな理由を考えてみる
noteを始めて数日、「推しの芸人」というハッシュタグを見つけた。
こんな書きやすいタグ書くしかないじゃん!というわけで、まずは一番大好きな芸人さんの話をしようと思う。
わたしの推し芸人は?と聞かれて真っ先に思い浮かぶのが
ロッチ。
なんならもう10年以上トップに君臨してるみたいなところがあるんだが…
当時の中学生としてはなかなかのチョイス。
はじめて「沼に落ちた」瞬間
中学生の頃、「爆笑レッドシアター(略称:レッシア)」という番組が中高生を中心に人気を博していた。
TVerもネトフリもない時代、しかも水曜日の22時というちょうどいい時間帯だったため毎週リアタイしていた。レッシアは(学校にまともな居場所がなかった)わたしの心の支えでもあった。
その前身番組「スリーシアター」と当時人気だったショートネタ番組「爆笑レッドカーペット」で、わたしは初めてロッチを知った。
そんな中学1年生の終わり、忘れもしないアメトーークのこの企画がわたしを沼に落としたのだった。
売れない頃、上京したての頃など、かつて一緒に住んでいた芸人たちが集まる「トキワ荘芸人」。当時まだ一緒に住んでいたロッチがコンビで登場した。
…何だろう、この言葉にできないけど「なんかかわいい」という感情…2人で一緒に住んでるの?仲良しだね…楽しそうだね…
最初は家族にも「なんで好きなの!?」と言われ、友達にもなかなかの変わり者扱いをされていたが、この気持ちは気づけば干支が一周するほど続く。
「変わらない」安心感
レッシアの放送はその年の9月に終了したが、その後もバラエティーや賞レースに出たりしていたこともあり、わたしの熱は冷めなかった。
高校2年生の秋、部活終わりに初めて単独ライブへ行き、人生初の出待ちも経験した。緊張のあまり何を話したか覚えてないのが悔やまれるけど、ぐしゃぐしゃの髪で制服姿のわたしにもお2人が優しかったことだけはめちゃくちゃ覚えている。
※コロナ禍で出待ちや差し入れはかなり規制されているみたいなので、他の芸人さんや劇場での出待ちを考えている人がいたらまずは会場・劇場のルールを確認してほしい。
10年経てば好みも交友関係もメインジャンルも移り変わっていくもので、わたしもそれなりに色々な経験を積んだ。好きな人が出来て付き合って振られたし、高校大学受験も経験したし、就職して休職した。応援しているグループからメンバーが脱退したし、活動休止もしたし、メンバーが半分くらい結婚したし、はまったソシャゲもサ終した。ありきたりな言葉ではあるが永遠なんてない。
それでもロッチだけはいい意味で変わらなかった。
テレビは変わったけど
ここ数年でテレビもコンプライアンスに厳しくなり、本人達も「初期のコントはだいぶテレビで出来なくなった」と話していたことがあった。
それでもほぼ毎年新ネタを作って単独ライブを開催している姿を見ると、「2人でやるコントが好き」という気持ちが変わらず根底にあるんだな、と伝わるところがわたしとしては何よりも嬉しかった。
ライブのエンディングで笑いながら話している2人を見るだけで、わたしが感じた楽しかった気持ちはきっと伝わっているな、と感じられた。
この十数年で爆発的に売れたかと聞かれるとちょっと違う気もするが、炎上・解散・不祥事・突然のネタ転向・YouTuber転向・消えた芸人扱いされることもなかった。バラエティからEテレまでコンスタントに出続け、単独ライブをやり続け「面白いよね」と言ってもらえることが今はとにかく嬉しい。
家族にも「ロッチ出てるよ!」と教えてもらえるようになったし、うっかり出先で出演情報を知りLINEすると「録ってあるよ」と言ってもらえるほどになった。
移り変わりの激しい芸能界をマイペースに楽しむ2人を見ていると、「どうかこれからもそのままであってほしい」と願ってしまう。
ご清聴ありがとうございました
「推し芸人」と言われるとついつい長めに語ってしまって気づけば2000字。これでも(結成理由とか)(沼落ちしたわたしの黒歴史とか)(あのキングオブコント2015の話とか)書きたかった話をだいぶ削った方なので、何かの折に触れてまた書くかもしれない。
でもこれだけは言わせてほしい。
中学生のわたしは驚くと思うけど、大人になってもずっとロッチが一番好きだし、単独ライブにも変わらず行ってるし、今でも応援していてよかったと思えてるから、
どうか胸を張って「一番好きな芸人さんはロッチです」と言い続けてほしい。
その結果が今に繋がってることを、自分は変わり者だと思っていたあの頃に教えてあげたい。
おわりに:最近のロッチ(宣伝)
「とはいえ最近何か出てるっけ?」
「イッテQくらいしか知らない」
「試着室のネタしか知らない」
という方のためにも、最近の個人的お勧めコンテンツを一部紹介。
◎ロッチと子羊
Eテレ 毎週木曜20:00-20:30/毎週土曜24:00-24:30(再放送)
老若男女、仕事から将来までいろいろな悩みを山口大学・小川仁志教授と一緒に「哲学」で解決するロッチの冠番組。
とっつきにくそうな哲学をわかりやすく解説してくれるのはもちろん、小川先生の解説前に自分の学生時代や仕事での経験をもとにリアクションするロッチの優しさが溢れ出る。
元接客業としてはタクシー運転手の回が好き。
◎ロッチナイト
YouTubeチャンネル 毎週月曜日22:00-23:00頃(アーカイブあり)
YouTubeチャンネルで配信中の「ロッチナイト」。最近の仕事や日常の出来事などを話すゆる〜いトークが聴ける。
たまに画質と音質がバグるのもご愛嬌。
元は若手時代2人で集まってネタを作る(といっても作るのは専らコカドさん)夜のことを「ロッチナイト」と呼んでいて、前はトークライブのタイトルになっていたというエモいエピソードつき。
基本的に毎週月曜日配信だが、配信日はNHKラジオ第1「さくらひなたロッチの伸びしろラジオ(月曜20:05-20:55)」と放送日が連動しているため、祝日や特番がある日は配信もお休みとなっている。
ちなみに、「このnoteを見た」とコメントしても特に何の特典もないが、視聴者数が伸びると嬉しそうな2人が見られる。
◎ロッチ Official Youtube Channel
毎月5日にネタ入れ替え
ロッチナイトとチャンネルが別。
初期のネタから最近の新ネタまで、選りすぐりのコントが見られる。毎月5日に1本ネタを入れ替えるのでいつ見ても面白い。
今ならあの試着室ネタももちろん見れる!
◎公式Twitter
コカドさん
昨年からミシンにはまっており、芸人仲間にバッグを作ったりジャケットやパンツを一から作ったりしてる。Instagramではミシンで作業するライブ配信を不定期に行っている。
コカドさんお手製バッグをいちばん使ってくれているのは空気階段・水川かたまりさんとのこと。(※ロッチ調べ)
中岡さん
ホッケーを見たりドラマを見たり海外へ行ったり。サッカーも野球も見てる。
確実にイッテQのロケなんだなとわかるじわじわくる感じの写真とか謎の自撮りとかもあげます。
インスタのリールにBGMをつけた時は子供が初めて立った時みたいなあの感動を久々に味わった。
追記
2/8追記: 2023年度NHK番組編成が公式発表されました。
「ロッチと子羊」「さくらひなたロッチの伸びしろラジオ」ともに時間変更なし、2023年春改編突破決定です!!
ありがとうございます!!Buddiesとおひさま(※櫻坂46・日向坂46それぞれのファンネーム)の皆さんも本当にありがとうございます!!それだけです!
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