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MBA100の基本

こんにちは。Nishiです。

今回は「MBA100の基本」という本を紹介します。

何事にも「基本」があります。サッカーや野球でも基本を学んでレベルアップをすることができます。ビジネスの世界でも同じです。経営学の基本を効率的に学びたいビジネスパーソンは多くいます。しかし、経営学やMBAを効率的に学ぶのは容易ではありません。本書ではビジネスパーソンに向けて役立つエッセンスが凝縮されています。

さっそくみていきましょう。

強いから生き残るのではない。適応するから生き残るのだ

この言葉はダーウィンの進化論を意識しています。単純に「強さ」というだけであれば、中世代の恐竜は非常に強い動物でした。しかし、急激な気候変動で対応することができず、短い期間で絶滅してしまいました。

一方、ゴキブリは「弱い」動物ではありますが、3億年前から生息しています。ともかく適応して生き残っているのです。

これはビジネスでも同じことが言えます。米国のビデオ・DVDレンタルの「ブロックバスター」はネットフリックスの登場にともない、破産してしまいました。つまり、いまは圧倒的なポジションを占めていたとしても、環境に適応できなければ存在感を失ってしまいます。

30年成長する企業はメカニズムがある

これはマイクロソフト創業者ビル・ゲイツの言葉です。

ベンチャー企業が成長するのは当たり前だ。極論すればすぐれた仕組みがなくても、リーダーの属人的な頑張りがあればなんとかなる。しかし、30年、さらにより長期にわたって成長を続ける企業にはそれを支えるすぐれた仕組みやメカニズムが存在する。

例えば、リクルートは1960年創業の会社ですが、社長が変わっても「人材輩出会社」として優秀な人材を世に送り続けています。その背景には独自の組織文化があります。キーワードはチャレンジ精神と自己成長意欲。

こうした仕組みは、長年核となる要素を環境変化に合わせてどんどん進化する巧みなバランスを持っています。

「会計がわからない=経営がわからない」ということだ

これは京セラの創業者である稲盛和夫の言葉です。企業がなにかしら活動を行うと、それにともなってお金が動きます。製品、設備、人材、そうしたときに損益計算書(P/L)貸借対照表(B/S)を読むことができないと自分たちの行動が適切だったかもわかりません。

もし、プロ野球選手チームの監督が、打率、打点、ホームラン、盗塁、防御率などの数字を把握できなければ適切な采配ができないでしょう。ビジネスにおいても同様です。会計がわかる人材が多くいる会社は会社全体で適切な判断ができるということです。

以上、「MBA100の基本」でした。