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ファイブタワーズ / 5 Towers

デザイナー:Kasper Lapp
アートワーク:Annika Heller
出版社Deep Print Games, Pegasus Spiele
プレイ時間:15~30分
プレイ人数:2~5人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容

自分の手元に5種類の塔を作っていくゲームです。毎回、規定枚数のカードが山から公開され、それを競り落としていく形でゲームが進みます。

競りで吊り上げるものはカードの獲得枚数です。すなわち、場札を何枚獲得して塔に追加するかを競るわけです。

5枚のカードのうち、何枚獲得するかを競る。カードによっては自分の塔を1段崩す必要がある。

塔はどのように建てていくかと言うと、数字が降順になるように作り上げていく必要があります。つまりは土台の方が数字が大きいわけですね。

となると、公開された場札の中には塔の建築ルールに当てはまらないものが出てくる事もあり得ます。その場合は既に建設された塔を一段まで崩す事ができます。二段以上崩さないといけないようなカードはそもそも競りで獲得すると宣言してはいけません。

崩した塔カードは横に避けておき、ゲーム終了時に失点となります。失点は1枚目は-1点、2枚目は-2点、3枚目は-3点と言った具合に、階段のように上がっていきます(3枚なら合計で-6点ですね)。

塔カードの中には特殊カードが存在しています。上に全ての数字が置ける『8』、下の段が『0』以外なら置ける『9』、そして塔の先端として、その塔の点数を2倍にする『0』の3種類です。これらを上手く使いながら塔を伸ばしていきます。

『9』を使って数字をいったんリセット。
ちゃんと塔のイラストが繋がるのはエライですね。

得点は建設した塔カードが1枚1点。さらに最も高い塔は1枚1点、そして『0』が建設された塔はさらにさらに1枚1点となります。そして、最後に破壊した塔の失点を引いて最終的な得点となります。

■遊んだ感想

やってることは競りだけど、本質的には競りじゃない。

競りゲームなのですが、競る内容が獲得する枚数なのでカードが公開された段階で、ある程度誰が何枚宣言できるかが見えています。ですので、遊んでいると「まあまあ、そうなるよね。」みたいな事が比較的ありました。

また、選択肢は多くないので競り特有の相場感のようなものは強くありません。考えどころの多くは、もう1枚取るか否かになってくると思います。

システムはシンプルでプレイ時間もそんなに長くないのですが、色々な方に進められるゲームかと言うと、好き嫌いが結構でそうな気がします。

ちなみにカードのイラストをよく見てみると、どこかで見たことがあるものが描かれてます。日本語版はこのままじゃ難しい…かな?


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★☆☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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