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人生で一事を成す

「人生の豊かさとは、一番好きな人に出会えて、その人に尽くせること」


わたしの師の言葉です。
昨年、その師のマンツーマンコーチングを受講した時のことです。
「パートナーを得ることと、コーチになること。人生でどちらかしか得られないとしたら、どっちを選ぶ?」
究極の質問を一発目にされました。
わたし自身もコーチングを学び、実践している中で、2分もの間、答えに詰まって考えを巡らせたのは初めてでした。
そしてわたしが答えたのは「コーチ」だったのですが、結局は「パートナーだった!」と結論づけた出来事は、一生忘れることがないでしょう。

もしもあらゆる全ての中で、最も成し遂げたいことをひとつだけ挙げるとしたら。
それはやっぱり、一番大切なパートナーを幸せにするということに行き着くと思います。
自分、そして身近な大切な人たちの生活が安定していて、心身ともに健康で、良い人間関係を築いている時に、人は初めて心から本当に他人の幸せを願うことができます。
自分のことを後回しにして他人に尽くしたとしても、どこか心から満たされることのない寂しさや、自己不信、妬みやひがみに繋がっていくことがあります。
インサイド・アウトという言葉でも表されるように、まず、自分の内側からという考え方で生きられれば、本当の意味での豊かさが叶うのではないかと、わたし自身が実感しています。

「人生で一事を成す」


人生は長いようで短い。
一生で自分に何ができるのかを考え、その人生を賭して成し遂げる一事を探し続けるのは昔も今も変わらない。

どこかで読んだ言葉ですが、「事を成す」という言葉をとても大切にしているわたしの中で、すごく感銘を受けたのを覚えています。
プライベートにおいての一事は、パートナーを幸せにすること。
対してこの言葉は、対外的、つまりビジネスにおいて成し遂げることが何か、という意味と捉えます。
ビジネスとは、自分や家族以外の他人を幸せにすることで対価を得ること。
では、自分の「一事」とは何か。
それがわたしにとっては、コーチという仕事なのだと思っています。

自分の本当にやりたいこと。
自分が果たすべき今世での役割。

これらを見つけることは容易ではありません。
わたしも36年間かけてようやく見つけました。
でも、人には必ず何かその人にしか出来ないことがあり、良さがあり、無限大の可能性を秘めている。
そうわたしは信じています。
だからコーチとして、その人の本当に求める「一事」が何なのかを、一緒に見つけて成し遂げる過程を伴走していきたいと願っています。

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