マガジンのカバー画像

読書履歴

14
運営しているクリエイター

#夜間飛行

書評 - 夜間飛行

書評 - 夜間飛行

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ, 『夜間飛行』, 1931
今回読んだのは、光文社の古典新訳シリーズ

郵便機という、郵便物を飛行機で運搬する事業が始まった黎明期の話。当時は鉄道や船と速度を競っていたので、たとえ飛行機が早くても夜に止まっていると追いつかれてしまう。したがって、郵便機というのは死と隣り合わせの危険な仕事であった。サン・テグジュペリ自身も郵便機パイロットだったからか描写が緻密で

もっとみる