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僕の昭和スケッチ

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「僕の昭和スケッチ」は、昭和レトロを描いたライフワーク画集です。誰の心にもある遠い日の思い出を描いていければと思っています。毎週月曜更新予定(祝祭日を除く)。
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2023年6月の記事一覧

「石鹸の歴史」僕らの生まれる前の昭和の暮らし

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ193枚目 この「僕の昭スケッチ」は第二次世界大戦後の昭和をモチーフにしている。 僕が一番よく知っている時代は僕の生きた時代だからだ。 けれど、言うまでもなく昭和元年は1926年、昭和天皇の御即位から始まっている。調べると、カレーが10銭だった時代だ。僕らの生まれるずっと前の時代だ。 今日はその僕らの生まれる前の昭和の暮らしについて少し調べてみた。 暮らしの必需品、「石鹸」のことを。 上は、昭和7年の花王の新聞広告を描いたもの(原広告

「砂くじってどんな魚?」田舎で一度だけ釣れた思い出の魚

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ191枚目 三水川 子供の頃の夏休み、黒野村の三水川でよく魚釣りをした。 三水川は田畑の中を流れる小さいけれど美しい川だった。 ある日いつもの様に従兄弟と釣っていると見たこともないような魚が針にかかった事がある。15センチ程の魚体だった。 僕は岐阜市内で育ち、長良川などでよく釣りをしたのだけれど、それは初めて見る魚だった。僕が興奮気味に魚を手に取ると、後ろで従兄弟が「ゆう君、砂くじじゃ」とつまらなそうに言った。 つまりは、田舎では誰

「サイモンとガーファンクル」今も心に残る昭和の洋楽♫/サウンド オブ サイレンス

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ190枚目 今日は僕が高校時代にすごく好きだったサイモンとガーファンクルの記事をお届けします。サイモンとガーファンクルは、間違いなく昭和の洋楽ポップシーンを代表する忘れられない二人です。 実は、僕としてはこの二人の絵をもっと早く僕の昭和スケッチで描きたかったのです。けれど、ずいぶん遅くなってしまいました(昭和スケッチも早190枚目です)。 きっと、若い頃に本当に好きな女の子の事は友達にも中々話せない・・・、照れますが、そんな気持ちと何