今週読んだマンガたち vol.13
結婚するって本当ですか?(全2巻 未完結)
転勤を回避するために擬装結婚する話。
擬装結婚だと思っていたのに...という予想しやすい展開にもかかわらず、登場人物たちがピュアで応援し続けたくなってしまうキャラクター。なんだか優しい世界。
周りは普通の結婚を当てはめてくるけれど、本人たちはそれに違和感を覚え続ける。
普通の結婚ってなんだろう、と考えてしまう作品でした。
わたしはいわゆる普通の結婚らしき結婚をしたけれど、2年後に子供ができてー家庭中心の生活を送ってーとはできていないししたくもない。
普通なんてないと良いな、と改めて思ってしまうのでした。
聖ラブサバイバーズ(全1巻 未完結)
少女マンガのその先を描いた作品。
推しと結婚!というこの上ない幸せをつかむも、体の関係は一切なしね、と告げられてしまう主人公。
恋愛って、結婚って、なんの意味があるんだっけ?と問われます。
不倫マンガはなぜこんなに受けるんだろう...と日々思っていたのですが、いままで少女マンガでゴールとされてきた結婚、のその先を読みたい人がたくさんいるからなんですね。
不倫マンガは単に読者に刺激を与えるだけの作品になってしまうこともあるけれど、伝えたいことやストーリーに芯があると良いなぁと思いました。
作品タイトルに少女マンガみが強いので、もっとエグいタイトルつければよかったのに!!!と思ってしまいました。
あらすじを知らなかったらちょっと恥ずかしくて読めなかったなぁ
カラオケ行こ!(全1巻 完結)
ヤクザが中学生に歌を教えてもらう話。
ギャグマンガなのに、笑いが深くてずっとクスクス笑ってしまう。
設定がなんだかリアルで近くにいそう。
あとマンガ慣れしていない私から見ても絵が上手い。
和山先生の作品、好きです!!初めて好きな作家さんに出会えたかも。
ちひろさん(全9話 完結)
元風俗嬢で今はお弁当やさんで働くちひろさんが展開するほのぼの作品。
抑揚の少ない日常を描いているのに退屈さがない。
エッセイのような個人感もない。
ちょっとアングラな設定とちひろさんのキャラクターに深みがあって、つい生き急いでしまう日常を落ち着かせてくれるような作品でした。