見出し画像

昨年を超えたマリンの4周年記念LIVE

昭和老人会と称された宝鐘マリン3周年記念LIVEから一年、
再び昭和歌謡祭としてあのLIVEが帰ってきた。

今回も昭和をテーマにした楽曲ばかりだったが、スタートの
昭和らしいアニメーションから衣装チェンジ演出、前回同様多数のゲスト
出演に、フブミオの相変わらずのアドリブMCと作り手の
「見ている人を楽しませたい」「去年見てくれた人にもう一度」という
想いの詰まった非常に満足度の高いLIVEで、評価の高い昨年の
3周年記念LIVEを超える内容だったのではないだろうか。
(前回は4:3の比率風だったが今回は本当に4:3だ)

ちなみにセットリストは以下の通り。

①愛人           1985年(昭和60年) テレサ・テン
②Plastic Love        1985年(昭和60年) 竹内まりあ
③異邦人          1979年(昭和54年) 久保田早紀
④天城越え         1986年(昭和61年) 石川さゆり
⑤Get Wild         1987年(昭和62年) TM NETWORK
⑥青い珊瑚礁        1980年(昭和55年) 松田聖子
⑦フレンズ         1985年(昭和60年) レベッカ
⑧ロマンティックあげるよ  1986年(昭和61年) 橋本潮
⑨真夜中のドアStay With Me 1979年(昭和54年) 松原みき
⑩SHINKIRO ※新曲
⑪微笑がえし        1978年(昭和54年) キャンディーズ

私自身としては実は世代では無いし殆どの曲は生まれる前の生前の
曲なのだが、CCCDという日本の音楽シーンにおいて恥ずべき時期に
十代後半を過ごしてしまったが為、当時の「今の音楽」に萎えてしまい、
過去に遡り少し古い曲を聴いていた時期がある。その為、これらの名曲が
名曲である事はある程度は理解しているつもりだ。

当時の世代を思うと50代前後か、地上波での音楽番組も今とは比べ物にならない位存在してた時期で生バンドに生歌と今思えば非常に
贅沢な構成が当たり前で羨ましいという気持ちも強い。

さて、そんな中まず注目したいのは②Plastic Love、
⑨真夜中のドア~Stay With Meだ。
この2曲は昭和歌謡と言いつつも近年のシティーポップの流行から、
むしろ最近の方がより注目された楽曲なのでシティーポップという
ジャンルと共に馴染みのある曲かもしれない。

⑩の新曲SHINKIROの曲調も相まって、今回の昭和歌謡の中でも
メインテーマ的な意味合いの2曲だと思う。

海外ニキも全体と通して日本語の歌詞は分からなかったと思うが、
この2曲に関してはシティーポップブームの中心にいる2曲であり、
それを踏まえた上での新曲SHINKIROなので、新曲のコンセプトがしっかりと
伝えられる内容だったと思う。

次に前回でも採用されたザ、アイドルとも言える松田聖子、キャンディーズ楽曲の⑥青い珊瑚礁と⑪微笑がえしだ。
前回の3周年LIVEでは赤いスイートピーだったが今回は青い珊瑚礁と定番曲をしっかりと抑えたチョイスは素晴らしく納得の選曲だと思う。

またED曲となった⑪微笑がえしは、MCの二人と歌うというサプライズも嬉しかったがこちらも良い選曲だ。

単に3人だから3人組のキャンディーズという事もあるのだろうが、
キャンディーズ実質の最後のシングル楽曲であり歌詞の中に過去の
楽曲のタイトルが入っていたりとキャンディーズ楽曲の中でも
集大成の意味合いが強い曲でありお別れという意味なら歌謡祭の
幕引きには丁度良い楽曲の様に思う。

振付もアレンジがありつつも原曲のリスペクトも感じられる振付で
3人が歌う姿は当時のキャンディーズファンもどこか懐かしく
今では見る事の出来ない3人が歌う姿が重なりあの頃の思い出を綺麗に蘇らせてくれたのでははないだろうか。

それ以外にも⑧は歌詞のファンタジーと3期生のファンタジーをかけていたりとそれぞれの選曲理由があった事はLIVE後の裏話配信で語っていたが、
それにしても当時の世代ではない自分ですらも何か嬉しい気持ちになり
何か語りたくなる様な、思い出を綺麗に掘り起こしてくれた船長には
今年も感謝としか言いようがない。

ありがとう宝鐘マリン、ありがとう船長、ありがとう一味

byスバ友

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?