当事者の声は届かない

私は障害者雇用で働いていた。

入社してまもなく職場でのコミュニケーションがうまくいかず、任される業務にもついて行けずに働けなくなった。

私の能力が低いからだ、と非難されたこともあった。(後からわかったことだが、外部から指導を入れた方が良いくらいに酷い扱いだったらしい)

当時は障害者雇用の労働環境に対応できる相談窓口なんてわからず、どこに相談したら良いかわからなかった。

自分でもできることをしようと、いろんな人に相談したが、たらい回しにされたり、門前払いされたりしたこともあった。
結局、社内外合わせて相談した場所は10ヶ所以上。


結論を言うと、当事者である私の声は届かなかった。

それでも、相談を重ねる中でサポーターに出会うことができた。


当事者がどれだけ声を上げても届けたい所には届かない
でも、第三者の声は届くことがある


そういうものらしい。


声をあげ続けよ

マイノリティがマジョリティと同じように生きるために、そう言われることがある。


届けたい場所に、当事者の声は直接届かないかもしれない。

それでも声を上げ続ければ、聴いてくれる人がいる。

想いはいつか伝播する。
伝え方はひとつじゃない。

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