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麻雀研究する前に。

麻雀初心者さんがこれから麻雀を覚えていくにあたって覚えておいてほしいことがあります。
麻雀で勝ちたいなら何度も何度も実践する必要があります。どれだけ机の上で研究したって最初から勝ち切るのは天才的なセンスが必要で現実的ではありません。

競技麻雀のプロに憧れて彼ら彼女らを真似てもダメです。
何年も前の話だけど、テレビ対局では麻雀プロがツモるたびに牌を牌の上に乗せますよね。
あれを真似する麻雀打ちが増えちゃって雀荘からしたら大迷惑でした。

ただでさえお客さんの打つ速度が遅くなってきてるのに、さらに回転率落とされたらたまったものじゃありません。

今はMリーグって舞台で麻雀プロを名乗ってる俳優さんとかも、対局中に飲み物を右側のサイドテーブルに置いたりしてましたが、あれも雀荘ではNGです。

これはセットのお客さんに本当に多い。セットなら好きにしていいのですが、フリーでは揉め事の原因になるからダメなんです。なのでフリー麻雀では右側のサイドテーブルに物を置き、右側の人がこれは自分のだと主張して揉めた場合、確固たる証拠がない限り右側の人の物になってしまう可能性があります。特にお金ね。

少し脱線しましたが、話を戻すと、なんで麻雀で勝ち切るためには実践が必要かというと、臨場感による緊張感にまず慣れなきゃいけません。
この緊張感はネット麻雀では全く味わえません。
味わえたとしても桁が違いますよね。

ネット麻雀で強くなりたいだけなら実践は必要ありませんので、研究するのは大事だと思いますが、もしこれから麻雀プロになりたいとか思う人や雀荘で打ってみたいって人にはネット麻雀はオススメしません。
いくらリアルを追求したと言ってもリアルを感じられませんからね。

これも当店で過去にあった話なんですが、フリー打ち初めてですがネット麻雀で鍛えたので麻雀は打てますって新規のお客さんが来てくれて、いざ開局したら緊張と牌を触ることに不慣れからなのか、混乱しちゃってどう牌を取ったらいいかわからない状況に陥ってしまうなんてことがありました。
ネット麻雀て自動で配牌してくれますもんね。

緊張感に慣れてきたら次は技術面ですね。
麻雀において最も大事な技術は状況判断です。
牌効率や河読みも大事ではありますが、臨機応変に対応出来なければ全て無駄になります。

そしてこの状況判断を鈍らせる宿敵がいます。
欲望です。
麻雀で深みにハマって負け続ける人の共通点は、
ズバリ欲を捨てられてないからなんですよ。

FXなんかと一緒で、麻雀はアガリタイヨアガラセテヨって思えば思うほど深みにハマり、欲を出すほどアガりから遠のいていく不思議なゲームなんです。

4人で遊ぶゲームで、相手も和了に向けて手作りしますよね。その環境で毎回毎回自分が和了できるわけないのに、なぜか麻雀下手な人って毎局和了に行こうとする人の多いこと。

そうすると守備が疎かになり、突然来るリーチに対応できなくなりますよね。
で、守りきれず放銃。。。
これは初心者や負け組に多いですね。

あとはすごい遠いところから仕掛けていって降りることが不可能になり結局放銃とか。
鳴く行為ってのは高度な技術であって、素人がやったらほぼ確実に痛い目をみます。
せめて元のツモ山はどこで、どう鳴いたらツモ山が元に戻るかを常に意識できるようになるまでは鳴きはオススメしません。

心当たりのある人もいるのではないでしょうか。

全然勝負するような配牌でもなんでもなく、向聴数も全然遠いのに降りきれず放銃なんてしてたらどんどん自分の流れが悪くなってって好配牌なんて貰えなくなるのですよ。
勝負する手なのか、勝負できない手なのかで打牌選択が大きく変わります。

これを読んでる人の中にはリーチが入った時に次の一言を言ったことがある人や聞いたことがある人は必ずいると思う名言があります。

それがこちら⤵︎ ︎

「あー困った。。切る牌ないや」

...麻雀において、切る牌がない時がどういう時かご存知でしょうか。

そうです。答えは簡単ですね。

和了した時のみなんですよ。

それを高々リーチが入ったくらいで毎順停止しては困った困ったとギャグですか!

河読みの本とか待ち読みの勉強とか何切る問題とか読む前に麻雀に向き合うメンタルを磨くべきだと思いますね。
麻雀は自分の番になったらどんなに困っても必ず1枚を切るか、和了宣言して局を終わらせるしかありません。
わかりやすく大きく分けると、1番いらない牌を捨てるか、安全策を取って絶対当たらない牌を切るかの2択なわけですよ。

例えば北家が4巡目にリーチをかけてきたとします、その時の自分の手がタンピン三色が見えてるけどまだ三向聴で赤が2枚入ってたとします。ドラは字牌で河に全部見えていて、自分の手には安全牌が面子の中にしかありません。

あなたは面子を壊して降りますか?

降りる、と答えた人は麻雀から足を洗ってジムでも通ってた方がいいでしょう。

相手のリーチが安い確率が高く、自分の手が大きく育つ可能性があるこの局面で降りはありません。

極端なこというと、そんな状況ならオーラスのトップ目でも降りちゃダメです。
この場合降りたって1巡2巡しか凌げません。

結果放銃したとしても降りるべきではありません。
むしろ放銃しましょう!

放銃を恐れる人が多すぎます。
牌がイケイケって教えてくれてるのに立リーチが来て手を曲げて結局降りきれず放銃なんてしたら目も当てられません。
真っ直ぐ行って放銃することは悪いことではありませんから。

デジタルの人は否定するかもしれませんが、流れを信じた方が勝負かけやすいんですよね。

ダメだった時にそういう流れだったんだって諦めもつきますし、心のケアにもなりますね。

逆に、ドラもなく、カンチャン1つペンチャン1つ対子2組の残り数牌と字牌の孤立牌って配牌を貰ったとします。場は東2局風は北家とします。

さあ想像してください!

あなたはこの手にどんな未来を想像しますか?

これ意外と多くてまじで謎なんだけど、こういったクソみたいな配牌の時に親に役牌切って鳴かせるアホが多いのよ。こういったクズ手は字牌を絞りながら安牌増やしつつ七対子狙いの一択しかないわけですよ。

それを馬鹿みたいに順子作ろうとして平和作る時みたいな切り方して誰かに鳴かれて聴牌させて放銃までやったらギャグでしょ!

極端な意見を言うならば、配牌の時点で降りることを視野に入れながら打ちなさいってことね。

牌効率とか以前の話なの。
勝負事には押し引きはつきものでしょ。

どこで勝負してどこで降りるかがもっとも重要なわけです。それもわからず毎回イタズラに張り続けてたら負けるに決まってますでしょーよってこと。

どうしても勝てないなあって人はかなり多いと思うんですけど、麻雀は心理戦でもありますからね。

和了することに夢中になってたら勝てませんよね~

その時々で状況を判断して、ベットするのかしないのかを配牌時に選択することを覚えましょう。

相手の表情だったり視線だったり、ちょっとした仕草だったりを読む達人もいますから、自分の手が好配牌でも悪配牌でも気づかれないようにすることも割と大事です。

特に悪配牌の時にそれを口に出す人がいますが、私のことはノーケアで大丈夫って言ってるのと一緒ですからね。嘘だったら三味線ですけど笑

綺麗な和了は承認欲求も満たされるし中毒性が高いから和了したくなるのはわかるのだけど、降りる楽しさも見いだせたら雀力は確実に上昇しますよ~
ベタ降りしながら読みの練習とかね!

先日うちで打ってたお客さんが負けてばっかってずっとボヤいてたからちょっと意見してあげたってお話でした(*ノシˊᗜˋ*)ノシ


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