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ボーナンザ / Bohnanza

デザイナー:Uwe Rosenberg
アートワーク:Björn Pertoft
出版社:AMIGO
プレイ時間:45分
プレイ人数:3~5人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容

自分の畑に豆を植えていき、それを収穫・売却することでお金を稼いでいくゲームです。

ゲームは3回山札が枯れるまで続いていき、時計回りに手番が回ってきます。手番には、「手札をプレイして、畑に豆を植える」「山札から2枚カードをめくって、誰かの畑に植える」「カードを3枚引く」を順番に行います。畑はゲーム開始時に2つずつ用意されているため、最大で2種類の豆を育てる事ができます(お金を払って3つめの畑を買えたりもします)。

20豆いらないんで、無償であげますよ?

このゲームの制約として、手札の順番を変えることができないと言うものがあります。これは、手番の最初にカードを畑に植える時に、植える順番が決められていると言う事です。さらに、植えた後の山札から引いた2枚もどこかに植えないといけません。もちろん、畑が空いてなければ育ててた豆を即座に売るなり捨てるなりする事になります。

そこで、このゲームのもう1つの特徴が活きてきます。それが『交渉』です。山札から2枚が公開されると手番プレイヤーは他のプレイヤーと交渉する事が可能になります。場に公開されたカードはどこかに植えなければならないので、自分の畑で育ててる豆と一致するなら良いのですが、そうでない場合は誰かに植えてもらわないといけません。

18豆は自分で植えれるけど、12豆は現状では植えられないので、誰かに植えてもらうか?換金して、自分で植える?

と言う事で、「12豆要りませんか?14豆と交換で…なんなら20豆もつけますよ!!」みたいな交渉が始まります。さらに、ここで効いてくるのが手札の順番。そうです。順番を変えれないのであれば、不要なカードは交渉で一緒に押し付けてしまえば良いのです。

交渉と言うとハードルが高そうに見えますが、カードにはその豆が何枚あるのか枚数が書かれていて、大体の価値は分かるようになっています(12豆は12枚存在してます)。ですので、初めての方でもそこまで難しくはないと思います。

18豆を換金するなら、4枚のうち1枚を裏返して手元に
置いといて、残りを捨て札に。

育てた豆はいつでもお金に変えることができるのですが、お金はカードの裏面になっているので、お金に換金されると徐々に枚数が減っていきます。3周目にもなるとかなり山札は痩せ細り、「えっ?これ、後2手番くらいしかなくない?」って言いたくなるような枚数になっていたりします。

■遊んだ感想

12豆出すんで、14豆くれません?

カタンの交渉部分を取り出したようなゲームで、カードの順番を変えられないのが小憎らしいところです。善意と見せかけて、実はいらないカードを相手に処分させている事もままあります。

プレイヤーに課せられた制約の中で、ゆるめの交渉を楽しみながら進んでいくゲームなので、交渉ゲームにチャレンジしてみたい方やカタンをやるほどの時間がない時に取り出して、サクッと遊ぶのに適したゲームだと思います。

カードに豆の価値が書かれているので、この交換をしたらお互いどれくらい儲けられるのかな?くらいの損得勘定で気楽に交換していくのが面白いゲームです。

また、希少な豆は何枚換金されたかで、実はもうお金にならないとかありえるので、何がどれくらい換金されたかなんて所もポイントになります。

はじめに山を見て「これ、3回なくなるまでやるのは結構かかりそう。」と思うかもしれませんが、3週目にはごっそりなくなってるので、驚くほど手番が回ってこないです。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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