派遣さんにヘルプデスクへ参加してもらう話1

ひとり情シスふたり情シスでなんとかしてきたけど、さすがに手が回らなくなってきたので人を増やしたいな!と思った時。直接雇用なり業務委託なり派遣なりで人を探すことになると思います。現場によりますが、今回は派遣さんに来てもらう際のお話を書き散らそうと思います。某情シスSlackでもそういう話出たことあるしね。

※この記事では「派遣会社の中抜き構造ガー」とか、派遣雇用についての賛否や、法律上と実情で食い違ってる部分があるとか、顔合わせってアレがコレで、みたいな議論的なところのお話はしません

あたい

ヘルプデスクをどうにかした話に書いたとおり、あちこちの会社さんでヘルプデスク業務をしていました。

  • A社の契約社員となってB社に常駐型業務委託として参加

  • 派遣社員として参加

  • C社で派遣社員→契約社員に切り替わって、D社のヘルプデスク業務を外部委託として受けてセンターを運営

とかなんとかやってきていますが、今は派遣社員→正社員切り替えでお仕事しています。なので、派遣社員としてのお話も派遣さんに来てもらう側としてのお話もできる立場です。

こういう話をする予定です

書いてくうちに変わるかもしれませんので、シェフの気まぐれメニューだと思っておいてください。

  1. お金の話

  2. 必要なスキルセットを組もう

  3. 派遣会社さんにお願いをしよう

  4. 顔合わせの準備をしよう

  5. 顔合わせ

  6. 来てもらうまでの準備をしよう

  7. 来てもらってからの話

  8. フォロー

1.お金の話

派遣業務募集サイトを検索すると「ふむふむ、このくらいのスキルだったらこのくらいの時給なんだな」というのが把握できると思いますが、派遣先企業が払う金額がそのまま派遣さんの懐にまるっと入るわけではありません。
そんなん当たり前やん!だれでも知っとるやろ!て思います?ご存知でない方もいました。派遣さんという存在と縁遠かったらご存知でなくとも仕方ないと思います。
派遣さんは派遣会社に所属しますし、派遣会社にはコーディネーターさんとか営業さんとか派遣会社のバックオフィスの人等が働いています。派遣会社に勤務している人のおちんぎんってどこからでてくるかっていったら、派遣さんが頑張ってお仕事してくれたお金からマージンをもらって出していくわけです。
マージンと言っても派遣会社勤務の人のお賃金だけになるわけじゃなく、派遣さんの交通費とかもマージンから出てるんですよ。
そんなわけなので、派遣先企業は「派遣さんの懐に入るお金+派遣会社のマージン」をお支払いする必要があります。
マージンてどのくらいなん?というと派遣会社によって様々ですが、だいたい25%~40%くらいで思っておくと良いと思います。派遣会社によっては派遣さんに登録してもらう時に「ウチがもらうマージンはn%です」って説明してるところもあります。知りたかったらその派遣会社に登録に行ってみると良いんじゃないでしょうか。めんどくさい?めんどくさいですね。
たとえば派遣募集サイトで時給¥2,000で募集をかけてるお仕事があったとしたら、派遣先企業→派遣会社へお支払いするのは1時間あたり¥3,300~¥3,400くらいになるんじゃないでしょうか。さんすうにがてなんで検算してください。
時々役付きのえらい方でもこのマージンをご存知でなくて「派遣募集サイトでウチとおんなじ要件のお仕事時給¥2,000で募集してたから、それで予算考えておけば良いんでしょ?」って言い出ことがあるので、そこはしっかり社内ですり合わせておいたほうが良いです。想定より3~4割費用かかっちゃいましたーえへ★とか、絶対怒られます。
マージン分を加味した上で、「派遣さんに来てもらえるなら時給このくらいまで出せる」というのを確認しておきましょう。

で、上記は派遣会社と有期雇用契約を結んでいる派遣さんの話です。
派遣さんは有期雇用契約を結んでいる場合、一箇所の派遣先企業で就業できるのは最長3年までです。現在これはヘルプデスク業務でも同様です。
ですが、派遣会社と無期雇用契約を結んでいる方の場合、3年を超えて一箇所の派遣先企業で就業が可能となります。ただ、無期雇用契約を結んでいる方の場合、派遣先企業での業務が終了して次の現場まで間が空く場合に派遣会社は派遣さんへおちんぎんを払う必要があります(休業手当といいますが、満額ではないらしいです)。
で、その休業手当を派遣会社から派遣さんへ支払うためのお金がさらに乗っかってくる場合があります。
「派遣さんの懐に入るお金+さっきのマージン+休業手当が発生した場合に備えての料金」
を派遣先企業は支払うことになるわけです。
さっきのマージン分から出してくれよ。
そうすると何が起こるか、というとですね。
「無期契約の方の場合、こっちが思ってるより時給クラスが低い人が来る可能性がある」のです。
派遣募集サイトでいうところの時給¥2,000クラスの人に来てもらおうと思ったら、¥1,800クラスの人が来ちゃった。なんてこともあるわけです。スキルセットで判断すればいい話ではありますが。
じゃあ無期契約の人はだめなのか、というと別にそうでもないです。最初から無期契約で派遣会社と契約してる方もいれば、前の現場で評価されて3年以上務めることになったから無期契約に切り替わったんですーって方もいらっしゃいます。こちらが思ってるスキルよりかは低いけど、お人柄がいいかもしれないぞ。ってタイプですね。その辺りはスキルセットで判断していけると思うので、後述のスキルセット組んで派遣会社から資料が来たら見て判断すればいいと思います。

長くなった上にあんまり役に立つ話が書けなかったぞ?
続きはまたおいおい書きます。

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