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1%と99%

なんの数字だと思いますか?
これは顕在意識と潜在意識の割合だそうです。
最近本や動画やセミナーで、心理学や引き寄せの法則について学んでいるのですが、この割合を見たとき私はとても驚きました。
ちなみに顕在意識のほうが1%、潜在意識が99%とのこと。
毎日自分が自覚していることが、意識のうちの1%しかなかったなんて。
今回はこの99%の潜在意識についてシェアしようと思います。


潜在意識は何でできている?

99%の潜在意識の中身は何なのでしょうか。
大まかなものを3つあげると
・セルフイメージ
・自分ルール
・思い込み
と言えるそうです。

セルフイメージとは

セルフイメージとは、「自分に対する自分の評価」のことです。
「私は美しい」とか見た目のことだったり、「僕はネガティブだ」なんて性格のことだったり、自分で自分はどういう人間だと思っているか。
一度自分はどんな人間なのか書き出してみるとわかりやすいと思います。
このセルフイメージがプラスに働いている分には良いのですが、マイナスに働いてしまうと少し辛くなってしまいます(悪いという意味ではなく、自分が少し辛くなるという意味です)。

例えば、「職場で私は嫌われている」というセルフイメージを持っているとします。
たまたま挨拶した相手が体調が悪く、そっけない態度をとられてしまった。
→「やっぱり私は嫌われている」とセルフイメージが強くなってしまいます。
逆に「私は職場で円滑な関係を築くことができる人間だ」というセルフイメージを持っていると、多少そっけなくされても(今日は体調が悪いのかな)と解釈することもできます。
相手の態度は同じなのに、自分が自分のセルフイメージをどう持っているかで、受け取り方が変わってきます。

辛くならないにはどうしたらいいかというと、
「それって事実?」
と考えるといいと思います。
つまり、そっけなくされた→私のことが嫌いと結びつけてしまった時に、「それって事実?それって本当?相手からそう言われたわけでもないし、本当に嫌われている?」と、想像なのか事実なのか自分で自分に問いかけてみると、冷静に判断できるようになっていくと思います。

自分ルールとは?

自分ルールとは、「~すべきだ」や「~してはいけない」と自分で自分に課しているルールのことです。
例えば、「出された食事は全て食べなくてはいけない。そうしなければ相手に失礼だから。」という自分ルールを持った人がいるとします。
その人が作って食卓に出した料理をほかの人が残したら、「この人は私の出した料理を残した!なんて失礼な人なんだ!私はこの人に軽んじられているに違いない」なんて思うかもしれません。
実際は相手は軽んじているつもりなんて全くなく、ただ単におなか一杯で、これ以上食べると気持ち悪くなり迷惑をかけてしまうと思っているかもしれないのに。

私もこの考え方をよくしてしまうのですが、結構しんどいんですよね。
そんな時に意識していることは、「自分ルールを緩める」ということです。
例えばメールの返信が遅い時、以前は(早く返してくれればいいのに)とイライラしていました。
もちろん自分はすぐに返信していましたし、半日以上経つなんてありえないと思っていました。
でも、自分に子どもができてなかなかメールをチェックすることができなくなり、半日以上返せないことも多くなり、罪悪感でいっぱいになっていた時のこと。
「遅くなってごめんなさい」と伝えたところ、相手は「謝らなくていいですよ~私も返せない時があるし、お互い返せるときに返しましょう~」と言われて気づきました。
半日以内に返すのなんて自分が決めたルールで、誰にも咎められていないということに。
もちろん緊急の連絡には対応しますが、「自分もOK、相手もOK」と思うとふっと心が緩んだんです。
自分を許すと人も許せる。人を許すと自分も許せる。
人間関係でイライラした時、「それって自分ルールかも」と立ち止まってみるといいんじゃないかなと思います。

思い込みとは?

思い込みとは、自分以外の物事に対する評価です。
例えば、「学校の先生はみんな怖い」とか、「男の人ってみんな浮気する」とか。
聞いている分には極論だったりそれは違うでしょと言いたくなることでも、本人の中で正当化されてしまっていたりします。
なぜこのような思い込みができてしまうかというと、
・自分の経験
・子どもの頃に親がいつも言っていた
・学校で暗黙の了解になっていた
・TVやSNSで何度も話題になっていた
など、周りの環境も大きく関わってきます。

これは思い込みに関してだけではないですが、体験した出来事の大きさや回数、自分の感情がどの程度揺れ動いたかによって、刷り込みの大きさが変わってくるそうです。
もし生きづらさを感じていたり、辛さを感じているんだとしたら、この思い込みについてもまた、自分に問い直してみるといいと思います。
例えば、「学校の先生はみんな怖い」←それって本当?事実?思い込みではない?
・なぜそう思う?→高校のA先生に強く怒られたことがある
・A先生だけ?→中学のB先生にも注意された
・他には?→・・・それだけかも
・他の先生はどうだった?→高校のC先生は優しかったかも。小学校のD先生も休み時間にたくさん遊んでくれたなぁ。今思うとA先生も自分が危険なことをしたから怒ったのかも。

なんて気づきがあるかもしれません。

潜在意識とうまく付き合っていきたい

目の前に起きた出来事に対して、私たちは「自分の解釈」という色をつけて心に運んでいます。
この「自分の解釈」に影響を及ぼしているのが潜在意識なのかなと私は解釈しました。
出来事→自分の解釈→嬉しい となるか
出来事→自分の解釈→辛い  となるか
同じ出来事でも気持ちに大きな違いがでるならば、辛いと感じてしまう方の解釈の仕方を変えていきたいです。
そのために、自分の凝り固まった、潜在意識の思考のクセを、俯瞰して見てみることから始めてみようと思います。

お読みいただきありがとうございました。
今日も皆様が心穏やかに過ごせますように。


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