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看護師になろうと思った理由

会社員、フリーターを経て看護師になった私。よく「なんで看護師になろうと思ったんですか?」と聞かれます。(そらそうか)

身近に医療重視者すらおらず、看護師は勝手に「めちゃくちゃきつそう」「精神力も弱い私にはきっと無理」「医療職は大雑把な私がやってもうたら絶対事故起きる」というイメージが強かったです。

では、なぜか。

・自分に自信を取り戻したかったから

・家族の後押しがあって安心感があり、生活の心配がなかったから

・せっかちな自分の性格に合ってると思ったから

の3点が大きいのかなと思います。

大学生まで負け知らずで根拠のない自信で溢れていた私。それが1社目でただの思い込みであるということを思い知らされます。向いていると思い込んで就いた外回りの営業職がまあうまくいかず、社内での人間関係もろくに築けず、みるみるうちに自分に自信を失ってしまいました。その環境からは早々に撤退しましたが、自分のやりたいことがわからなくなり、フリーターになって、また正社員になってもいろいろ悩み…1社目の経験がトラウマになっていまい、立ち直るまでに実に丸5年くらいかかりました。そんな迷走していた20代、とにかく自分に自信を取り戻したかった。自分の力で誰にも文句を言われない(?)国家資格を頑張って取りきって、その職に就いたらその自信が取り戻せるかも…?と思いました。それまで飽きっぽい性格で何かをやり通したことがなかった私。「到底無理。」と決めつけていたことをやり遂げてみよう!と思ったんですよね。

また、当時から今の夫に「稼ぎは俺のがあるから、いっそ勉強して資格でも取ったらえぇやん。例えば、看護師とか。」と言ってもらったのが最初のきっかけ。夫が看護師という職種に魅力を言われた当時は「えっ」っという気持ちが強くて、素直に従うのもなんだか癪で…結局踏み切るまでに2年悩みました(笑)今では感謝してもしきれません!

看護師という職種にしたのは、すごくわかりやすい「やりがい」が欲しかったからなんですよね…。自分のケアがダイレクトな反応になって返ってくるくるから。すぐ自分のパフォーマンスの結果がわかるのはせっかちな私には合ってるなと。特に病院では患者さんにとって一番近い存在であるっていうことがいいなって思いました。

結果。

専門学校では実習、課題、授業、国家試験のための受験勉強…想像以上にきつかった。あんなに睡眠時間を削ってやらなきゃいけないもんだと思ってなかったです。国家試験も一発で受かることができたし、全て終わった時はさすがに自分に自信を持てました。

経済的には夫に頼り切りでしたが、実際は教育訓練給付金をもらえたのと奨学金ももらっており、アルバイトもしていたので学費を払っていても生活にはかなり余裕がありました。

実習では学生であっても患者さんと接することで自分のケアの反応が得られてものすごいやりがいがありました。現場の看護師さんからも「学生さんの前だとあの患者さん、生き生きしてるわあ。」と言ってもらえたことは今でも忘れられません。

と、いうことで自分の見立てがある程度合致したのでそのまま看護師になったという感じですね!(なってから諸々ひっくり返った部分もあるのですが…それはまた後日)

キャリア的には遠回りしてしまった感は否めないのですが、20代でくよくよしたからこそ納得感が得られる今があるのではないかとも思います。(そう言い聞かせている)キャリアやこれからどうしよう…と思っている方々に少しでも足しになる話となれば幸いです😊では✋

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