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初めての外来受診と乳がんの精密検査

前回は、病院を決めるまでのお話でした。

初めての大学病院外来の日

そしてついに大学病院の初診の日がやってきました。
この日は叔母に同伴してもらってはじめての外来。ほぼ3年ぶりの再会でしたが、叔母は会うなり目を潤ませながらハグしてくれました。久々の報告、再会がこれだもん…心配かけてゴメンネという気持ちでした。

久しぶりに会った叔母とは、これまでのことをいろいろ話しながら診察の順番を待っていました。待ち時間、ましてや病院となるといろいろ考えちゃいがちだけど、こうやって話せる相手がいると本当に気が紛れて助かりました。

しばらくしてから番号が呼ばれて診察室に入ると中に女医さんがいました。第一印象、とてもハキハキしていてサバサバとした人。この方が私の主治医になった人です。

クリニックでの生検の結果を説明してくれて、今後どういう検査があるかということを説明してくれました。

乳がんというのは、肺・肝臓・骨に転移しやすいとのこと。
まずいくつか精密検査をして転移の有無などを調べてから、今後の治療方針が決まると言うことでした。

乳がんの精密検査のいろいろ

検査の詳細は、ちょうど先日こちらでも詳しく書いたので引用させていただきます(笑)

どれもたいして痛みもないし、さほど苦痛ではなかったけれど、やるたびに「もしかしたら転移とかしてるのかな・・・」という不安はちらつきました。

実際、腰痛とか股関節痛がちょっとあり、さらには咳もたまに出ていて‥
結果的に腰痛は一時的なもの、股関節はもともと弱かったのもあって後日すり減っているという衝撃の事実が発覚(年齢的に早すぎ‥)。そしてこちらももともと、風邪もなにもすべてだいたい喉と咳、気管からくるので、単純にそれだったというオチ。

でもその時は、やっぱりなんでも紐づけてしまう。

自分の体を守るために、他者の声も聞く

そもそも、乳がんになったこと自体が想定外すぎたから、良くも悪くも「大丈夫」っていう自分の判断は、もう信用ならなくなっていたこともあります。ある意味それは今もです。

自分が大丈夫だと思っていてもそうじゃないかもしれない。でも逆もあります。

今後私がやっていくことは、自分の判断は大事にしつつも、客観的な立場から心や体の状態を見るようにするということかなと。

今は鍼に行ったり、体調変化メモをしたりと、なるべくいろんな声を聞くようにしています。
体力と気力が割とあるほうなので、つい勝手に動いて大丈夫だと思いこませてしまうことがあるようなので(^^;)これまた自覚ナシですが。

通院場所&仕事のストレスがなかったことはラッキー

病院を近くにしたこともあって、かつ仕事もほとんどストップさせていたので、検査日はいつでもどこでもOKでした。

そのため、1つの検査ごとに毎回通院。時には、他の人の予約の合間にすべりこませてくれたものもありました。これが遠かったらまとめなきゃいけないし、そうなると日程も限られるし、また大変だったろなぁと。

私はその後、卵子凍結をしたのですが、この時も毎日注射で通院。実は乳がん治療で通うよりもこっちのほうが頻度も多かったので、近くてよかった&フリーで仕事コントロールできてよかったと痛感しました。

すべての検査を終え、術前の検査結果を聞く日は、初回の外来から10日後のことでした。

>続く

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