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余った角煮はチャーハンにしよう

先日ふと思い立ち、豚の角煮を作りました。

我ながらおいしく出来て満足したのですが、何しろお肉を1kg弱用意していたので圧倒的に量が多いのです…一人では食べきれないので友達にお裾分けしましたが、それでもそのまま毎日食べ続けるとさすがに脂もキツくなってくるものですね。

そこでふと、「角煮の脂身をラード代わりにしてチャーハンを作ったらおいしいのでは??」と試しに作ってみたところ、大成功でした。

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備忘録も兼ねて簡単なレシピとポイントを忘れないうちに残しておこうと思います。


材料(一人分目安)

・豚の角煮(豚バラが望ましいです)…4cm角のものを1つ

・角煮の時に一緒に煮た生姜…1~2切れ程

・角煮の煮汁、タレ…大さじ1もあれば十分

・卵…一つ

・長ネギ…3cm幅

・ご飯…お茶碗一杯分(150g)

・塩、胡椒…少々

・醤油…少々

・シャンタンなどの中華味調味料(お好みで)…少々


下準備

・卵は溶いておく

・長ネギ、生姜はみじん切りに

・豚バラ肉の構造として、

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オレンジに塗った脂身の部分と青に塗った肉の部分が交互に重なる形になっています。それぞれ別に使いたいので分けておきましょう。(あらかじめ温めておくと分けやすいです。小さめの鍋やフライパンでじっくり温めてもいいですし、レンジだと600wで30秒ほどで十分です。強火で温めたりレンジで熱々にしてしまうと繊維質のお肉が固くなったりパサパサになってしまうので、ほんのり温まったくらいでOKです。)

・分けた脂身はフライパンへ。お肉はそのまま食べてもいいですし、チャーハンに入れる場合は少しほぐしておきましょう。

手順

1、フライパンを弱めの中火にかけ、脂を温める

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火にかけると脂がじんわり染み出してくるので、木べらなどで崩しながら温めます。

2、脂がフライパン全体にいきわたるくらい染み出したら、長ネギを加えて炒める

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部位にもよると思いますがかなり沢山脂が出ます。ネギを投入した後も、火を強めずに焦げないようにじっくり炒めます。甘味と香りを出すためです。

3、ネギに火が通り、色が変わってきたら火を強めの中火にし、溶き卵を加えて手早く混ぜながら炒める

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ここからは火力を上げて卵を投入し、素早くこなしましょう!脂が沢山出てる状態なので、焦げ付きやすいフライパンでない限りはそこまで焦げ付くことはないかなと思います。(このフライパンは元々テフロン加工のものですがもうかなり剥げてしまっていて、油の追加なしで焦げ付かないか不安でしたが大丈夫でした!)

4、卵が半熟になり始めたらご飯も加えて手早く馴染ませる

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卵が完全に固まってからご飯を入れるとうまく馴染みません。「米粒を卵でコーティングさせるように」とよく言われるように、ご飯を卵と馴染ませて炒めましょう。(写真のは少し失敗でした…)

5、みじん切りの生姜と塩、胡椒少々も加えて更に馴染ませ、角煮の煮汁を加えて炒める

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煮汁の分量についてはポイントにて後述しますが、多くて大さじ1.5もあれば十分です。それ以上だとべちゃっとした仕上がりになってしまうので、様子を見ながら調節していくといいと思います。

6、ほぐした肉とお好みで中華味調味料を少し加えて馴染ませ、醤油を鍋肌から回し入れる。醤油が馴染んだら皿に盛って完成

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写真ではフライパンに入れてからほぐしていますが、あまり時間がかかってしまうとチャーハンもお肉もパサパサになって行ってしまいます。そのため、あらかじめほぐしたものを加えて仕上げる方が角煮の美味しさが伝わりやすいように感じました。

醤油は香ばしさを出すためなので、このようなボトルタイプのものを鍋肌(フライパンの側面)にサッと一回しくらいでOKです。

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https://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/shinsen/index.html

ポイント

・煮汁

私は白ごはん.comさんのレシピを参考に角煮を作りました。(いつもお世話になっています、ありがとうございます…)

恐らく私の煮詰めが足りず、割とあっさりした仕上がりの角煮になったので煮汁を大さじ1~1.5としましたが、しっかり濃いめの煮汁、タレで作る場合はもう少し分量を減らす必要があると思います。角煮自体にしっかり味が染みているので、「少し足りないかな?薄いかな?」と感じるくらいが体感的にもちょうどよかったです。

・中華味調味料

ちょうどあったのがシャンタンだったので少しだけ加えましたが、風味を加えたいだけなので本当に少しで大丈夫です。上記のように、「足りないかな?」くらいで十分です。手元に無い場合は無くても十分おいしいと思いますし、なにより角煮にしっかり味がついていることと、脂のコクやうま味が力強いのでしっかりチャーハンの味をまとめ上げてくれます。そのため、煮汁以外の調味料はそのアクセサリーくらいの認識でいいと思います。

・生姜

個人的に生姜が好きなので、豚肉と一緒に煮た生姜も加えましたが、豚肉の脂のうま味の中でさっぱりといいアクセントになってくれました。無い場合でも、生の刻み生姜を手順2の段階で加えて作ってもおいしいと思います。他にもアクセントとして、食感を楽しむためのネギを仕上げに加えてもいいですね。


発見

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今回はチャーハンでしたが、同様にもやし炒めを作ってみたらこれもめちゃくちゃ美味しかったです。(ぜひこちらのレシピを参考にどうぞ…)

普通の野菜炒めにしてもいいでしょうし、角煮のポテンシャルが高すぎます。

もちろん角煮は白米のお供に最高ですし、そのまま食べるだけでもとてもおいしいですよね。しかしもし角煮を持て余してしまった時は、レシピのラード代わりに使ってしまうというちょっと贅沢なアレンジにしてみてはいかがでしょうか?健康のため、脂のとりすぎには十分注意してくださいね。


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