timeleszが気になった時に読むnote③【歴史編 10th〜】
timelesz紹介note第三弾、今回は前回の歴史編の続き、10周年アニバーサリーイヤー"SZ10TH"から今日に至るまでを振り返っていこうと思う。
尚、前回のnoteは後から遡って調べて書いた部分も多かったが、このnoteは完全に筆者が体験していた話。思い出話になりすぎないようにしたいが、1人の"セクラバ"が彼らと全力で生きた跡も少しばかり感じていただけたら。
SZ10TH
2021年に入って早々"SZ10TH"と名打ち、10周年アニバーサリーが始まることがアナウンスされた。
ベストアルバム発売発表、それに伴いファンによる楽曲投票、オンラインファンミーティングと、年初からイベントが盛りだくさんだった。
なぜアニバーサリーイヤーがSZ10THと呼ばれているかというと、これがベストアルバム名であって、ツアー名であったから。ちなに呼び方はエスズィーテンス。エスゼットでも、エスジーでもない。"エスズィー"テンス。
10周年イヤーを今振り返ると、ちょっと記憶喪失なくらいずっとトピックがあった気がする。
まずはやはりベストアルバム「SZ10TH」の発売。リード曲の「RIGHT NEXT TO YOU」のMVが解禁した時の高揚感が今でも忘れられない。
確かあれはお昼の12時、MVがYouTubeにアップされると、あれよあれよと反響が広がり、拡散されていって気づいた時には急上昇ランキング1位。瞬きの速さで、100万回再生を突破していた。
こんなことは後にも先にもこの時だけで、この勢い強さは忘れられない。うまく表現できているかわからないが、『風穴が空いた』様な感覚だった。
非常に幸先の良い10周年イヤーのスタートダッシュ。まだまだ規制ムードだったとはいえ明るい未来を見せてもらった。
SZ10THツアーはアニバーサリーでしか見られない心踊る構成で、10年分のツアーの演出をリバイバルしたり、メンバーのソロ曲を全員で歌うなど、ずっとエモかった。そしてあの会場には、確かに5人分の愛情があった。
この時は、『やっとここまできた』とか、『こんなに立派になって…、』というような気持ちが大きかったけど、今振り返ってみるとどちらかというと"夢の始まりの年"だったのかもしれない。
年明け早々VS魂のメンバーに佐藤勝利が選ばれた。大先輩の後任番組に出演できること、ゴールデン帯のバラエティ番組に出演できること、どちらも夢のようで心躍った。
中島はWOWOWで「中島健人の今、映画について知りたいコト。」という冠番組を持ち、インタビューや映画にまつわる様々な体験を通して、映画や演技、演出への知見を豊かにしていった。
松島は復帰直後ということでまだまだリハビリ期間ではあったもののバラエティに出演すると『あの礼儀正しくて可愛い子は誰?』とお茶の間で話題になり、未来への期待を感じさせた。
そして菊池が二宮氏率いる「よにのちゃんねる」のメンバーに選ばれた。
今でこそ当たり前にやっているが、この時はグループの垣根を超えての動画配信という革新的な企画だった。この番組での活躍もあり、菊池は1年で38本のバラエティ番組に出演。うち2本はMCだった。
それだけにとどまらず、メンバーそれぞれ演技の仕事にも恵まれた。
佐藤が主演ドラマ1クールとWOWOWのオムニバスドラマ、そして初のストレートプレイ「ブライトンビーチ回顧録」への主演を果たす。
松島もドラマ「コタローは一人暮らし」、舞台「赤シャツ」に出演。頑張りたいと言っていた演技の仕事を順調に始めることができた。
菊池はなんと4本のドラマに出演し、さらに歴史ある舞台「DREAM BOYS」の座長も務め上げ全方位で華々しい活躍で震えた。
そして中島はドラマ「彼女はキレイだった」で主演を演じ、お茶の間のキュンを総ざらいに。
そして、その年の話題の人が選ばれるananの人気企画sex特集で単独表紙も務めた。
発売日が7月7日であったことから、事前のインタビューで、“ananというMilky Wayの中で僕という彦星を抱いて”という名言を残したことがいまでも忘れられない。
ドラマの主題歌「夏のハイドレンジア」は作詞作曲秦基博。Sexy Zoneを代表する極上のラブバラードとなった。
この1年間各々活躍の幅を広げ、知名度を確実に上げた。
しかし肝心の来たる10周年の日、11月16日に何か大きなイベントや情報解禁があったかと言えばそんなことはなく、
たくさんの夢は夢のまま、もどかしくも時間だけが過ぎていった──。
ザ・ハイライト
「ザ・ハイライト」この年に彼らがリリースしたアルバム名であって、この年の彼らを象徴するワードの1つだろう。
このアルバムの名前も相まって、私にはこの年の彼らがとにかくキラキラと輝いて思い起こされる。
これまでのハイライト、この年のハイライト
私には全てが眩しく、そして美しかった。
輝きの大きな要素として、彼らと過ごした夏の記憶は大きいと思う。
Sexy Zoneがデビューしてから初めて、夏にツアーを行った。
灼熱の太陽が照りつける夏空の元、最高の夏のエンターテイメントがそこにあった。
夏にツアーを行うにあたり、リリースしたのが、オリジナルアルバム「ザ・ハイライト」。このアルバム、2つの特別な要素があると思っている。
1つ目は前述したとおり、はじめて夏に発売されたアルバムであったこと。そのため、「夏のハイドレンジア」「SUMMER FEVER」「Summer Ride」と、夏を題材にした曲が多かった。
2つ目はレーベルを新たにしてから初のオリジナルアルバムだったこと。Sexy Zoneは2020年にポニーキャニオンからOver the Top(Top J Records)にレーベルを移籍している。universal系の独自レーベルであるOver the Top、音楽性の広がりへの期待に応えるどころか大きく越えて最高傑作のアルバムを世に放ったと私は思っている。
「ザ・ハイライト」どことなくレトロな雰囲気を感じたならその感性は正解だ。夏に、70s、80sの要素が掛け合わされていた。懐かしい、でも新しいメロディーが熱く輝かしい夏の世界へと誘った。
しかし、このツアーただ明るいだけでは語れないところもある。2021年、それはまだコロナウイルスが世の中に混乱をもたらしていた頃だ。
メンバー4人中3人がツアー中に罹患し、福岡公演が中止、横浜公演は9公演中8公演3人でのパフォーマンスを余儀なくされた。最高のパフォーマンスを届けてくれた一方で、不完全燃焼になってしまったファンがいることも忘れてはならない。
そして、その横浜公演の最終日彼らは初のドームツアーを発表した。
11年かかった。やっと発表できた。
だけど佐藤を除く3人での発表となった。
喜ばしい反面、少し複雑でもあった。
だけどやっと夢を掴んだ彼らは力強く夢の道を走り抜けていった。
グループでだけではなく、個人の活躍の中でも、彼らはたくさんの夢を叶えることとなる。
菊池は昨年に引き続きDREAM BOYSに主演。ドラマ2本に自身がMCを務める番組「超絶限界〜ソコまで見せる!?大百科」がレギュラー化。
夏にはYouTubeユニット「よにのちゃんねる」のメンバーで24時間テレビのメインパーソナリティーも務めた。さらに7年ぶりに「もっと超越したところへ。」で映画出演。エンタメ界を網羅的に活躍していてもう超人に見えてくる。
これだけ活躍すれば、2022年の顔となっても不思議ではない。
そう、昨年の中島に引き続き今度は菊池がananのSex特集の表紙を飾った。これはもう売れっ子グループがするバトンパス。華麗すぎて言葉も出ない。
中島は「桜のような僕の恋人」、「ラーゲリより愛をこめて」2つの映画に出演。双方今までとはまた一味違う役柄で、表現の幅広さはファンの層を超えて話題となった。また、「桜のような僕の恋人」はNetflix映画で、全世界に一斉に配信された。新しい媒体で世界への一歩を踏み出すあたりが、中島健人らしい。
松島は「こどもの一生」にHey!Say!JUMP八乙女氏の代役として主演を担った。初の主演舞台、そして憧れの先輩の代役という二重のプレッシャーがありながら、堂々と務め上げる姿に頼もしさすら感じた。夏には連続ドラマにも出演、その番宣でバラエティへの露出も増え、活動の幅が広がっていく姿に希望を感じた。
そしてこの年、最も大きな夢を叶えた人物は佐藤勝利だ。堂本光一が主演を務める伝統的な舞台「Endless SHOCK」にライバル役として出演した。
佐藤は事務所に入って初めて見たエンタメが「Endless SHOCK」で、その世界に魅了され、光一氏に憧れていると要所要所で語っていた。その憧れの舞台に光一氏に次ぐ2番手で出演する日が来るなんて…、本当に"人の夢が叶う瞬間を見た"という感覚。ファンとしてもこんなに嬉しいことはない。
しかも初めてにして、配信で「Endless SHOCK」、劇場では「Endless SHOCK-Eternal-」と、実質2つの作品の稽古をする異例の試みにチャレンジすることとなる。
初めて見た"ショウリ"は初めて見た"佐藤勝利"でもあった。毎日毎日挑戦を続ける姿にみな心を打たれたに違いない。
さらに佐藤は春、夏と主演ドラマが立て続けに放送され、秋には朗読劇「ハロルドとモード」にも黒柳徹子氏と共に主演で出演した。
…すごすぎないか?
各々、こんなにも飛躍し、成長し、夢を叶えて…少年漫画みたいなことが現実に、立て続けに起こっていた。
そんな奇跡の詰め合わせのようなグループSexy Zoneは、2022年の締めくくりとしてついに夢の舞台、東京ドームに立った。
私は縁あってその記念すべき初ドーム瞬間を直接見ることができた。
夢が叶うその時間を共有できるというのはなかなか味わえることではない。それは紛れもない現実なんだけど、彼らもそしてファンも夢の中にいるような感覚でもあって、ふわふわと浮き足立つ気持ちと、ここに共に立ったんだという熱い気持ちが混ざり合い、心がずっと震えていた。人生でもう2度と味わうことがないかもしれない貴重な体験だった。
東京ドーム、京セラドームと夢のような時間を共有し、充実した気持ちでこの2022年に幕を下ろすんだと、きっと誰もが思っていた。
──ドーム公演最終日から2日後、休止中だったマリウスが復帰すると同時に、年内をもってSexy Zoneを卒業、芸能界を引退することを発表した。
彼らは、5人の思い出にいつでも会いに来れるように、このタイミングでInstagramを開設した。
年が明けるまでの5日間は卒業旅行をしたり、カウントダウンライブに出演したり、インスタライブも何度も配信してくれた。
卒業後の配信となったが、5人で東京ドームでライブをするという夢も配信という形で叶えた。
一日、一日が愛おしく、切なく、大切で、過ぎ去って欲しくないけど、楽しくあたたかい時間を過ごして欲しいと願い、とにかくありとあらゆる感情がぐるぐると混ざり合いながら、ただ、ただ、5人のSexy Zoneを一生分愛しく想った。
5人のSexy Zoneが飛躍していく姿は、多くのファンにとって夢だった。そしてそれはもちろんSexy Zoneの夢でもあったはずだ。
それが潰えてしまう無念と、でもちゃんと別れの挨拶をしにきてくれたことへの感謝、5人のSexy Zoneへの愛しさ
そして、
5人のSexy Zoneの揺るぎない絆
全てを抱いて、
Sexy Zoneそして、Sexy Loversは新しい章を始めることとなる。
ChapterⅡ
ドームツアーという長年の夢を叶え、そしてメンバーを1人送り出した彼らは、新たなスタートとしてこの年を「ChapterⅡ」と位置付けた。
同名のアルバムをリリースし、オリジナルアルバムとしては最高売上を記録。ツアーではエッジの効いたオープニングと、アーバンな演出が新たな魅力を引き出した。2020年以来のソロコーナーはメンバーそれぞれの個性がバチバチと光っていて、個性の強さがもたらすグループの強さを感じさせた。
ただ2023年といえば、土台となる所属事務所にさまざまな困難が降りかかることとなり、彼らもまた少なからずその影響を受けて行くわけだが、
とはいえ、彼らは引き続き活躍を続けていた。
佐藤は昨年に続き「Endless SHOCK」にライバル役として出演。この年はマチネに本編ソワレにEternalをやるというこれまた異例なチャレンジに挑むこととなり、さらに大きく成長した。
中島は、社会派ドラマ、映画に出演することで、アイドル以外の土俵でも戦えることを示した。また、「トランスフォーマービースト覚醒」では、初の吹き替えに挑戦。初めてとは思えない演技で、グループのファンのみならず、本作品のファンからも賞賛を得た。前評判が懐疑的だっただけに、この逆転劇はさすが中島健人。
松島は表参道で待望の個展「松島聡のコ。展」を開催。作品とその作品に秘められたメッセージ性に胸を打たれた。毎年毎年夢を叶え可能性を広げて行く姿は希望そのものだ。
そんな松島は夏に「紅さすライフ」で初めて主人公の恋敵役を演じ、また年末からは日本テレビの人気番組「鉄腕DASH」のレギュラーメンバーに選ばれたことで知名度と好感度を現在進行形で急上昇させている。Sexy Zoneの最終兵器真価の時代かもしれない。
菊池はといえば、相変わらずの大活躍でバラエティには番宣がなくてもシレッと呼ばれているし、MCの深夜番組「何か"オモシロイこと"ないの?」もスタート。ドラマに至っては1年間で5作品に出演しかも全て一番手二番手級のキーマンというとんでもない活躍だった。
そもそもドラマ1年間に5作品ってどういう計算?と、エンタメにある程度精通していれば思うはず。連続ドラマは四半期ごとに区切られていることが多いから、つまり出演作品の放送期間が被っていたのだ。しかも双方主役級の役で。1月クールだったのだが、サイコパスとテロリストという実に治安が悪く、また新たな一面でもある役柄でお茶の間を魅了した。
バラエティやYouTubeでおちゃらけながら、演技の仕事ではシリアスにキメられるなんてどうやったら一目置かずにいられるのかわからない。もう唯一無二の存在になってきた。
各々の活躍がSexy Zoneにも沢山の音楽をもたらした。2023年の間に3作品、翌年2024年まで含めると四半期に一度のペースでコンスタントにシングルをリリースしていた。
楽曲提供のアーティストも豪華で、特に9月にリリースしたシングル「本音と建前」は椎名林檎氏作詞作曲。
Sexy Zone史上最高Sexyだったのではないだろうか?色気と怪しいオーラがたまらない。
そして、このリリース時期はまさに会社が揺らいでいた時期だったわけだが、置かれている状況と歌詞がリンクしている部分が多く、
さらに彼らはパフォーマンスをするたびに完璧なパフォーマンスで魅了することで世の中と戦っているようで、その歌声と眼差しは今でも鮮明に思い出せるほど力強かった。
どんなピンチでも彼らとなら乗り越えられる。彼らが乗り越えた先の未来についていきたいと、静かにそう思った。
10月にSexy Zoneは改名を発表した。
ただ、混同して欲しくないのは、会社の騒動を受けて考え始めたわけでなく2019年から検討し始めていたということ。より幅広く活動していくために、前向きに変更を決断したということだ。
私は「Sexy Zone」という名前が好きだし、Sexyとは?を突き詰めてきた彼らのSexyが好きだ。
それは色気があることや、破廉恥であることではなく、強さ、柔軟さ、スマートな振る舞い、魅力的なパフォーマンス…彼らのアイドルとしての全てのルーツだったと思う。
だから、すごく寂しいし、悔しかった。
でも、何かと難しい名前であり、更なる飛躍のために賢明な判断であることは理解ができた。だから少しずつ"Sexy Zoneとの別れ"の準備をし始めた。
最後に、直接『Sexy Zone!』と、思いっきり彼らのその名前を呼ぶことができる場所は、「SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME」だった。
ただそこは、湿っぽい場所ではなく、祭りだった。あるいは宴。頭が空っぽになるほど楽しんだ。
Sexy Zoneが前から好きな人でも、Sexy Zoneのことを初めて見た人でも、彼らに魅了され、彼らとはしゃぎ、彼らと歌い、最高の思い出ができたはずだ。
最後の挨拶が終わったあと、彼らがラストの曲として選んだのは「timeless」マリウスが卒業する際に行われた東京ドームでの配信ライブに合わせて5人で共作した楽曲だ。
誰に指示されたわけでもないのに、会場中がマリウスのメンバーカラー、オレンジに染まった。
オレンジ色の景色を受けてだろうか、"Your Beautiful"という歌詞に合わせて何度も何度も客席を指し示していたメンバーたち姿が今でも忘れられない。
声が枯れることなんていとわずに、最後の最後まで彼らの名前を叫び続けた。ただ、この時はまだ"Sexy Zoneとの別れ"の本当の意味を誰も知ることはなかった──。
年は明け2024年1月8日中島健人がSexy Zoneから脱退することを発表した。
脱退?卒業?諸説ある。
私は、成長した先の結末として旅立つわけではなく、共に戦ってきた仲間が戦いのフィールドを変えるという解釈ならば"脱退"の方がしっくりくる気もしている。
背中を強く押したいからこそ、振り返らずに突っ走ってほしいからこその私なりの愛のある選択であること、ご理解いただきたい。
話は脱退発表に戻るが…、あまりにも突然すぎて、これが青天の霹靂か。という感じだった。
でも、なんとなくグループ名前が変わる以上に何かが終わってしまいそうな気配は感じていた。
というか、恐れていた。
昨年末のトラウマがあったから。
年の瀬の最後の最後まで気を抜けなかった。
それに、年末にドームコンサートをしていたとはいえ、カウントダウンコンサートがない中であらゆるグループが年越しのイベントを企画する中、あまりにも静かに年が明け1日1日と静かに過ぎ去っていったから
嵐の前の静けさ
そう怯えそうになっては、いやいや気のせいだ。と、心を落ち着かせていた。
ただ、少なくとも彼らが"Sexy Zone"の名前にピリオドを打つ日をまだ知らされてなかったから未来に何が起こるのか、少なからずあらゆるパターンを想定しておいて出来るだけ何を発表されても防衛できるように本能的に構えていた気がする。
でも、このお知らせは
想像してない。
最高のドームツアーを終え、名前を変えて4人で大きく飛躍していくんだと期待していたのに
…本当に何があるかわからない。
まだこの件に関しては受け入れ難い人が沢山いるから、どう話を締めれば良いのか考えあぐねる。
ひとまずこのあと起こったことを書きながら整理していくことにしよう。
1月8日のお知らせは、詳細に言うとSexy Zoneは4月1日から新しい名前で活動すること、そして新しい名前になるタイミングで中島が抜けるというものだった。
その翌日からは中島主演ドラマ「リビングの松永さん」が始まり、主題歌はSexy Zoneの「puzzle」だった。この曲がSexy Zoneの名前で、そして4人でリリースする最後のシングルとなった。
図ってか図らずか卒業にふさわしいミディアムバラードで、個性を尊重しながら前進し続ける彼らそのもののような曲だった。
シングルの発売と卒業というトピックも相まってあらゆる雑誌で表紙を飾った。
その中で各々語られる部分も多々あり、特に大事な解釈として、ただ名前が変わるのではなく、全員がSexy Zoneから卒業するという考えが彼らの中にはあるようだった。
メンバーが抜けて、名前が変わるタイミングで、Sexy Zoneに幕を閉じて、新しく生まれ変わる。
そうすれば5人で始まった"Sexy Zone"を大切な宝箱にしまってずっと大切にできる。永遠にできる。
本当にマンガみたいな話でありながら
リアルを生きたからこその答えでもある。
賢く、心が豊かな人達が
懸命に考えた世界観なのだろう
最後まで本当にカッコいい人達だ。
最終日の3月31日彼らはオンラインライブを行った。ファミリークラブオンライン、YouTube、各々のInstagram全ての媒体で配信されるという初の試みだった。
最後の時間を惜しみながらも、全力で楽しんで、全力で感謝を伝えてくれて、そしてお互いを讃えあっていた。
このライブ配信は、YouTubeなどでは配信されなかったファミリークラブ限定の追加配信があった。
なんと、そこにはドイツにいるはずのマリウスがステージに合流して、5人でパフォーマンスを披露した。マリウスの誕生日もお祝いした。幸せそのものだった。
Sexy Zoneは本当に5人でSexy Zoneを終わらせた。
永遠などないこの世界で
5人の"想い"を永遠にした
そして、それぞれの道で新たな一歩を歩み出すのだった。
episode0
4月1日から菊池風磨、佐藤勝利、松島聡の3人は新たな名前で活動を始めることとなる。
同日20時からYouTubeとInstagramで生配信が始まり、彼らは初めてこのグループの未来について具体的に語り始めた。
グループは「timelesz」(タイムレス)
最後に5人で制作した曲「timeless」からきており、そして"Sexy Zone"の"sz"を末尾に残した。
すごく、良い名前だと思った。
ちなみに、timelessという単語には時間の経過に影響されず、常に新鮮さや価値を保ち続けるものという概念があるらしい。訳される時は「永遠」「時代を超えた」となる。
時代を超えて魅力のあるグループ
永遠に消えない絆を持つグループ
そんな意図もあるのかもしれないと個人的には考えている。
そして、社内でも異例のメンバー追加オーディションを行うことも同時に発表した。
新しい事をするとは、要所要所で聞いていたものの、まさかの展開でこれまた受け入れるにはなかなか時間がかかりそうでとにかく驚いた。
3人で飛躍し、夢を叶える姿を見たかった
正直言えばそれが本音ではある。
ただファンとしての想いを少し横に置いて一歩引いて見てみると
固定観念に縛られることなく、前向きに変化していく気持ちがあることって生きていく上ですごい強さだと思う。
メンバーが追加されるなら、それは全く別物に思えてじゃあ「timelesz」という元のグループにルーツがある名前にするべきだったのか?と思うこともあるけれど
「timeless」の2番のサビはこう綴られている
これは私の想像でしかないけど、改めてこの歌詞を聞いた時に、もしかしたら彼らはそれぞれに私たちよりもずっと先の未来を見ているんじゃないかと改めて感じたりした。
だから、この名前であること、この歌がルーツであることはそんなに不自然ではない気がしている。
それに、Sexy Zone、timeleszはファンにとってももちろん大切なものだけど
何よりも、彼らにとっては人生だ。
一度きりしかない人生の中で「timelesz」を選んで本気で夢を掴みにいく
これが正解の選択肢なのかどうかはまだわからない。
けれども今は安定ではなく、進化するための変化を選んだ彼らを称賛したいと私は思っている。
episode0。
その物語はまだ始まったばかりで
結末は誰にも想像できていないだろう
想像できないから不安で
想像できないから受け入れ難い
だけど
想像できないから面白くて
想像できないから無限大でもある
そして、
想像もつかないような大きな夢を
私はtimeleszと掴み取りたい。
長文にお付き合いいただきありがとうございました!
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