HSC繊細っ子のトリセツ
はじめましてみゅららと申します。
このたびは、わたしのnote
「繊細っ子のトリセツ」
に興味をもってくださり、ありがとうございます!
このnoteは
「なんか育てにくいな」
「他の子と、ちょっと違うな」
「もしかして、発達障がいかも・・・」
と、子育てに苦戦していたわたしが、子どもが「繊細な子」ということを知り、笑顔で子育てができるようになったよ。という、お話をお伝えしています。
お子さんのこんな言動に、モヤモヤしていませんか?
突然ですが・・・
お子さんに対してこんなことでモヤモヤしている、もしくは頭を悩ませていることはありませんか?
実は、これ。
ほとんどは過去のわたしが、モヤモヤを抱えながら悩んでいたことです。
ここでちょっとだけわたしの話をさせてください。
ーみゅららさんちのことー
わたしは、現在小3(8歳)と年中さん(4歳)のふたりの男の子を育てているママです。
うちの長男は、繊細っ子です。
彼が繊細な子だとわかる前は、上記のように彼の理解できない言動に悩み、モヤモヤが積み重なっていました。
「なんか育てにくいな」
「他の子と、ちょっと違うな」
「もしかして、発達障がいかも・・・」
こんな感情を抱えながら、初めての育児ということもあり悪戦苦闘していたのです。
そんなときに、 とある方から「お子さんは『HSP』なのでは?」と声をかけていただいたのです。
HSP、繊細さん・・・
「あぁ、たしかに、この子は繊細な子だな」 と、すごく納得したんです。
そこで初めて「HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド・ひといちばい繊細な子)という言葉を知りました。
わかりやすく言うと、HSP(繊細さん)の子どもバージョンですね。
そんなある日、本屋さんの育児書コーナーにふらっと立ち寄ったんです。
そこで「HSCの子育てハッピーアドバイス」という本が、目に留まりました。
「あ、HSCの本だ。めずらしいなぁ」と思いながら、本を手にとりパラパラめくってみると・・・
「え、これってうちの長男のことをカメラで隠し撮りして、観察して書いたの??」と、驚くくらい、ドンピシャな内容が書かれていました。
すぐに購入し、急いでうちに帰って続きを読んでみると・・・
今までずっと
「なんで、他の子はできるのに、うちの子はできないの?」
と、疑問や不安に思っていたこと。
それは、
・HSCという繊細な性格だから。それゆえの行動だった
・繊細っ子を育てるには、ちょっとしたコツがいる
・その子に合った子育てをすれば、お子さんもママも心が楽になるよ
ということが、ママに寄り添った内容で書かれていたんです。
恥ずかしい話ですが、わたしは泣きながら夢中で本を読んでいました。
今まで、心の奥底に溜まり続けたモヤモヤがスッと消えていき、視界がパァーっとクリアなりました。
そこから「もっと長男のことを、繊細っ子のことを知りたい!」と思ったわたし。
繊細っ子関連の本を読み漁り、ありとあらゆるセミナーに参加しました。ときには、マンツーマンで繊細っ子のセミナーを受けたり、小難しい繊細っ子のシンポジウムに参加したり。
とにかく、繊細な長男のことが知りたくて必死でした。
以前は、「他の子と、なんかちがう」と悩んでいたわたし。
でも、今では・・・
「人と違ってていい。人と違うのは当たり前」
「他の子と違うもの、この子の素敵な個性」
と思えるようになってから、他の子と比較することがなくなり、穏やかに子育てができるようになりました。
長男も、わたしから
「なんでできないの?」
「他の子は、普通にやってるよ!」
と言われることもなくなり、焦ることなく彼のペースで、のびのび成長していってます。
また、小さいころから自己肯定感が低かった長男。
もともと繊細っ子って、しつけの影響を受けやすかったり、自分をネガティブに捉えがちなので、自己肯定感が低い子が多いんです。
だけど、わたしが「この子は、この子」と、まるごと受け入れられるようなったことで、長男は「ぼくは、ぼくのままでいんだ」と思えるようになり、彼の自己肯定感もすくすくっと育っています。
自分に自信が持てるようになったので、苦手だった新しいことへのチャレンジも「やってみる・・・!」と、ちょっぴし尻込みしながらも挑戦することが増えました。
こんな経験から、「もっとたくさんの人に、繊細っ子のことを知ってもらいたい!」と思ったわたし。
「繊細な子&ママの心がスーと楽になるメルマガ講座」
という、メルマガを発行しました。
(※現在休止中です。しゅみません…)
繊細っ子の本やセミナーで学んだことや、繊細な長男の育児を通しての失敗談や実践録などをお伝えしています。
また、「お子さま深掘り会」や「繊細っ子のためのHSPママ座談会」を開催しました。お子さまのどんなところが繊細なのか。お子さまの良いところや直したいところ、お悩み相談まで、じっくりたっぷりお聞きしました。
おかげ様で、好評をいただきました。わーい!
一緒にお話したママたちの感想を、チラッと載せちゃいますね。
Sさん(お子さま4歳)
Yさん(お子さま2歳)
Cさん(お子さま11歳)
みなさま、ありがとうございました。
こんな感じで、学校の先生やカウンセラーという堅苦しい立場ではなく、あなたと同じように繊細な子の子育てに悩んだママとして。身近なママ友みたいなスタンスで、繊細っ子のママのサポートをしています。
「繊細っ子」ってまだまだ浸透していなくて、先生やママ友に悩みを話してもわかってもらえないことも多いです。 一緒に子育てをしているパパでさえ、アヤシイ。
「やっぱり、わたしの考えすぎなのかな」
「心配しすぎなのかな」
と、どんどん孤独になるママの味方になりたい。
「考えすぎじゃないよ」
「わたしも同じだったよ。 あなただけじゃないよ」
「いっしょに、繊細なお子さんに寄り添って育てていこう♪」
こんな熱い想いで、このnoteを書きました 。
ーこのnoteではー
「なんか育てにくいな」
「他の子と、ちょっと違うな」
「もしかして、発達障がいかも・・・」
と不安を感じているママに、
「繊細っ子って、こんな子だよ」
「繊細だから、こういう言動をしているだよ」
「こんな風に声をかけたり、接したりするといいよ」
ということを、たくさんお伝えしています。
ママは、繊細なお子さんに対して感じていた、不安やモヤモヤがスーッと消えます。 心に余裕を持つことができ、繊細なお子さんに寄り添った子育てが
できるようになります。
一方、繊細っ子のお子さんは・・・
ママから
「なんで、他の子と同じようにできないの?」
「あの子は、ふつうにやってるよ」
と、ぼくがいろいろできないことを責められ、かなしかった(>_<)
でも、最近は、ぼくの苦手なことやできないことを、わかってくれるようになった。
「ぼくのペースでいいよ」
「ぼくは、ぼくのままでいいよ」
って言ってくれるようになって、すごくホッとした。
前のママは、こまった顔、かなしい顔、おこった顔が多かったけど、最近はいつもニコニコしているから、ぼくもうれしい!
こんな感じで、ママはもちろん、お子さんの気持ちもスーっと楽になりますよ。
また、今よりもっとお子さまに寄り添った、子育てができるようにワークをご用意しました。
「うちの子ってこんな子♡トリセツワーク」
このワークを行うことで
「ぼく(わたし)の感覚っておかしいのかな」
「ぼく(わたし)の考えって、まちがっているのかな」
と、不安を感じているお子さんに、
「大丈夫。あなたは、あなたのままでいいんだよ」
と、理解を示し不安を取り除いてあげることができます。
お子さんもママも不安がなくなり、笑顔が増えて穏やかな日々を過ごせることでしょう。
さらに、このワーク。
パパやおじいちゃんおばあちゃん、担任の先生と共有することで、周りの方もお子さんに寄り添った声かけができるようになります。
ーこのnoteがオススメな人ー
逆に、繊細っ子について熟知している方には、今回のわたしのnoteは、物足りなく感じると思います。
ではでは、準備はいいですか??
さっそく、本編へレッツゴー!!
第1章 HSCってなんぞや?
お話の本題に入る前に、
「そもそもHSCとは、なんぞや?」
と、思っている方もいると思います。
はじめに、簡単にご説明しますね。
HSCとは、
「Highly Sensitive Child」
(ハイリー・センシティブ・チャイルド)
この頭文字をとって、「HSC」と呼ばれています。
あまり聞き馴染みがないかな?
「繊細で敏感な子ども」のことを指します。「HSC=繊細っ子」として、お読みください。
「HSP、繊細さん」という言葉は、聞いたことはありますか?
こちらは、たいぶ浸透してきましたね。
簡単に言えば、HSCは、HSPの子どもバージョンです。逆を言えば、HSPさんは子どものころはみんなHSCだったとも言えますね。
あ、ちなみに、わたしもHSPです。
ではでは、ここで「うちの子も、HSC繊細っ子かも・・・」と思った方。
HSCのチェックリストを一緒にやってみましょう♪
ーHSCチェックリストー
これからご紹介するチェックリストは、HSCの第一人者アメリカのアーロン博士がつくったものです。
お子さまについて、
どちらかといえば当てはまる場合、もしくは、過去に多く当てはまった場合は「はい」、全く当てはまらない場合は「いいえ」
とお答えください。感じたままにお答えくださいね。
23項目のうち、
13個以上に「はい」なら、
お子さんはおそらくHSC繊細っ子でしょう。
しかし、13個未満でもここまでお読みいただいて、
「もしかして、うちの子、HSC繊細っ子かも・・・」と感じたら、その直感の方が正しいです。
さて、お子さんは、いくつ当てはまっていましたか?
ちなみに、うちの繊細っ子の長男は、20個当てはまっていました。
また、周りの繊細っ子ママにもチェックリストの結果を聞いてみました。
同じ項目にチェックが入ってたのも多かったですね~
特に印象に残った、共通項目をご紹介しますね。
こちらは、みなさん口をそろえて「うんうん!」と、納得してました。
みなさん「強く叱ると、すぐに泣いてしまうので、優しく伝えてます」と、おっしゃってました。
他には
こちらも、みなさん苦笑いしながら、それぞれのエピソードをお話してくれました。
お話を聞いていて、思わず「うちも~!!」とめっちゃ盛り上がりましたね。
また、繊細っ子のママ全員が口をそろえて言った言葉があります。
それは・・・
「うちの子は、とても優しい子です!」と、みなさん断言してました。
「よく、お手伝いしてくれるんですよ~」とも、おっしゃってましたね。
「きっと繊細っ子は、みんなの笑顔や喜ぶ顔が大好きなんだね~」という、結論になって心がとてもほっこりしました。
繊細っ子は苦手なことも多いけど、それ以上によいところもたくさんあるんですよ。
では、ここからはHSC繊細っ子について、理解を深めていきましょう♪
第2章 HSCの基本
まずは「HSC繊細っ子ってこんな子だよ~」というHSCの基本的な知識をまとめてみました。
ここからは、動画でスライドを使いながら、よりわかりやすくお伝えしていきますね。
【動画のご説明】
動画は、再生スピードを変えることができます。
↓
↑
歯車マークをクリックすると、再生スピードが変えられます。
※また、音声の乱れや雑音が入ってしまった箇所があります。
ご了承くださいませ。
「動画を見る時間がないよ」っていう方には、動画のスライドのPDFをご用意しています。PDFを見ていただくだけでも、内容がわかるようになってます。
PDFをクリックすると、ダウンロードができますので、ぜひご活用くださいませ。
1:HSCってなに?
HSCの基本的な知識をお伝えしてます♪
2:HSCの4つの特徴DOES
HSC繊細っ子には、4つの特徴を必ず持っています。その4つの特徴とは・・・
第3章 HSCの育て方
ここからは、HSC繊細っ子の育て方についてお伝えしていきますね♪
3:ありのままのHSCを受け入れる
HSCは、生まれ持った性格です。変えるものではなく、活かすもの。
ではどうやって、HSC繊細っ子の性格を受け入れる?
4:HSCっ子の自己肯定感の育み方
じつはHSC繊細っ子は、自己肯定感が低めです。どうやって、繊細っ子の自己肯定感を育んでいく?
5:HSS型HSCっ子の育て方
内向的なHSC繊細っ子の中にも、外交的なHSS型(刺激探求型)の子もいます。HSS型(刺激探求型)HSCとは、どんな子?
6:HSPママのHSCっ子の育て方
HSC繊細っ子のママは、HSPさんが多いです。
同じ繊細な性格なので、お子さんの一番の理解者になれます。しかし、その一方でHSPさん特有の悩みも・・・
第4章 お悩み相談
ここでは、同じHSC繊細っ子を育てるママさんからのお悩み相談にお答えしていきますね。
7:発達障がいとの違い
「うちの子、発達障がいなのかな・・・」
HSC繊細っ子のママが、一番はじめに悩む問題かなと思います。HSCと発達障がいとの違いを、それぞれ比較しながら、詳しくお伝えしてます。
8:育て方でHSCになるの?
「甘やかしすぎ」「過保護」
こんな風に言われたことはありませんか?
そんなときは、しっかり他の人と境界線を引きましょう!HSC繊細っ子を育てるママ全員に知っておいてほしい、心構えをお伝えしてます。
いかがでしたでしょうか?
HSC繊細っ子のお子さんへの理解が深まりましたか??
【ワーク】うちの子って、こんな子♡トリセツワーク
最後に、お子さんにもっと寄り添った子育てができるよう一緒にワークをやってみましょう♪
☆ワーク概要編☆
このワークでは、お子さんのことをじっくり深掘りしていきます。
下記のステップに沿って、お子さまのことを書き出してみましょう♪
このワークを行うことで、お子さんとの関わり方も変わっていきます。
いったい、どうかわるのでしょうか?
【ママ側】
【HSC繊細っ子側】
こんな感じで、お子さんの繊細なところを把握していると・・・
お子さんの言動に対して、否定をすることなく理解を示してあげられます。
実際に、わたしもこのワークをやってみました。
たとえば、うちの繊細っ子の長男の場合。
長男が朝ごはんを食べているときに
「今日のソーセージ、なんか変な味がする。。。」と言ったんです。
ワークをやる前のわたしは
「えー!そんなことないよ!ふつうのソーセージだよ。ソーセージの種類を変えただけだよ。賞味期限が切れてる訳じゃないんだから、文句言わずに食べてよ!」
って、若干怒りながら、無理矢理食べさせていました。
後になって「あー繊細っ子は味に敏感だから、あの新しいソーセージの味は苦手だったのかな。無理に食べさせちゃって、悪かったな」なんて思ったのです。
このワークを実践した後では、事前に「味に敏感」ということを把握できていたので
「お!味の変化に気がついたの?すごいね~実は、ソーセージを変えたんだよ!よく気がついたね~このメーカーのソーセージの味はイヤなんだね。次は、前のソーセージを買ってくるね~」
こんな感じで、お子さんを否定することなく、むしろ繊細なところを褒めることができるようになりました!
こういったことの積み重ねで、HSC繊細っ子は
「ママは、ぼくの言ったことを信じてくれる」
「ぼくのこと、わかってくれてる」
「ぼくの感覚は、変じゃないんだ」
と、自分に自信が持てるようになります。
そして、今よりももっと活き活きと毎日が過ごせるようになるでしょう。
ぜひワークを取り組んで、お子さまだけのトリセツを完成させましょう♪
それでは、レッツワーク!
☆ワーク実践編☆
【step1】
お子さんの繊細なところや、敏感なところを書き出してみよう♪
※()内は、うちのHSC繊細っ子の長男の例です。
〇身体面
~五感~
・視覚
(例:映画館など、暗いところが苦手。テレビの残酷なシーン)
・聴覚
(例:大きな音が苦手。打ち上げ花火、ゲームセンターの騒がしい音など)
・嗅覚
(例:新しいシャンプーの匂いの変化にすぐ気がつく)
・味覚
(例:ちょっとした味の変化に気がつく。食事の文句が多い)
・触覚
(例:手のベトベト感がイヤ。汚れるものイヤ)
~五感以外~
(例:痛みに弱い。ごわごわした服が苦手)
〇メンタル面
(例:心配性。注意されるとすぐに泣く。チャレンジ精神が皆無。注目をあびるのを嫌がる。ネガティブ思考)
〇その他
(例:人の機嫌をすぐに察知する。とにかく優しい)
↑こちらの書き込みシートをダウンロードしてお使いください
【step 2】
次にstep1で書きだした項目を、「得意なこと」と「苦手なこと」に分けて、うちの子トリセツシートに記入しましょう♪
【得意なこと】
(例:味や匂いの変化にすぐ気がつく。人の機嫌をすぐに察知する)
【苦手なこと】
(例:暗い場所。大きな音。苦手が味が多い。ベトベト・ゴワゴワ感。痛みに弱い。未知の体験をすること。注目されること)
【うちの子トリセツシート】
↑ダウンロード後、プリントアウトして書き込んでみてね。
【step3】
今度は、お子さんのいいところを、うちの子トリセツシートに書き込みましょう♪
【いいところ】
(例:わたしが忙しいときに、率先してお手伝いや弟の面倒をみてくれる。規律をしっかり守る。とにかく優しい。わたしが凡ミスして落ち込んでても、「そんなこともあるよ」と励ましてくれる)
【step4】
最後に、これからのお子さんへの接し方、「こんな時は・・・」のところに書いてみましょう♪
【こんな時は・・・】
(例:我が家でいうと、冒頭のソーセージのやりとりですね。子どもの言動を、自分の感覚で否定せずに、まずは受け止める。その上で、褒めたりアドバイスをする)
ちなみに、わたしも書き込んでみました~
書いているうちに「そうそう、けーちゃんってこんな子だよね。そうだ、こんないいところもあるよね」と、ニヤニヤしながら完成させました。
こんな感じで苦手なことを把握し、得意なこと、いいところに目を向けると
お子さんへの接し方が変わりますよ。
お子さんのことを深掘りしていくことで、今よりももっとお子さんに
寄り添った子育てができます。
こちらのうちの子トリセツシートは、ぜひぜひ、パパやおじいちゃんおばあちゃん、担任の先生とシェアしてみてくださいね♪HSC繊細っ子と関わる全ての方と共有することで、より一層お子さんの心がラクになるでしょう。
そして、今よりももっとのびのびと、健やかに育っていくでしょう。ぜひ、ご活用ください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
これからも、お子さまと素敵なお時間をお過ごしくださいね!
HSC繊細っ子とママが、少しでも生きやすい世の中になりますように♪
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