第2回吃音カウンセリング。「うん」って言おう、って練習するのやめよう?

第二回吃音カウンセリング。メンタルリハーサルの導入。先生が言ってくれてヨナが目をつぶってイメージする。その繰り返し。
これに毎回お題があるので、毎日ふとんに入って行う。

ヨナが「うん」と返事したら、先生から
今、「うん」っていうぞって考えた?いえるかなって怖かった?
頷くヨナ。
もう、そんな練習やめよう。やらなくていいんだよ。歩くのと同じ。何も考えずにしゃべろう。つっかえてもいいじゃない。

うん、と言いながら涙をうかべていたヨナ。これまで辛かったよね。
「うん」という一言でさえ、言えるかどうか、言えないかも、って考えて。言えたら胸をなでおろして、言えなかったら後悔して。最悪な時は友達に指摘されたりからかわれたり。
ゆっくり話してるのに「ゆっくり、ゆっくり」とか言われるのもつらかったと思う。

口を大きく開けてみたり、力を入れてみたりして試してたんだよね。
それでも詰まるから、返事しなかったり、喋りたいこともガマンして回避したり。次第に話さなくなった。

これからは詰まってもいいから、言いたいことを言おう。言えなくてもいいよ、からかわれてもスルーしよう。

そのために、私は環境調整という形でヨナがいつでも思ったことを話せるようにフォローする。

今までさんざん、うまく話す方法を練習してきた。でもこのやり方は、本質をとらえている気がするんだ。あきらめずに続けよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?