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思い出の曲/オリビアを聴きながら

文筆をするときは「根古屋μ座衛門」と名乗っている自分ですが、(アマチュア)ピアノ弾きとして活動するときは「はぃぱぁきゃっと」と名乗っています。そんな「はぃぱぁきゃっと」も、人前で(趣味の)演奏活動するようになってから20年。初期のころから弾いてるこの曲の思い出について語ります。

 最初にこの曲を聴いたのは、高校3年か大学1年の頃。当時はよく聞いていた19時台のFMラジオの番組中でかかったように記憶している。
 ただし、この手の番組にありがちな傾向で、曲をかける前にはタイトルとアーティスト名を言うが、曲が終わったあとはフェードアウトしてそのまま次のコーナーやCMに行ってしまうことが多かった。そのため、記憶には残っているものの、永いこと、歌ってるアーティストも曲名も判らなかった。

 大学生活も後半に差し掛かったころ、当時の彼女、じゃないな、友達以上恋人未満な部活の後輩(大学に入ってまで、陸上部に所属していました)とドライヴしていた時、なにかのはずみでこの曲の話題になり、彼女がアーティストと曲名を調べてくれて、収録されているアルバムを録音したカセットテープをプレゼントしてくれた。それが、尾崎亜美さん作詞/作曲で、杏里さんが歌う「オリビアを聴きながら」であった。
 ただし、後年になって気づいたのだが、彼女がプレゼントしてくれたアルバムに収録されているバージョンはちょっと特殊で、通常であれば2番が終わったら、すかさずそのまま、大サビをもう1度繰り返すのであるが、このバージョンは、英語のバックコーラス入った間奏を挟んでいた。
 この部分の英語、後半部分は聞き取れたのだが前半部分がどうしても聞き取れない。その旨彼女に話したら、どこからかその部分の英語の歌詞を調べてきてくれて、自分に手渡してくれた。
 インターネットは無論、パソコン通信ですらまだ普及していなかった時代に、である。めちゃくちゃ感動したことは言うまでもない。
 そんな彼女は、卒業後は、とある中堅都市で看護婦をしていたが、やがてそこの医師と結婚して二児の母となった。今頃は、孫も生まれているかもしれない。

 最悪なのは、彼女がせっかく調べてくれたその部分の歌詞を、自分が忘れてしまった、ということである。ただし、その後半部分は、今でも鮮烈に覚えている。

Maybe, I never foget loving you!!

 これは、それからもう何十年も経った、今の自分の気持ちである、かもしれない。それぐらい、彼女のことが好きだった。

追記:このバージョンの「オリビアを聴きながら」が収録されていたのは、杏里さんの「Meditation」というアルバムです。もし、英語歌詞の部分が判る方が居たら、おしえていただけるとありがたいです。

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