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コロレット / Coloretto

デザイナー:Michael Schacht
アートワーク:Michael Schacht, Guido Favaro, Oksana Svistun
出版社:ABACUSSPIELEMöbius Games
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

いろんな色のカメレオンをまとまった枚数集めるカードゲームです。各色、集めた枚数に応じた得点が入るようになっています。ちなみに、カードは7色で、さらにオールマイティと生点2点のカードが追加されています。

左端がオールマイティ。ゲーム終了時に好きな色として扱える特殊カード。

しかしながら、プラス点に出来るのは3色まで。4色目以降は全てマイナス点となります。しかも、プラス点もマイナス点も計算方法は変わりません。

ゲームは山札から最終ラウンドカードがめくれたら、そのラウンドの最後まで行ってゲーム終了となります。

各ラウンドでは最初にプレイ人数と同じだけスロットが用意されます。そして、ラウンドが始まるとスタートプレイヤーから山札からカードを引くか、どこか1か所のスロットをまるごと引き取るかを選びます。

山札からカードを引く場合は、引いたカードを何れかのスロットに配置します。各スロットには配置できるカードの上限があり、それを越える形でカードを配置することはできません。故に、全てのスロットが埋まっている場合はこのアクションを選ぶことはできません

自分だけが得するように置きたいけど、なかなかうまくいかない。なお、4人だと各スロットに3枚ずつ置ける。

スロットを引き取る場合は、どこか1スロット指定してそこのカードを全て獲得します。いらないカードももれなく付いてきます。スロットを引き取ったらラウンドから抜け、そのスロットはこのラウンド中、カードを置いたり引き取ったりはできません。獲得したカードは色別にして自分の前に枚数が分かるように配置します。

どこか1列選んで、置いてあるカードを全て持っていく。その列には、このラウンドもうカードを置けない。

簡単。

ゲームが終了したら、得点計算です。最初にオールマイティがあれば、それを何れかの色に追加します。その後、好きな色を3色選んでプラス点とし、他の色をマイナス点として計算します。さらに生点のカードを持っていれば、それを加算します。

各色MAXは6枚で21点。1枚なら1点しかないので、マイナスになっても誤差みたいなもの。

合計点の高いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

1枚くらいは誤差。

カードを引くか列ごと引き取るかと言う非常にシンプルなシステムの中で実現している二重のジレンマが面白いライトゲームです。

二重のジレンマと言ったのは、カードを引くか引き取るかが悩ましいのはもちろんのこと、引いたら引いたで、どこに置くのかがまた悩ましいからですね。

相手の得にならないように、かつ自分はなるべくお得な列を作りたいと言うわがままをどこまで押し通せるかをしっかり考える事になるので、実はちょっとゲーマーよりなのではないかと思っています。

あまり種類を取りすぎるとマイナス点が膨らみますが、そこら辺は全体的な損得勘定で、どこまでを『誤差みたいなもん』と突っ張れるかにかかってきます。


ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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