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四国水族館に行ってきた! 推しポイント編

前回までのあらすじ〜近場にできた四国水族館に行ってきたぞ!

というわけでよんすいに行ってきた忘備録続編です。

今回はわたしがぶちあがったよんすい推しポイントを書こうと思います。
テッテレー


フードコートがガチ

 これ展示そのものには全然関係ないんですけどフードがおいしいのは個人的にめっっっっっっっっちゃ最高なポイントでした……おいしいものが好きだから……wwww
 地元なので讃岐うどんもメニューにあったのですが、驚いたのがおそらく麺を打つっぽいところガラス張りになっていたこと。ということはここで麺、うっているということですよね……? さぬきうどんをうつ水族館……新しすぎる……あと拘ってる感じ伝わってきてめっちゃ期待できる……なんとなく……。
わたしは腹の減り具合的にうどんまでは無理かなって思ったのでからあげを食べました。ここよんすいのある宇多津は塩づくりの伝統のある場所。その伝統の塩「宇多津塩」を使った塩からあげです。

 う、うめえ……

 おにく柔らかだししおの塩梅もイイ……なにより注文してからの揚げたて!! 揚げたてです!!! 作り置きしてオレンジの光のあったけえガラス張りのアレに入っているとかじゃあない……嬉しい!!! すぐがっつくからアッチ!!! ってなりましたけどそれが出来立てって感じでいいんじゃ!!!

 そしてこのフードコート、なんとビールが……飲めるんですよ…………。ビールクズことMZK大歓喜。奇しくも季節は真夏。お盆前。フードはからあげ。ビールがおいしくないわけがございましょうか。しかもジョッキで出してくれる……ありがとうよんすい……昼からすいぞっかんで飲むビール……最高でした……(当然ですが節度ある飲酒です)


 いきなり展示そのものに関係ないところで大変失礼しました。なんか……グッときちゃって……つい……。次からはちゃんと展示の話をします。

 ということでわたしにぶっささったよんすいのいいとこ2点目

淡水のいきもの展示に情熱を感じる

 よんすいは2階のオープンエリアに、四国の川のいきものが展示されているのですが、淡水魚大好きマン、ここでかなりぶちあがる。
 水族館、海の生きもの中心で、淡水魚コーナーがあってもアマゾン川などせかいの川の展示になりがちなのですがよんすいはとにかく四国の淡水魚にスポットを当てていて、ああ、四国に水族館がある意味……! 真面目に嬉しくなってしまいました。今まで見たことがなかったトサシマドジョウ(らしきドジョウ)を見られたのも嬉しかった……!!
 わたしが特に好きなのは

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 この水槽。(名前ついてたと思うのですが名前を写真に撮ってないうえパンフにも載っていない? みたいで謎)(そしてなんという状況のわからん写真だ……すみません)
 何がいいって、この水槽、石垣が組んである……
 アユモドキ展示を……彷彿とさせる……農業用水炉の再現……ああ! しかもわかりますかねこれ……写真右端……

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土管入ってるじゃないですか……



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 外にもちゃんとあるんすよ…………………

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 しかもちゃんとここから水槽覗ける仕様なんすよ!!!!

 めちゃめちゃめちゃわかりみがすぎる……わからない人本当にすみませんわたしこういう演出大好きで……
 こういう「環境」を見せてくれるところ、ワクワクさせてくれるところ、ああ、すますいの中の人たちがつくったすいぞっかんだなあ……! とかんがいひとしおでした。おしむらくはおそらくコロナ対策として密を防ぐためにこの土管から実際に水路を覗き込むのが叶わなかったこと……。早くどかんに寝そべってこころゆくまでにったんたちの風景を楽しみたいです(お子さんが来たらちゃんと譲るように)

 そして最後にこれも紹介させてほしい……わたしにぶっささったよんすいのいいところその3

 川獺がいた景

 よんすいは最近の水族館トレンドの例に違わず(?)カワウソを展示しています。カワウソ(コツメカワウソ)はいろんな水族館で展示されていて大人気。決して珍しい展示ではありません。でも、この水族館には「人気だから」だけではなく、カワウソを展示する非常に重要な意味があるのだ、と展示の名称を見て気づきました。
 見出しにもある通り、この展示の名前は「川獺がいた景」。これだけでもいきものが好きな人はピンときたかもしれません。

 四国は、絶滅したと言われているニホンカワウソが最後に目撃されたところなのです。

 その、四国の名を冠する水族館だからこそ、「カワウソ」を展示する意味って、多分すごくある。よんすいの人もそう思ってるんじゃないかな〜。だから、このカワウソたちの展示の名前は川獺が「いた」景なのだと思います。勝手にそう思っただけだけど……。

 かつて日本にくらしていたニホンカワウソは絶滅(と言われている)してしまいました。勝手に絶滅したのではなく、わたしたち日本人が川を汚したり、毛皮をとったりしたことで絶滅させました。

 展示されているコツメカワウソも、ペット需要などで乱獲されて数を減らしており、昨年はワシントン条約という、絶滅のおそれのある生きものの国際取引に冠する条約で、商業目的での取引が原則禁止となるいきもののリスト「附属書Ⅰ」に掲載されました。(つまりコツメカワウソの商業目的での取引は今原則禁止です)

 カワウソだけでなく、いま、日本はもとより世界中で多くのいきものが絶滅のおそれに瀕しています。一方で、そんな希少ないきものを、珍しいから、かわいいからとペットにする需要があり、その需要に応えるように乱獲を伴うペットビジネスが横行しています。

 こういうことを、よんすいのひとたちは知っているし、変えていく方法について考えているし、お客さんにも知って欲しいと思ってるんじゃないかな、と不肖わたくしは想像したのです。

 かわいい、きれい、だけではなく、そういう、私たちにとって耳が痛いこと、めんどくさいなーと思うことも伝えていくことが昨今の動物園や水族館には求められていて、よんすいのこの展示は、決して多くは語らないけれどもそこのところを意識した展示になっているな……と、本当にあくまでただの個人的な感想および想像ですが、なんかそんなことを思ってMZKはアツくなってしまいましたとさ。違ったらごめん、よんすいの人。

 真面目な話をした後でなんですが、コツメカワウソは可愛すぎて暑さのせいでなく溶けそうになりました。飼育員さんとの戯れが最高でした。ありがとうございました。どうか彼らが本来の生息地でいのちを繋いでいけますように。

 以上、よんすいレポート〜わたしがぶちあがったポイント編〜でした。コロナ禍のおりですが、地元からけっこう近い水族館、これからの進化も楽しみですので何度も足を運びたいと思っています。


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