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グレーゾーンの娘の英語学習。

この子は海外の方が生きやすいかもしれない。
右ならえの日本で生きるにはこの先々辛くなってくることが多いんじゃないかな。

海外でも生きていけるよう英語力をつけさせてあげたい。
そう感じて、一念発起、今年4月に自宅で子ども英語教室を開設しました。

よその英語教室に通わせても良かったけれど
以前、学習系の習い事で親子共々苦い想いをしたので(学習障害グレーゾーンの子を指導するにはよっぽど気を長く持って付き合ってくれる先生じゃないと、難しい。)

詰め込みで英語が嫌いになってしまったら、元も子もないし。
とにかく楽しく、親子のコミュニケーションも兼ねて
わたしが英語を教えてあげよう。


そう思って娘が英語学習を開始してもうすぐ1年が経ちます。



立ちはだかる壁。


娘にとっての最大の難関。
文字認識。

思い返せば小学1年生の頃。

ひらがなカタカナが十分に読めなかった娘は
宿題をするのに毎日5時間。時には泣きながら格闘する日々。
そのころのわたしも、学習障害に対して
特別な意識はなく、

できて当たり前

と思ってしまっていたので
なぜこんな簡単なことができないんだろう。。。
と、悲しくなったり、苛立ったり。

当時の自分には本当に反省しかないですが
とにかく母語、日本語でも苦労した
文字を覚え、読む。
という作業。

アルファベットでもまた、これが起こっています。

英語学習を同時期に始めたクラスメイトの子は
センテンスを読めるようになってきましたが
娘はアルファベットを読むのに四苦八苦。

うーーん。やっぱりこれが難しいのね。

これがよその教室でやっていたら、
もっとちゃんと取り組みなさい!
っと、先生に叱られていたことでしょう。
(実際、過去の学習系の習い事ではしょっちゅう叱られていました。)

とにかく根気強く、地道に向き合うしかないわけで。
毎日毎日コツコツとアルファベットと向き合って頑張っています。


一方で、絵の認識が大得意な娘。
写真を見ての、単語リスニングや簡単な会話文を絵で説明されているもの
などに関しては
ほぼ毎回満点。

うん!才能がないわけではない!ちゃんと英語脳育ってる!

ちゃんと英語や海外のことに興味も持っていくれているし
気持ちは十分にある!

あとは文字さえ習得できると
きっとぐぐぐっと、伸びていくことができる!!!

と、信じて。


娘が教えてくれたこと。


娘へのこの経験を通して

学習障害の子へも理解のある英語教室でありたい。

と思うようになってきました。

もちろん現在、教室に通ってくれている子たちの中で
優秀な子たちは、毎週毎週こちらがビックリさせられるくらいの英語力をぐんぐん身につけていて(もちろん保護者の方のサポートあってのことですが)
先生としては、もう感嘆するしかないんですけど。

生徒さんの中にも、あーこの子はのんびり屋さんだなー。とか
文字を書くのがしんどそうだなー。とか
器用にスイスイやっていける子もいれば、ちょっぴり不器用ちゃんだなって子たちもいます。

どんな子にも根気強く向き合える教室でありたいです。


英語は接触量。

よく英語を習得するには接触量だ!
と、言われていますが
実際、そうだと思います。

でも、接触量にも個人差あるよなーーー。と娘を見ていて感じます。

例えば
"10"接触したうち
"10"を吸収できる子もいれば
"2"しか吸収できない子もいる。
後者の子は前者の子より5倍接触量を増やさないといけないってこと。

レッスン約1時間の中で5倍に増やしてあげられるかって言うと
それは無理なんですよね。できることならしてあげたいけど。

同じ1時間のクラスでの学習量、接触量はみんな同じ。

レッスン外で、5倍にしてあげるしかないんですよね。

かといって、宿題5倍っていうのとはちょっと違う。

日々の中の隙間にちょっとずつ入れ込んで、5倍量にしてあげる。

これやってあげられるのはお家の人だから、先生がどれだけアドバイスしても
実際に実行してくれるのはお家の人。

と、先生の立場と保護者の立場と両方から実感して日々
娘と工夫しながら英語学習に取り組んでいます。


わたしも英語学習者。

子ども英語教室を開設してはいますが
わたし自身、海外に留学経験があるわけでもなく
日常会話程度の英語力しか持ち合わせておりません。
現在進行形で英語学習者です。
地道にコツコツ、毎日英語学習に取り組んでいます。

だからこそ、英語習得の難しさは日々感じているし
簡単に身につくものではないとわかっているから
娘の亀っぷりに、落胆することもないのです😂

うんうん。難しいよね。英語を読んだり話したりするのって簡単なことではないよね!っと。

これから長い道のりになりそうですが、娘の英語習得への道
先生として、親としての記録。

また綴ります。






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