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リバイビングカトマンズ / Reviving Kathmandu

デザイナー:Krisztina Felmery, Tamas Leidal
アートワーク:Livia Varga, Noppa Design Studio
出版社:Lemery Games
プレイ時間:20~40分
プレイ人数:2~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

ネパールで発生した大地震によって被災した、寺院や仏閣などの再建を目指すと言うテーマのゲームです。

ゲームは全部で8ラウンド。4ラウンドごとに前半と後半で分かれます。毎ラウンド、場には人数に応じたカードが場札として公開されます。カードには4種類の建物の一部が描かれており、これを組み合わせて建物を完成させていきます。

場札の隣には各プレイヤーがチップを置くスペースが用意されており、プレイヤーは手番順に手持ちのチップをそこに裏向きで置いていきます。

チップを使ってカードを競る。
使いきりで何を使ったかは公開情報。

各プレイヤーの持つチップは使いきりで、1~5の数字が書かれています。使ったチップは公開情報として、個人ボード上に並べられます。

全員置くまでチップの内容は非公開。4人戦ではチップの直線上にある2枚が競りの対象となる。

全員がチップを置いたら、同時にめくって公開です。競りでは常に2枚のカードを競る事になります。競りは以下の手順で勝ち負けを決めます。

1.チップの数字が大きい
2.対象のカードからチップの位置がより近い
3.チップが対象のカードの長い方の辺に隣接

カードを競り落とせなかった場合は、このラウンドで獲得したカードが2枚になるように、もう1つの山からカードをガチャ引きします。

通常、場札として競りにかけられるカードは半分ずつ異なる建物が描かれているため、2つの使い方ができるのですが、ガチャ引きするカードは1種類しかありません。要は、競り落とせないとちょっと弱いカードを獲得することになるわけです。

獲得したカードは手札として持っておく事ができますが、ラウンド終了時に3枚になるように捨てなければいけません。

ガチャ引きは同じものが描かれてるので、上の方の引いちゃうと手札で腐ってしまう。

競りが終わったら、手札を使って好きなだけ建設を行います。建物は1枚で完結する大仏から、4枚必要になる塔まであり、それぞれの建物は下の段から建てる必要があります。建物が完成すると、一番上のカードに書かれた得点、建物の色の統一ボーナス点、そして各プレイヤーの配置ボーナス点を獲得します。

カードを積み重ねて建物を作る。
色を揃えることも重要な要素。

4ラウンドこの流れを繰り返したら、残り1枚のチップを公開して、数字の大きいプレイヤーから捨て札を1枚獲得するか、額面の得点を得ます。

それが終わったら、チップを全て回収して後半戦です。後半戦が終わったらゲーム終了です。最後に建設途中の建物の得点を加えます。

■遊んだ感想

競りと言うよりかは読み合いのゲーム。

競りの形を取ってはいますが、非公開なのは未使用のチップの数字のみで、それ以外は公開された情報であるため、競りとしての感覚は薄いです。

イラストもいい感じで、カードを組み合わせるとちゃんと建物が完成する。

むしろ、誰に何のチップが残っていてどこにチップを配置したのかと言う情報から、どこに置いたら何が取れそうかを考えていくゲームだと思います。手番は後ろになるほど、情報が増えるので予想は立てやすいですが、置ける場所が限定されてしまうところもいい感じです。

また、場札が悪い時などはガチャ引きをした方が良いまであるので、敢えて負けにいくなんて事もあるのがニクいポイントです。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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