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札幌銭湯スタンプラリー2023のこと(その26・鷹乃湯)

札幌銭湯スタンプラリー2023、26軒目は鷹乃湯さんへ。

まだ暑い札幌、チャリでお邪魔した。

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正直に告白しておくと、本当は千成湯に行くつもりだった。つもりというか実際に行ったのだが、本日は定休日とのこと。

事前に一応調べてはいたのだが、とんだ耄碌である。そんなわけで目的地を鷹乃湯へ変更。

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今日は敬老の日である。鷹乃湯(をはじめとした市内の銭湯)では、65歳以上なら200円で入浴可との超お得キャンペーンが実施されていた。

しかし65歳以上が老人かというと、そうでもないだろう。

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明らかに65歳は超えているが「生涯現役!」といわんばかりの色黒ヒゲ金ネックレスな大先輩を銭湯でよく見かける。絶倫感の漂うバブルスター的昭和任侠映画俳優な雰囲気を纏った方々は、決して老人ではない。

65歳以上200円というのは、便宜上そうしているだけだろう。

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耄碌はしているが、80年代に生まれた私は老人でない(はずだ)。
が、若者と関わる際、ジェネレーションギャップを感じることは少なくない。

以下は私が日常で繰り出す珠玉の例えだ。

「桜庭対ホイスくらい長ぇな!」
「若貴の優勝決定戦並みに盛り上がってますね!」
「急げ急げ!古畑の桃井かおりみたいに急げ!」

これらが若者には全く伝わらない。格闘技方面に若干偏っているのも如何なものか。ジェネレーションの問題ではないような気もしなくはない。

いずれにしても、私は老人じゃないが若くもない。なんと中途半端な。

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「42歳なので480円払います!」
そう宣言しながらスタンプ用紙を番台へ。

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久々の鷹乃湯。相変わらず湯が熱い。

熱々の湯に浸かりながら思案する。どうすれば若者に好かれるか。
少なくとも若貴だの古畑だのはよくない。よくないけど言わずにはいられないのだ。

横取り40萬、インパク知、クラッシャー・バンバン・ビガロ、ラモスのループシュート、平成新造語、ポケベルが鳴らなくて、レベルE、ゴルビーのパイプライン大作戦、さんをつけろよデコ助野郎。

全部言いたい!

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中途半端な私だが、銭湯では「俺が一番若いな!」ということがよくある。
今日の鷹乃湯もそうだった。他のお客さんは、明らかに全員が先輩だった。

彼らは私が繰り出す珠玉の例えをどう受け止めるか。

桜庭対ホイスはたぶん伝わらない。
若貴の優勝決定戦は大丈夫な気がする。
古畑は、おそらくダメだ。

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本当は、鷹乃湯でスタンプラリーをフィニッシュするつもりだった。

定休日か知らんけど祝日なんだから営業しろよ!

そんなことを思ってしまった。古畑のキムタクくらい身勝手である。

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