どうしたら速く走れるか?

漠然とした題でトップアスリートから一般ランナーまで共通の問いになりますね。
トップアスリートがやっていることを、一般ランナーがもちろんできるわけでもなく、出来たとしても同じ結果が出るわけでもない。
SNSやyoutube見ていると、どんな練習すればいいですか?といった質問が多いです。
全ての人に当てはまるものは難しいですが、総合的なことを言うと以下のことになると思います。

・ランナーの生理学的要素
・トレーニングの原理原則
・ランナー個々の特性。

同じメニューを行っても同じ結果が出ないのは、結局、ランナーの個性の部分が様々だからだと思います。
個性というのは身体的な特徴(身長や体重や足の長さ・もっと言うと遺伝子レベル)・年齢・性別・トレーニング時間・仕事での疲労・生活環境(睡眠・食事)など。
遺伝子レベルには故障のリスクや筋の耐性や回復速度なども含まれると思います。
また、トレーニングの原理原則とは以下の通りです。

トレーニングの3原理
・過負荷の原理
・可逆性の原理
・特異性の原理
トレーニングの5原則
・全面性の原則
・漸進性の原則
・反復性の原則
・個別性の原則
・意識性の原則


もう少し具体的なことを書くと、ジャック・ダニエル氏の著書「ランニングフォーミュラー」では、ランナーのパーフォマンスに関わる重要な生理学的要素を6つ上げています。

・血液と酸素の運搬能力を高める
・筋肉の能力を向上させ、酸素を効率的に使えるようにする
・乳酸性作業域値を高め、より速いペースで走れるようにする
・有酸素作業能力を向上させる
・スピードの向上
・効率的なランニングフォームの獲得

これらを鍛えるためにトレーニングの原理原則を守りながら、ペースや距離など様々なトレーニングをバランス良く行うことが必要だと言うことです。

速く走るためには生理学的要素とトレーニングの運動強度や種目を理解し、自分に何が足りていないか、強くしたいのはどこなのかを考えてプログラムを組む事が必要です。

次回はより具体的な方法を書きたいと思います。

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