見出し画像

勤労感謝の日に寄せて〜疲れやすい人に愛を持って接して欲しい〜

昨日、夫の仕事を手伝い、私は生きることが楽になったなあ、とつくづく思いました。

仕事をしたあと、遅い時間になり、居酒屋にみなで行きました。

私は夜遅くまでリラックスして、ただただ会話を楽しんでいました。

何も隠すことはなく、ハートから誰とでも今の私は正直に話せるので、リラックスしていられます。

今はあらゆる席で、私らしくただ居られる、と感じています。

が、かつての私は働いたあとのお酒の席や集まりが苦手でした。

なぜなら働いたあとは、身体がいつも疲れ切っていて、私、このあとちゃんと帰れるかな?と不安に思うくらい、ギリギリの状態で何とか毎日を切り抜けていたからです。


若い頃は体重もギリギリをキープし続け、なかなか太ることが出来なかったため、尚更体力も精神力も脆弱な状態でした。


トラウマを抱えながら生きている人は、幸いにも幼少期に傷つきが少なく生きてこれた人よりも、常に過緊張のため、異常に疲れやすい、身体が脆弱にならざるえないことが多いです。


自分自身に安心、安全を感じられず、脳の神経回路はいつもアラームを鳴らしている危機状態にあります。

そのような状態では何をしても疲れやすく、なんなら何もしなくても疲れているのが通常モードなので、仕事時間にプラス飲み会が加わり、夜遅くなるほどに、頭がクラクラし、目の前が真っ暗になって貧血を起こしそうになったり、気分が悪くなったり、人知れずさらにいろんな症状が出てくることを私はいつも恐れていました。


特に20代は、摂食障害であることを人に言ってはいけない、身体も心もすでに弱っている、という事実を言ったら大変なことになる、とさらに緊張感を強めていました。


当時は、摂食障害についての知識がない人の方が一般的であり、実際身近な家族や親戚に言ってすでにたくさん傷ついてきていたので、これ以上もう傷つきたくない!という防衛も強かったと思います。


本当のことは言えない、
病気を悟られてはいけない、
でも身体も心ももう限界だ、


という状態で働いているので、いつもの何かがプラスされればすぐに極限状態になります。


私は本来人がずっと好きだったと感じますが、トラウマゆえ、仕事のあとの宴席や集まりを楽しむ余裕さえない状態でした。


そうしてトラウマゆえ、人と親しくなる機会をさらに逃しやすく、孤独を感じているにも関わらず、そのような2次災害、3次災害で孤立感を一層強めます。


なぜ、今日この記事を書いているかと言うと、どの会社においても、かつての私と内側に似たような葛藤と混乱を抱えながら働いている人が、少なからず必ずいる、と感じているからです。


私は自分の近くでそのような人を感じると、声をかけますが、やはり避けられたり、断りの言葉を出されることもあります。


が、表面的にはそうではあっても心の深い部分では、リラックスして人と繋がりたいという気持ちも、内側には隠し持っているのではないか、と感じています。

話しかけてあちらが断るのはいいのですが、あいつはどうせ来ない、付き合い悪いから、とはじめから声をかけない、または来ることを強要するのは一層、緊張、防衛を強めます。

来たかったらいつでもどうぞ、と、オープンに温かい眼差しで、周囲が見守ってあげて欲しい、と思います。


そのように自分を愛せなく、孤立感や防衛が強い人は、自分も誘われない方がいい、1人がいい、と感じている場合も多いと思いますが、それこそが強い防衛である場合があります。


そういう方にこそ、誰からか愛されている、気にかけてもらっている、自分という存在を大切に尊重されている、という他者からの眼差しが1番必要な方です。

あらゆる人が人の愛で気持ちが緩み、その人らしく、人のなかで生かされている喜びを感じながら生きれることを心から祈っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?