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スリーリングサーカス / 3 Ring Circus
デザイナー:Remo Conzadori, Fabio Lopiano
アートワーク:Edu Valls
出版社:Devir
プレイ時間:45~75分
プレイ人数:1~4人
■ゲーム内容
自分のサーカス団を作ってアメリカ各地で興行を行うゲームです。メカニズム的には、タブロービルドとエリアマジョリティかな?
ゲームは規定回数決算が行われるまで続きます。各プレイヤーは手番が来る度に『団員の雇用』もしくは『ショーの公演』のどちらかを行います。
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配置すると、即時効果があったり移動力が減ったりする。
『団員の雇用』は手札からカードを個人ボードに配置します。個人ボードは横に3列あり、それぞれの列が演目の役割をしています。で、そこにサーカス団員を配置するわけです。
配置できる団員カードは2種類あり、ピエロなどの前座みたいな団員はマネーカードと呼ばれ、メインパフォーマーになるような団員はチケットカードと呼ばれます。
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これらのカードには左上に1~16の数字が記載されており、それが雇う時に支払う金額になります。支払いは先程のマネーカードです。マネーカードの左上の数字を合計して充分ならカードを捨てることで支払いとなります。サンファンやレース・フォー・ザ・ギャラクシーみたいな感じですね(枚数ではないですが)。お釣りはでない。
団員は3つある演目のいずれかに配置するのですが、必ず左から昇順になるように置かれていきます。もし、雇用する団員の数字が最大でなければ、隙間を開けて差し込む事が可能です。
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最初の3列は終了時目標のプレイなので重要。
たとえば、演目が1、3、5、10みたいに並んでる時に8をプレイしたかったら10を右に動かして、5と10の間に8を差し込む。みたいな感じです。
雇う金額は先ほどカードの左上にある数字と書きましたが、実はそこにも仕掛けがあり列の右端のカードとの差額だけ支払う形になります。
ある列の右端が10で15のカードをその列に雇おうとすると、15-10=5金の支払いが必要と言う具合です。ちなみに、列の間に差し込む場合は常に無料となります。
配置するとカードに書かれた効果が発動し、覆った位置に書かれたボーナスが貰えます。ただ、覆った場所によっては移動力などが減る事もあります(大所帯になると移動が大変になるとか、そういう事ですかね)。さらには縦列を埋める事でもボーナスがあります。こちらはゲーム終了時勝利点カードがプレイできるため、結構重要です。
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小都市での公演は早い者勝ち。
さて、もうひとつのアクション『ショーの公演』についてです。公演は次の手順で行います。
<ショーの公演の手順>
1.サーカスの移動
2.ショーの公演
3.バーナムサーカスの移動(と決算)
サーカスの移動は自分のコマを移動して、公演を行う都市に向かいます。移動力は個人ボードで見えてる移動アイコン分です。この時に都市にコマが置かれている場合はスキップします。
目的の都市に移動したら、テント駒を置いて公演です。公演は3つの演目から1つを選んで行います。公演を行うと色々な物が貰えます。
<各都市で貰えるもの>
小都市:マネーカードが貰える。
中都市:チケットカードか勝利点が貰える。
大都市:勝利点が貰える。
小都市は無条件で公演が行えますが、早い者勝ち。中都市は全プレイヤーが公演できますが、個人ボードに示された台座の数によって貰える量が変わります。また、公演の演目に特定の種類のマネーカードが含まれていると、一時的に台座の数を増やせます。
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さらにその前に橙、後ろに紫があると追加の勝利点。
大都市は演目の中に特定のカードがないと、公演自体ができません。また、そのカードの前後で決まった団員が演技を行う事で、追加の勝利点を得ることができます。しかも、早く公演すれば、さらに追加の勝利点が貰えます。
最後にバーナムサーカス駒が移動します。バーナムサーカスは超人気のサーカス団でボードの外周を移動していきます。もちろん、誰かのテントがあるとスキップして動きます。
この駒は、ゲームの終了条件であると共に、決算トリガーでもあります。バーナムサーカス駒が大都市に到着すると決算が発生します。決算はその大都市が所属する色のエリアで、配置されたテント駒のマジョリティ争いです。そして、バーナムサーカス駒がボードを1周するとゲームが終わります。
最後に個人ボードの終了時勝利点を加えます。
■遊んだ感想
後半、急激にゲームが終わりに向かって加速していくエリアマジョリティ。
前半のゆるゆるした感じから、後半一気に終了に向けて加速していく部分が醍醐味で、「えっ?あと、2手番くらいしかないの?間に合わないじゃん!」みたいなことになります。
こうなる理由は、後半になるにつれて、ボードの小都市にテントが置かれることでバーナムサーカス駒の移動がスキップされることが多くなる事に加えて個人ボードが埋まることによる移動距離の減少もあるので、二重に加速するような形となるためだと思います。
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さらには個人ボードをどのように構築していくかを考えるのも悩ましくなっています。団員を配置する場所によって終了時勝利点や台座が獲得できる量や大都市公演による勝利点が変わるため、より多く得点を獲得できる配置を目指したくなります。
でも、中盤くらいから、なかなか雇ってる暇がなくなってくるんですよね。。。
ルールの複雑さ :★★★★★★☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆
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