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長距離ランナーのウエイトトレーニング

ランニングに筋トレは必要か?
近年は高負荷低回数が主流になってきています。

筋トレは負荷により効果は変わってきます。
負荷とは「重さ」「回数」「頻度」があります。
筋肉を大きくすると毛細血管の密度は低下し、筋肉の細胞に酸素を届ける供給率が下がってしまいます。しかし、骨や腱を支えているのは筋肉であり、走ると衝撃は体重の約3倍の負荷がかかります。
ですので、筋肉量を多くすることなくある程度保ちながら、筋力の強い筋肉を作ることが重要です。
それが加齢による筋肉量の低下やケガの予防・改善にも繋がります。

スポーツにおける筋力トレーニングは
力は質量×加速度です。
kgではなくN(ニュートン)
なぜならスポーツとは物体を早く移動させることが大きなパフォーマンスの向上につながるからです。
0m地点にある人間(物体)をいかに速くゴールの100mに運ぶか?
というとわかりやすいでしょうか。

いかに加速できるかが力の能力であり、力は速度を計測しないといけません。
近年、世界では速度を測定するトレーニングvelocity based training(以下VBT)は当たり前の時代に突入しています。
日本でもスケートラグビー野球など日本代表選手もメダリストとして成果を上げています。

挙上速度を測定することでどのゾーン(筋力・筋力スピード・スピード筋力・スピード)を捉えているかが分かります。
競技における筋肉動員数を増やすことや立ち上がりのパワーを高める加速度を高めるプログラム1RM法では無理。
毎回1RMを測定しなければ正確なトレーニングは出来ない。
でも…毎回1RMを測定すれば時間もかかるし、体力もムダに損失してしまう。

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ランニングにおける加速は接地時間のみ。
その限られたごく僅かな瞬間にいかに大きな力を発揮して加速につなげるか。

瞬発的に出力を出す動きを鍛えるという概念がランニングに限らずスポーツ全体に言えると思います。


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