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精神疾患の私が、子どもを欲しいと思うまで

私たち夫婦は、今年の10月で結婚して5年目です。

今年の1月から本格的に妊活を始めました。
妊活を始めるまで4年かかったわけですが、その間、私は子どもを持つことにとても悩みました。
こちらの記事にも書いたのですが、

私は双極性障害Ⅱ型を患っています。

元々子供の時は漠然と20代後半くらいになったら結婚して、子どもを産むんだろうな……と思っていました。ですが、社会に出てパワハラを受け双極性障害になったことで、子どもを持つことを躊躇うようになりました。

こんな世の中に子どもを産み落としていいのだろうか。私はこの世に生を受けて、死にたいと思っているのに、子どもにも同じ思いをさせてしまうのではないか、と。
極端だと分かっていても、私が子どもを持たないと考えるのは正しいのだと思い込むために、所謂反出生主義に傾倒していた時期もありました。

もう一つ、当時の病状で子どもを育てられる自信がなかったというのもあります。躁状態の時はいいのですが、鬱状態の時は本当に家事ができず、寝込んでしまうので、ネグレクトになってしまうのではないかと。
あとは、私の母親が子ども時代、ヒステリックで冷たい人だったので、そんな母親しか知らない私は、私の母と同じような子育てをし、子どもに同じように辛い思いをしてしまうのではないかと考えていました。
そんな母も、姑にいじめられていたり、非協力的な父から経済的DVを受けていたりと、そんな態度に理由があったのを知ったのは大人になってからですが…。


そんな私が子どもを持ちたいと徐々に思えてきた理由は、3つあるかなと思います。
①友人のお子さん
②病状が少しずつ良くなってきた
③旦那

一つずつ書いていきます。

①友人のお子さん

私には小中高と一緒だった地元の友人がいます。
その友人のお子さんがとにかくかわいくって!!3才と1才の女の子なんですが、とっても人懐っこくて、私のことをmyuちゃんと呼んでくれて、会うとすぐ膝に乗ってきてくれるんです!もう本当に可愛くて……
私はその子たちに出会うまで、子供って苦手だと思ってました。接し方もわからないし、金切り声を上げるし……
でも友人の子の上げる声はうるさいと思えないんです。それに、接していくうちに自然と小さい子と遊べるようになってきました。友人のお母さんに「myuちゃん、保母さんみたいだねえ」と言われたのは、ちゃんと遊べてるんだなと思えて、嬉しかったです笑
一緒にご飯を食べたりして、子育ての大変さもほんの一部ですが分かったのですが、やっぱり私に子育てなんて……と思うより、可愛さが勝つってこういうことなんだなって思えました。私にもこんな娘がいたら……と思えるようになりました。


②病状が少しずつ良くなってきた

昨年くらいから、鬱でひどく落ち込むということは減ってきました。
薬はずっと飲み続けて変えてなかったので、それよりも、当時やっていた仕事が合っていたからとか(現在は諸事情で退職しました)、旦那の支えがあったからかなと思います。
やっぱり、元々子供は欲しいと漠然と思っていた私にとって、最大の障壁は病気です。病気のせいで、こんな私が子どもを産んでいいわけがない、こんな世の中に産んだら可哀想だ、子供なんて欲しくないと思い込もうとしていました。
それが、病状が回復してきて、子供が欲しいと思ってもいいんだと思えるようになりました。元職場の同僚や、友人が私の思いを肯定してくれたというのもあります。本当にありがたいです。
悪化しないようにするのが今後の課題です。


③旦那

最後に、一番の理由ですが、やっぱり旦那です。
旦那は一般的な暖かい家庭で育っていて、子供が欲しいとずっと言っていました。
優しい彼は、病気の私を支えてくれたし、私の意見を尊重して子供を諦めようとしてくれていました。諦めようとしてくれているのが、本当に申し訳なくて……。
それに、私の旦那はすごく家事もやってくれるし、愛犬のお世話もしてくれるし、モラハラとかDVとかもしないし、本当に優しい旦那なんです。絶対良いパパになってくれるし、私の友人も同じことを言ってくれます。
そんな旦那との子供なら欲しい、産んでもやっていけるんじゃないか、良いパパをやってる旦那を見てみたい、いっしょに子育てしたい……と、上記の二つの理由が重なり、徐々に強く思うようになってきました。


以上が、精神疾患を患う私が子どもを持ちたいと思うようになるまでです。
批判もあるかと思いますが、自分の思うままを綴ってみました。

ちなみについ先日、化学流産を経験しました。

以前の私だったら折れていたと思うのですが、今の私は不思議と前向きに捉えている部分もあります。

我が子に会えるまで、もう少し頑張ろうと思います。


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