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入院日誌 8日目〜退院決定〜

のんびりと過ごす生活も悪くないと思えるのは、健康な身体があっての事。

熱もなく、怠さ、肩凝り、頭痛もない。
平和な目覚め...ではなかった。

斜め向かいに昨日入院された方。
聞こえたのは10回目の入院。以前の入院システムも知っているようで、コロナ前は食堂でご飯を食べれたとか。
ぱっと見80代のおじいちゃんは、入院生活で心穏やかだった日常をかき乱す。

深夜2時。物音で微かに目を覚ます。
誰かがトイレに向かう音。スリッパの足音と扉を開ける音が聞こえる。
静かな深夜の病院に響き渡るジョボジョボ音。
扉が閉まっていない?
今時立って用を足している?
そして、水を流す音。
扉が開く音は聞こえない。やはり開けっ放しだったのか?
そんな物音で起きる目覚め悪い朝(深夜)でした。

ちなみにお向かいも60〜70代のおじいさん。
日中はパソコンに向かっているみたい。適度なリズムでマウスのクリック音が鳴る。キーボードを叩く音はしない。看護師さんとの間で「鬼滅の刃」「進撃の巨人」という会話があったのでパソコンで漫画を読んでいる?

お隣は耳の遠いおじいさん。推定80代後半。
耳が遠いため、看護師さんも大きな声で話さなければならず、部屋内に会話が響く。
いつ検査だとか、どんな検査だとか、何の薬を飲んでいるか、体調はどうか。勝手にこっちも把握してしまう。そして、今日無事に退院されるようだ。

さて私の方は昨日の傷口から出血もなく、消毒して絆創膏を貼り直して終了。傷口良く見ると、切った感じの傷。ここでようやく器具を刺すためのきっかけ作りに切られた事に気付く。
今のところ痛みもなく順調に回復中。

日課だった大きな注射器のお薬も昨日で終了。

朝食前に採血2本。
昨日少し上がった体温も平常。
採血の結果次第で退院が決まるとの事。

完全に暇を持て余す。
上司に連絡。今後の出社のタイミングを相談すり。

身の回りの片付け、整理を始める。

入院時とは比べ物にならないくらい元気だが、脇腹が切れているので運動はできない。
暇だ。

病院の事務の方から、支払い費用の概算をいただく。結構な額だが健康には変えられない。
逆に体調が悪かったとはいえ、今後お金払ってもこれだけベッドの上で生活させてもらえる日々はこないだろう。
そして体調を崩してわかった事は、どれだけ身体に負担をかけた生活だったのか、正に身に染みて知らされました。
健康は大事。

帰りの支度を進め布団に入る。
おやすみなさい。

入院日誌は一旦今日まで。

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