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キューボサウルス / Cubosaurs

デザイナー:Fabien Tanguy
アートワーク:Kristiaan der Nederlanden
出版社:Catch Up Games, Engames
プレイ時間:20分
プレイ人数:2~5人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容

恐竜をドラフトで集めていくゲームです。各恐竜にはそれぞれ勝利点を獲得、もしくはマイナスになる条件が描かれていて、上手いことプラスになるように集めていくことになります。

ドラフトでは、最初にプレイヤーが山札のトップを公開します。それに対して、順番に各プレイヤーは、以下のどちらかを行います。

<各プレイヤーの選択肢>
・自分の場札を1枚公開カードに加えて隣に回す
・公開カードを全て引き取る

ちなみに、場札を加える場合は公開カードと同種のカードは追加できないので注意です。誰かがカードを引き取ったら、そのカードを自分の前に追加します。

恐竜の種類によって得点方法が異なる。
もちろん、マイナスになることもある。

恐竜カードはそれぞれ得点方法が異なり、枚数が少ない方が良かったり、逆に多い方が良かったり、セットを作らなければいけなかったりと様々です。

これを繰り返していき、山札からカードが引けなくなったら1ラウンド終了で、得点計算をします。その後、もう1ラウンド行い、2ラウンドトータルで得点の高いプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

そんなにぐるぐるとカードが回るような気はしない。

通常、ドラフトゲームでは自分が欲しいカードや相手を縛るようにカードを選択していくわけですが、このゲームのドラフトはどちらかと言うと不要カードを押し付けあうドラフトと言うイメージを持ちました。

欲しいカードが出れば引き取るだけなので問題ないのですが、明らかに不要なカードが出てきた場合は、「このカードいらんから回したいけど、これを足すとAさんめっちゃ得になるな…じゃあ、これを足してトントンに…」と言った具合に、他のプレイヤーの状況を見ながら、自分の場札を足していく事になります。

このような、なるべく他のプレイヤーの特にならないように場札を足していく部分は悩ましく面白いところだと思います。

また、カードを回すにしても、他のプレイヤー全員が不要になるようにカードを追加することは難しく、誰にカードを取ってもらいたいのか、誰に手前でカットしてもらいたいのかを考えてプレイをしていくことになります。

序盤はある程度広く待ちを作っておかないと、後半キツい展開が多いです。

上級ルールとして、集めると特殊なアクションが使えるDNAチップと言うものもありますが、個人的には特に入れなくても悩ましさはしっかりとあるゲームなので、まずは入れずに遊んでみて、その後で使ってみると良いかなと思います。

ドラフトっぽさはあまり強くなく序盤手広く待ちを作って、ゲームの終了に向けてどのように待ちを収束させていくのかが面白いゲームだと思います。簡単なルールで、ジレンマを味わえるゲームと言う感覚です。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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